KCGI・KCG留学生校友大会開催 新入生を迎え,新しい年を祝いました

たくさんの新入生をKCGファミリーに迎えました(2025年4月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)
たくさんの新入生をKCGファミリーに迎えました(2025年4月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)

京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG),京都日本語研修センター(KJLTC)は2025年4月12日,新入生歓迎会とネパール暦での新年(ビクラム暦2082年)のお祝いを兼ねて,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校の6階大ホールで校友大会を開催しました。KCGグループで学ぶネパール,インド,スリランカ,バングラデシュをはじめとする南アジアからのたくさんの留学生たちが,楽しい時間を過ごしました。

校友大会は,留学生たちが先生らと協力しながら企画。司会や受付など,運営スタッフも学生らが務めました。最初に,寺下陽一KCGI学長・KCG京都駅前校校長が「来日したばかりでまだ日本に慣れていない新入生も多いと思います。日本の生活に慣れている先輩たちは,新入生を助けて,皆がしっかりと勉強に集中できるようにしてください」とあいさつ。続いて各国の歌やダンスが次々と披露されました。先生方が飛び入りでステージに上がりいっしょに踊り出す場面もあり,新しくKCGファミリーに加わる仲間を迎え,大いに盛り上がりました。

KCGグループの2025年度入学式が挙行されました

桜が満開となった春の良き日に挙行された2025年度KCGグループ入学式(2025年4月5日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
桜が満開となった春の良き日に挙行された2025年度KCGグループ入学式(2025年4月5日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都日本語研修センター(KJLTC),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2025年度入学式が4月5日(土),KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。AIの開発・利用が急速に進み,ITをめぐる環境が大きく変化する中,ITと自動車整備の専門知識,高度な技術を身につけようという意欲十分の新入生が,5万人以上の修了生・卒業生を擁するKCGファミリーに加わりました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

コンピュータ・IT教育の歴史と実績を誇るKCGグループには,将来展望を見定めた国内外の若者が集まります。高いスキルのIT人材を社会が強く求めていることも背景に,KCGIの入学定員が2025年度から開学時比12.5倍の1000名となるなど入学者が増え,式典は午前にKCG・KJLTC・KCGI・KCGM,午後にはKCG留学生と2回に分けて実施されました。満開の桜に彩られた春の好日。大ホールは希望に満ちた新入生と保護者の笑顔であふれました。

入学式では,1963年に日本で最初のコンピュータ教育機関として創立されたKCGとKCGグループの歩みを紹介するビデオの上映後,長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長が式辞を述べました。長谷川総長は「近年,IT分野は驚異的な進歩・発展を続けています。また,インターネットの目覚ましい普及により人類社会ではサイバースペースが劇的に発展し,もはや欠くことのできない『人と人とをつなぐ場所』となっています。コンピュータの黎明期にその教育機関として創立した本学は,インターネットの分野においては,その草創期より最先端に関与し続けています。そのような本学において,みなさんにはITを存分に学び,時代の最先端を行く学生になっていただきたい」と求めました。そして「在学中に,生涯の宝となるような友達をできる限り多くつくってください。友達同士で励まし合いながら十分に研さんを積んでください。優秀な先輩たちに続き,自信に満ちた修了生・卒業生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」と励ましました。

続いて寺下陽一KCGI学長が式辞。寺下学長は,「今後の社会においては,AIがその技術基盤として発展してゆく情勢となります。そして,ここにいるみなさんはその重要な技術基盤を支える重要な使命を担うことになります」としたうえで,AI技術の社会的影響について,「『技術』というものは人類にとって必ず『プラス/マイナス』の両面があるわけで,『マイナス』をできるだけ減少するためには,専門技術者が正確な情報を広く発信し,社会全体の思考を正しい方向に導くような,すなわち社会啓蒙活動に多少なりとも参加する必要があるのです」と見解を述べました。さらに「これから何年間か,みなさんはIT・AIに関する多くの理論,技術についてしっかりと学習することになります。その際に,今述べた倫理的な思考法というものについても学んでいただければうれしく思います」と求め,新入生を歓迎しました。

これを受け,新入生代表として第1部はKCGI応用情報技術研究科ウェブビジネス技術専攻の川口さん(KCGゲーム学科出身),第2部ではKCG情報処理科のベルリノさん(インドネシア出身)が宣誓の言葉を述べました。「ITの発達に伴い高度情報社会となった現代において,誰もが必要な情報を有効に活用できる,豊かで安全・快適な社会をつくり出すことが,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。理想の情報化社会の実現に貢献するため,専門知識や技術とともに,『豊かな創造性』を養うことを目指して,日々成長できるよう,努力します」と力強く誓いました。

式典後,新入生たちは学生証などを受け取り,新たな学業生活をスタートさせました。第1部の後には,保護者懇談会が催されました。

式辞を述べる長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる長谷川亘 学校法人情報大学・KCGI・KCG・KCGM総長(同)
式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
新入生代表が宣誓の言葉を述べました(同)
新入生代表が宣誓の言葉を述べました(同)
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KCGIが韓国・済州特別自治道,国立済州大学校と「ランケーション」協定

KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校が,「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結(2025年3月31日午前,韓国・済州市の済州大学校Liberal Arts Lecture Building内)
KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校が,「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結(2025年3月31日午前,韓国・済州市の済州大学校Liberal Arts Lecture Building内)

京都情報大学院大学(KCGI)は2025年3月31日,韓国・済州特別自治道および国立済州大学校との三者で,LearningとVacationの合成語で表現される「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結しました。また,かねてより協力関係にある済州大学校との二者間では同日,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」も新たに締結。済州市の済州大学校で開かれた2協定の締結式にはKCGI側から長谷川亘KCGI・京都コンピュータ学院(KCG)・京都自動車専門学校(KCGM)総長はじめKCGグループ関係者,済州特別自治道からはオ・ヨンフン知事ら幹部,済州大学校からキム・イルファン総長らが出席しました。KCGグループは済州大学校ほか世界の大学・教育機関との協力関係構築を推進していますが,体験学習協定は初めてです。

「ランケーション」は,学術目標と文化の探求を融合させた教育旅行を通じて「体験学習」の機会を得ようという,近年始まった新しい教育プログラム。済州特別自治道(=済州島)は,自然・歴史・文化の豊かな韓国内屈指の人気旅行先で,日本からも多くの観光客が訪れます。締結式で長谷川総長は「日韓両国において有名な済州島が,今度は国際的なランケーション発祥の地となるよう,できる限りの支援をする所存です」とあいさつ。2025年8月にも日本から済州島へのランケーションを実施すべく,KCGグループの学生を募集する計画を進めていることを紹介しました。

済州大学校との新たな協定は,韓国側から日本側への留学生派遣を通じて,デジタル経済のグローバルビジネス環境においてITに精通した高度な専門職業人材を養成するのが目的。大学での専攻にかかわらず,留学先のKCGIでは「人工知能」など9つの専門分野から1つを選択して修士課程に進むことができます。済州大学校の学部3年課程を修了もしくは協力教育プログラムの3年を修了していれば,KCGIに留学して取得した1年分の単位が,済州大学校の卒業に必要な単位として認定される仕組みです。
あいさつで長谷川総長は「新たな協定が,双方のさらなる発展とIT教育の充実に大きく寄与すると確信します」と期待を述べました。

国立済州大学校は1952年に創立,13の学部と医学専門大学院,法学専門大学院など10の大学院をはじめ,数多くの付属施設を有する総合大学です。KCGIとはすでに20年の協力関係が続いています。2006年,ICT分野の教育・研究や相互の人的交流などを目的とした学術交流協定を結び,2008年にはインターネット上で双方の学生が受講できる日韓サイバーキャンパス構築で合意しました。2010年には,単位を互換しながら双方の学位が取得できるデュアルディグリープログラムを運営する協定を締結。2024年には多言語教育のノウハウ共有を目的とする学術交流協定を結んでいます。
なお,2024年2月に国立済州大学校名誉工学博士の学位が長谷川総長に授与されました。

締結式は,KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校の三者協定が3月31日午前,KCGI・済州大学校の新協定は同日午後。締結式の後には済州大学校アラミューズホールで,済州大学校オーケストラと,世界的ピアニストの多川響子KCGI教授の合同演奏会が開催されました。

KCGI・国立済州大学校が,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」を締結(2025年3月31日午後,韓国・済州市の済州大学校総長室)
KCGI・国立済州大学校が,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」を締結(2025年3月31日午後,韓国・済州市の済州大学校総長室)
国立済州大学校オーケストラと多川響子KCGI教授の合同演奏会(2025年3月31日午後,済州大学校アラミューズホール)
国立済州大学校オーケストラと多川響子KCGI教授の合同演奏会(2025年3月31日午後,済州大学校アラミューズホール)
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防犯動画・ポスター制作のKCG・KCGI学生に京都府警・京都市がお礼

防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,京都府警,京都市から感謝の言葉とお礼の品が贈られました(2025年4月1日,KCG京都駅前校/KCGI京都駅前サテライト大ホール)
防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,京都府警,京都市から感謝の言葉とお礼の品が贈られました(2025年4月1日,KCG京都駅前校/KCGI京都駅前サテライト大ホール)

京都府警察本部サイバー対策本部サイバー企画課と京都市文化市民局くらし安全推進課は2025年4月1日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライトを訪れ,防犯動画やポスター制作に協力したKCGアート・デザイン学系とKCGIの学生たちに対し,「犯罪防止の啓発につながり,市民や観光客の方々の防犯意識を高めることができました」と感謝の言葉を贈り,お礼の品を手渡しました。動画は2025年1月から京都市役所内モニター(5カ所)と,JR京都駅南北自由通路および地下鉄四条駅デジタルサイネージで放映されました。SNS詐欺対策を啓発するポスターは4月から京都市内の警察署および書店に掲示されています。

KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホールに担当した学生たちがオンラインを合わせて集い,一原斗誉秀・京都市くらし安全推進課長が「みなさんのご協力で,犯罪には気をつけようという啓発ができ大変ありがたく思っています。こうした取り組みで学生のみなさんにも防犯の意識を持っていただけたのではないかと思います」と感謝しました。制作した学生は「動画を多くの方に見ていただいて,みなさんの役に立てたかなとうれしくなりました」「外部の方とのやり取りも含め,実際の仕事の進め方と近いのかなと思い,学生のうちからとてもいい経験ができました」などと話していました。

これまでに性犯罪防止につながるスマートフォンアプリ開発(KCG,2015年)や,「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」締結(KCGグループ,2016年)などでつながりのあった京都府警と京都市から動画制作の打診があったのは2024年春。学内で制作者を募集したところ,痴漢・盗撮対策動画をKCGの学生9名,客引き防止動画をKCGIの学生2名が担当することが決まり,9月から府警,市の担当者と協議を重ねながら制作してきました。完成した動画はそれぞれ縦,横の2パターンがあり,イラストを使うなどしながら「盗撮は犯罪 一度の行為で大切なものは 一瞬にして失われていきます」「客引きにはついていかないで はっきり断ってください!」といったメッセージを強く打ち出しました。ポスターはB3サイズで,学生らしい若者の視点から制作され,「SNS型投資詐欺にだまされないで 必ず儲かるなど 甘い言葉に注意しよう!」と呼び掛けています。

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「学校法人 情報大学」に変更,グローバル展開に対応

京都情報大学院大学(KCGI)を運営する「学校法人 京都情報学園」はこのほど,学校法人名を「情報大学」に変更することを文部科学省に申請し,認可されました。英語名称は「The University of Informatics」とします。

古都・京都の地に日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学した本学は,当初よりアジアNo.1を目指しています。これまでに日本国内の学生をはじめ,英語による講義を多数開講していることもあってアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国から多くの留学生が入学,入学定員は創立当時の80名から2025年度には1,000名へと大幅に増えました。また,京都本校,京都駅前サテライトのほか,京都以外にも札幌,東京にサテライトがあり,今後も各地に増設していく計画です。よりグローバルな展開につなげるため,法人名においても京都に限定せず,世界における日本の大学名として,地理的限定のない名称とすることにしました。

本学は情報系と経営系2つを専門領域としています。▽人工知能 ▽データサイエンス ▽ウェブシステム開発 ▽ネットワーク管理 ▽グローバル・アントレプレナーシップ ▽ERP(Enterprise Resource Planning)▽ITマンガ・アニメ ▽観光IT ▽ITエンターテインメント-の9つの専門分野を置き,IT応用分野のトップリーダーを育成,産業界が求める有能な人材を輩出してきました。実務経験が豊富な教授が多いのも特長です。修了すると日本におけるIT応用分野の最高学位である「情報技術修士(専門職)」を取得できます。

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東近江市レインボー大使の芸術情報学科・岩井さん「ふるさとの魅力伝えたい」

紅葉が美しい永源寺で市の観光パンフレットのモデル撮影に臨む岩井さん
紅葉が美しい永源寺で市の観光パンフレットのモデル撮影に臨む岩井さん

京都コンピュータ学院(KCG)芸術情報学科マンガ・アニメコースの岩井さんは,ふるさとの観光振興や情報発信などイメージアップを担う「東近江市レインボー大使」(滋賀県)を務めています。岩井さんはこれまでに市内外の各種イベントに参加して花を添えているほか,市のパンフレットのモデル役やローカルテレビ・ラジオへの出演などで大活躍。「自然豊かでたくさんの魅力ある東近江市をもっと多くの方に知っていただけるように,また地元の方々にはあらためて感じてもらえるように精いっぱい頑張っています」と笑顔で話しています。

市の成人式実行委員会副委員長を務め,伝統の大凧揚げに制作から成人式当日のイベントまで携わった際,大凧保存委員会のメンバーと交流しているうちに地元のことをもっと知りたいと感じるようになったという岩井さん。レインボー大使にエントリーし,2024年4月に同市観光協会から会社員の女性とともに委嘱されました。

その後,岩井さんはレインボー大使として草津市の琵琶湖畔で開催される西日本最大級の野外音楽イベント「イナズマロックフェス」や,愛知県のテレビ局が主催する「トラベルランド」,近江商人の邸宅が今なお残る五個荘町金堂町を舞台にした恒例の「ぶらっと五個荘まちあるき」などに参加。2025年3月1日に五個荘地区にある近江商人屋敷で開かれた,雛(ひな)人形の衣装を身にまとった人たちが雛壇に並ぶ「にんげん雛絵巻まつり」では,お雛様役を務めました。これらの活動を通じ岩井さんは「いろいろな新しい体験をしました。これまでに知らなかった東近江市の良さをたくさん発見でき,ふるさとがますます好きになりました」と話しています。岩井さんは市のおススメとして,観光地としては紅葉が美しい永源寺,イベントでは「ぶらっと五個荘まちあるき」,グルメでは池田牧場のジェラートを挙げてくれました。

デザインに興味があったという岩井さんは現在,KCGでさまざまな知識と技術を修得中で,最近は写真・映像関連の勉強を頑張っているといいます。オープンキャンパス学生スタッフを務め,KCGの魅力発信にも奮闘。将来は観光関連の仕事に就きたいと希望しています。

「東近江市レインボー大使」は,市合併前の旧1市6町を7色の虹で表し名づけられたそうです。岩井さんは19代目です。

東近江市の五個荘を代表する近江商人,旧松居久右衛門邸「マーチャントミュージアム」のハート窓(猪目書院窓)を背景に撮影。パンフレットや市のホームページ,SNSなどで使われました
東近江市の五個荘を代表する近江商人,旧松居久右衛門邸「マーチャントミュージアム」のハート窓(猪目書院窓)を背景に撮影。パンフレットや市のホームページ,SNSなどで使われました
「ぶらっと五個荘まちあるき」では人力車に乗って笑顔を振りまきました
「ぶらっと五個荘まちあるき」では人力車に乗って笑顔を振りまきました
地元のカフェ「茶ろん 坪六」でモデル撮影。「とっても美味しいパフェ,東近江市に来たらぜひ足を運んでください」
地元のカフェ「茶ろん 坪六」でモデル撮影。「とっても美味しいパフェ,東近江市に来たらぜひ足を運んでください」
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KCG留学生校友大会を開催 国籍や先輩・後輩の枠を超えて絆を深めました!

頑張っている留学生たちに校友会奨励賞が授与されました(2025年3月9日,KCG京都駅前校)
頑張っている留学生たちに校友会奨励賞が授与されました(2025年3月9日,KCG京都駅前校)

KCG(京都コンピュータ学院)留学生校友大会が2025年3月9日,京都駅前校で開かれました。在学生に加え卒業生,2025年度入学生,2026年度の入学希望者ら母国を離れ情報処理技術者を目指してKCGに集った留学生たちが,国籍や先輩・後輩の枠を超えて絆を深めながら励まし合いました。

はじめに2024年度に学業や学校での活動に頑張った学生らに校友会学習奨励賞を,たくさんの新入生を推薦した学生らに校友推薦賞を授与。寺下陽一KCG京都駅前校校長・京都情報大学院大学(KCGI)学長が栄誉を讃えました。続いて在学生の代表がスピーチし,それぞれの学んでいることや頑張っていること,将来の目標や後輩へのメッセージを語りました。歓談ではこれから入学する留学生たちが,熱心に先輩たちに質問をしている姿も見られました。

KCGでは世界各国からのたくさんの留学生が学んでいます。卒業生たちは,KCGで身につけた技術や知識を活かして日本や母国で活躍しています。

在学生の代表がスピーチし,後輩へメッセージを贈りました
在学生の代表がスピーチし,後輩へメッセージを贈りました
先輩も後輩も先生たちもいっしょに盛り上がりました
先輩も後輩も先生たちもいっしょに盛り上がりました

KCGグループの2024年度学位授与式・卒業式を挙行しました

2024年度のKCGグループ学位授与式・卒業式。第二部はKCG・KJLTC・KCGMの卒業式を挙行しました(2025年3月14日午後,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)
2024年度のKCGグループ学位授与式・卒業式。第二部はKCG・KJLTC・KCGMの卒業式を挙行しました(2025年3月14日午後,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホール)

京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG)および京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)の2024年度学位授与式・卒業式が2025年3月14日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト6階大ホールで挙行されました。AIの開発・使用が急ピッチで進むなど社会のデジタル化が加速度を上げ,IT分野における優秀な人材,デジタル化著しい自動車業界でITスキルを備えた整備士を求める声が一段と高まる中,豊富な知識と高い技術を身につけ自信と希望にあふれた修了生・卒業生が,学び舎を巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。今後のご活躍を心からお祈りします。

近年の学生数増加に伴い式典を2回に分け,午前の第一部はKCGI,午後の第二部はKCG,KJLTC,KCGMを挙行しました。春のよき日,多くの修了生・卒業生と保護者が参集した大ホールは,華やかな雰囲気に包まれました。KCGI札幌サテライト・東京サテライトなどのみなさんのため,式典はオンラインでも配信されました。

KCGIの寺下陽一学長が修了生代表に「情報技術修士(専門職)」の学位記を,KCG各校とKCGMの校長がそれぞれ卒業生代表に卒業証書と高度専門士・専門士称号授与書を授与しました。続いて,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞,優秀プロジェクト賞に選ばれた修了生・卒業生に,顕彰状・賞状,盾・記念品が贈られました。

式辞でKCGI・KCG・KCGMの長谷川亘総長は,「みなさんは,本学においてITに関連する多くの知識・技術を修得されました。IT分野は,技術の進化とともに驚異的な発展を続け,とりわけAIは開発競争がますます激化しています。本学の修了生・卒業生に対しては,各界から大きな期待が寄せられています。身につけた知識と技術を活かし,社会人となってからもさらにスキルを高め,より良い社会を築いていくために貢献していただきたいと願っています」と激励。「みなさんは,5万人以上の修了生・卒業生による人的ネットワークである『KCGファミリー』の一員です。社会に出ると,先輩と出会う機会が必ずあります。そのとき,『自分は後輩です』と自信を持って名乗り,良き人間関係を築いて,それを強固なものにしてください」と要望したうえで,「本学の伝統と実績は,たゆまぬ努力を続けられた先輩方によって築き上げられたものです。本学KCGグループは,修了生・卒業生のみなさんと共にさらに発展していく所存です。みなさんの今後のご健勝とご活躍を心からお祈りいたします」と,はなむけの言葉を贈りました。

寺下学長は,「『新しい技術が社会にどのような影響を与えるか』という問いは,人類にとって数万年前からの重要課題でありました。『技術』というものは人類にとって必ず『プラス/マイナス』の両面があります」としたうえで,「AI技術の場合,人間社会に与える影響の大きさは極めて深刻であるとされています。暴走して人間社会を破滅に向かわせる可能性が無視できないという心配です」と指摘。そして「みなさんは今後,社会に出てIT・AIの開発・研究の実地で仕事をすることになると思いますが,技術のことだけではなく,その技術が社会にどのように使われるか,ということを同時に考えていただきたい。技術が高度なものになればなるほど,そのようなものの本質を熟知しているのは専門の技術者,すなわちここにいるみなさん以外ないということであります。自分の技術を磨くと同時に社会の啓蒙活動も技術者の重要な任務かと思います」と求め,これから技術で未来を切り拓く修了生・卒業生を励ましました。

修了・卒業の辞を,第一部でKCGIの青柳さん,第二部でKCG情報工学科の林さんが述べました。KCGグループで学んだ技術や知識,経験を活かし,社会に出てからも学ぶ姿勢を持ち続け,予想される困難を乗り越えていく決意を表明しました。

それぞれの式典の最後に,全員で「蛍の光」を斉唱しました。式典を終えた夕方には,リーガロイヤルホテル京都に場所を移して修了・卒業祝賀会が開催されました。笑顔いっぱいの会場では,修了生・卒業生・教職員らが思い出話などに花を咲かせました。

卒業式で式辞を述べる長谷川亘KCGI・KCG・KCGM総長(同)
卒業式で式辞を述べる長谷川亘KCGI・KCG・KCGM総長(同)
卒業式で式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
卒業式で式辞を述べる寺下陽一KCGI学長(同)
KCG鴨川校校長から卒業証書を授与されるKCG卒業生代表(同)
KCG鴨川校校長から卒業証書を授与されるKCG卒業生代表(同)
卒業の辞を述べるKCG情報工学科の林さん(同)
卒業の辞を述べるKCG情報工学科の林さん(同)
KCG・KJLTC・KCGM卒業式終了後,卒業生たちは思い出の詰まった学び舎で記念撮影。晴れやかな表情で写真に納まりました(2025年3月14日午後,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)
KCG・KJLTC・KCGM卒業式終了後,卒業生たちは思い出の詰まった学び舎で記念撮影。晴れやかな表情で写真に納まりました(2025年3月14日午後,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト)
KCGグループ学位授与式・卒業式を終えた日の夕方,修了・卒業祝賀会が開催されました。笑顔いっぱいの修了生・卒業生たちが,教職員とともに学業生活の思い出や将来の夢を語り合いました(2025年3月14日夕,リーガロイヤルホテル京都春秋の間)
KCGグループ学位授与式・卒業式を終えた日の夕方,修了・卒業祝賀会が開催されました。笑顔いっぱいの修了生・卒業生たちが,教職員とともに学業生活の思い出や将来の夢を語り合いました(2025年3月14日夕,リーガロイヤルホテル京都春秋の間)
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NAIS研究会でKCGI学生が発表

「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して講演する荒井修亮KCGI教授(2025年3月12日,KCGI京都本校百万遍キャンパス)
「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して講演する荒井修亮KCGI教授(2025年3月12日,KCGI京都本校百万遍キャンパス)

京都情報大学院大学(KCGI)に事務局がある日本応用情報学会(NAIS :Nippon Applied Informatics Society)の2024年度研究会が2025年3月12日,KCGI 京都本校百万遍キャンパス大講義室で開かれ,KCGIの学生らが研究成果を発表しました。

研究会では,まず荒井修亮KCGI教授が「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して招待講演。エビトロール(底引き網)によるウミガメの混獲をいかに防ぐかというタイの水産局からの要請に基づくプロジェクトから始まり,タイにおいて20数年間にわたって取り組んできたジュゴン,ウミガメ,メコンオオナマズの研究成果を紹介しました。

続いて,KCGI学生の丁さんによる「YOLOに基づく静止画からの火炎および煙の検出システムの実装とその評価」,伊藤さんによる「転移学習を用いたVideo Vision Transformerによる単語レベル手話認識」,早間さんによる「物体認識と音源分離の組み合わせによる動画データからの立体音響の生成システムの試作と評価」の研究発表が行われました。

NAISは,コンピュータと情報技術の応用に関する学術及び関連技術の振興をはかり,学術セミナーや論文誌の刊行などの活動を通じて,会員相互の協力と資質の向上を促進しながら,関連分野における人材の育成,IoT関連ビジネス技術に関わる教育及び産業の発展に寄与することを目的として活動しています。研究会にはKCGIの学生らも参加し,研究の成果を発表し,他の研究者から示唆に富んだ意見をもらえる貴重な機会ともなっています。

NAIS研究会ではKCGIの学生らの研究発表も行われました(同)
NAIS研究会ではKCGIの学生らの研究発表も行われました(同)
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KCGI・KCGにウズベキスタン デジタル技術省から調査団が来校

ウズベキスタン共和国デジタル技術省の桜井氏より寺下KCGI学長に記念品が手渡されました(2025年3月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)
ウズベキスタン共和国デジタル技術省の桜井氏より寺下KCGI学長に記念品が手渡されました(2025年3月12日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校)

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)にウズベキスタン共和国のデジタル技術省から2025年3月12日に調査団が来校し,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校で日本のゲーム・アニメ分野に関して意見交換を行いました。

来校したのは,ウズベキスタン デジタル技術省の桜井明博大臣顧問,IT投資センターAbduvali Khaydarov局長ら5名。寺下陽一KCGI学長の歓迎のあいさつのあと,桜井氏が「京都を訪問し,このような貴重な機会を持つことができてうれしい」とあいさつ。続いて武田康廣KCGI教授がアニメ制作の流れと日本のアニメビジネスについて,高橋功KCGデジタルゲーム学系主任がKCGグループにおけるゲーム教育の展開について説明しました。高橋先生はウズベキスタンの学生とのゲームジャムなどコラボレーションの可能性についても言及,調査団のメンバーは質問をはさみながら興味深げに聴き入っていました。また,Sholom Gold KCGI教授がKCGIに2025年4月より新設されるITエンターテインメント専門分野の目指す教育内容について紹介しました。

ウズベキスタン側からはKhaydarov局長が,2024年に設立しゲーム開発会社やアニメ制作会社を含む30社以上を統合する一般社団法人Uzbekistan Creative Associationの活動とデジタル技術省の組織であるIT投資センターにおける人材育成の取り組みを紹介。若者に対するIT教育,クリエイター育成を国が支援している,国際的な連携にも力を入れており,将来は日本とも連携を図っていきたいと述べました。今回は特に日本でのゲーム開発について学びたいと日本を訪問。将来的にはより質の高いゲームやアニメなどのコンテンツをウズベキスタンで制作したい,そのためには日本の教育機関と交流を図り,教員の研修会や学生の交換留学なども実現したいと希望しました。KCGで学ぶウズベキスタンからの留学生3名も参加し,会談は終始和やかな雰囲気で行われました。

KCGIとウズベキスタン共和国デジタル技術省とは,2024年8月にデジタル教育分野強化や有望なIT関連プロジェクトの推進によるIT人材育成などに関する国際交流協定を締結。今後もお互いに訪問し,さらなる交流を進めていきます。

有意義な会談を終え,出席者全員で記念写真に納まりました(同)
有意義な会談を終え,出席者全員で記念写真に納まりました(同)
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