KCGI,KCGがネパールのトリブバン大学と交流協定を締結しました

協定書へのサインを終えた寺下陽一KCG校長。後ろの画面はサルビン・サヤミTU-CDCSITセンター長
協定書へのサインを終えた寺下陽一KCG校長。後ろの画面はサルビン・サヤミTU-CDCSITセンター長

京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)は,ネパールのトリブバン大学科学技術学部コンピュータ科学情報技術センター(TU-CDCSIT)と2022年7月29日,大学間交流協定を締結しました。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえてオンライン開催した調印式には,KCGから寺下陽一校長,トリブバン大学はビニル・アリヤル科学技術学部長,サルビン・サヤミ センター長らが出席し,寺下校長とサヤミ センター長が協定書にサインしました。茨木俊秀KCGI学長は後日,署名します。協定書は,今後お互いに郵送・署名して完成させる予定です。KCGグループは世界の大学・教育機関との協力関係構築を推進していますが,ネパールの大学とは初めての協定となりました。

トリブバン大学(TU)は1959年に創立されたネパール最古で最大規模の国立大学です。多くの優秀な人材を輩出し,同国の近代化,発展に貢献してきました。今回の協定によりKCGI・KCGとTU-CDCSITは協力関係を確立し,教育研究プロジェクトの共同開発,教員や学生の交流,シンポジウム・セミナー開催などの活動を共に実施していきます。

調印式でアリヤル学部長は「今回の協定は,本学部や学生にとって,IT分野における発展につながると思います」とあいさつ。サヤミ センター長は「ネパールと日本はさまざまな分野でつながりが深い。協定がTUとKCGの関係をより深くすることを期待します」と述べました。寺下校長は「この協定の締結により,今後数年間で日本とネパールの間で強固な学生交流スキームを確立していきます。この協定は間違いなく二国間の友情をさらに強化するでしょう」とあいさつしました。

KCGグループは創立以来,グローバルな教育ネットワークづくりに積極的に取り組んでいます。とりわけ2004年のKCGI開学以降,中国,韓国,チェコ,イタリア各国の大学と学術交流協定を相次ぎ締結。2020年にはベトナムの国立フエ大学(HU),国立ダナン大学(UD),ハノイ国家大学人文社会科学大学(VNU-USSH)と協定を結んでいます。

カテゴリー: News

KCGI新校舎が完成,最先端のICT・経営教育を展開

完成したKCGI百万遍キャンパス新校舎
完成したKCGI百万遍キャンパス新校舎

京都情報大学院大学(KCGI)の新しいIT教育と国際交流の拠点が誕生しました。本学が京都本校百万遍キャンパスの北側(京都市左京区田中門前町1番地)に建設を進めてきた新校舎が2022年8月1日に完成,秋学期(10月から)より講義を開始します。現百万遍キャンパス,京都駅前サテライト(京都市南区),札幌サテライト(札幌市中央区),東京サテライト(東京都港区)などとともに,国内をはじめ世界各国から集う学生たちに対し,情報技術に通信分野を加えたICT,経営・ビジネスに関する最先端教育を展開していきます。

歴史ある学問のまち京都に誕生した新校舎は地上4階地下1階建て。アクティブラーニングなど多様な学習形態に対応可能なハイフレックス仕様の教室,新しい発想の展開を促進させるイノベーションルーム,オンライン授業・ミーティングに対応する個人用ワークブース,IT関係を中心とした書籍を所蔵するライブラリーなどを備えた先進的かつ画期的な校舎です。また,多目的ホールとしての機能も備えた大講義室や,農業ITの実践の場となるスペースも設けられました。

本学は,日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学して以来,順調に発展を続けてきました。1963年に創立した日本最初のコンピュータ教育機関である京都コンピュータ学院(KCG)のパイオニア精神を受け継ぎ,幅広い知識,高度な技術,国際性を有したITプロフェッショナルズを養成しています。世界各国において実力を発揮できる,ITスキルとマネジメントスキルを併せ持った国際的リーダーの育成に力を入れています。

英語による講義を多数開講していることから,近年はアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国からの留学生が大勢学んでいます。開学時に80名(総定員160名)だった入学定員は,2020年4月からは600名(2021年度総定員1,200名)となり,7.5倍に拡大。情報系大学院の定員数では,全国でもトップクラスとなっています。

カテゴリー: News

「KCGサマーフェスタ2022」第一弾開催,児童・生徒のみなさんにご参加いただきました

情報処理技術遺産に認定されたコンピュータの説明を受ける
情報処理技術遺産に認定されたコンピュータの説明を受ける

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2022」の第一弾「コンピュータの歴史」「天文ワークショップ 〜宇宙の広大さを知りましょう!~」が2022年7月24日(日),京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライトで開かれました。新型コロナウイルス感染予防に万全の対策を講じたうえでの開催です。第二弾「はじめてのプログラミング講座」は31日(日)の予定です。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。

コンピュータの歴史
KCGコンピュータミュージアムは,歴史的に貴重なコンピュータを数多く保管し,一般社団法人 情報処理学会より2009年,「分散コンピュータ博物館」の全国第一号指定を受けています。これらのコンピュータを紹介しながら発展の歴史を解説するとともに,コンピュータの基本や昔のコンピュータゲームの誕生と進化の歩みなどを紹介しました。 参加者たちはワークブックに書かれたヒントやコンピュータの情報を頼りに館内のコンピュータを探し,ワークブックにコンピュータの機種名のシールを貼って完成させたり,貴重な昔のパソコン(PC8001,FM-8,ベーシックマスターなど)でのプログラミングを経験したりと,親子で楽しんでいました。

天文ワークショップ 〜宇宙の広大さを知りましょう!〜
街明かりがない暗い夜空には星がたくさん見えますが,宇宙には星がどれだけあるのでしょうか?おおよそ1兆×1000億個だとされています。この無数の星々の一つが太陽であり,わたしたちは太陽の周りを回る地球上の小さな存在です。京都大学大学院理学研究科附属天文台/天文普及プロジェクト室の協力の下,最先端の知見に基づき構成されたワークショップで参加者たちは,貴重な天文映像を見ながら,果てしなく広がる宇宙を体感しました。

昔のコンピュータでプログラミングに挑戦
昔のコンピュータでプログラミングに挑戦
果てしなく広がる宇宙に思いをはせる
果てしなく広がる宇宙に思いをはせる
(京都大学大学院理学研究科附属天文台/JAXA 提供)

サイバーコネクトツーによるゲームクリエイターセミナーを開催

京都コンピュータ学院(KCG)は2022年6月29日,株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役社長 松山洋氏をお招きし,ゲームクリエイターセミナーを開催しました。

同社は,ゲーム開発から自社パブリッシング(販売)まで展開するゲーム会社です。代表作は『戦場のフーガ』,『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚』,『ドラゴンボールZ KAKAROT』,『NARUTO-ナルト- ナルティメット』シリーズ,今年20周年を迎えた『.hack』シリーズなど話題作が多数となっています。

同社および松山氏は,ゲーム関連コンテスト「GFF AWARD」では主催および審査員を,さらに大型カンファレンス(技術勉強会)である「CEDEC+KYUSHU」では実行委員を務めるなど,ゲーム業界の発展・後進の育成にも尽力されています。

「GFF AWARD」は,学生がそれまでの学習・技術修得の成果を試すことができる貴重な機会となるコンテストです。今年3月に結果が発表された「GFF AWARDS 2022」では,ゲーム企画部門において,トップとなる「優秀賞」そしてトップ5となる「入賞」にKCGの学生が選ばれました。受賞した学生らは,これまでに実施した同社のセミナーにおいて松山氏の作品に対する講評・指導も受けており,その内容をその後の作品に生かすことを積み重ねていました。

第15回 福岡ゲームコンテスト GFF AWARDS 2022 受賞作品

https://fukuoka-gffaward2022.com/winner2022.pdf

セミナーでは毎回,同社の内定者の学生時代の活動状況・内容について具体的なデータを提示しながら,「ゲームを遊ぶこと」と「ゲームをつくること」,その両方に取り組むことがいかに重要であるかを伝えてくださいますが今回は早速,2022年4月に入社した新入社員に関する学生時代の取り組みの最新情報をご紹介くださいました。4月に入学したばかりの新入生はもちろんのこと,これから就職活動と準備を行う学生にとっては,同社および業界を目指すには,どのような学生生活を送るべきなのか改めて確認や見直しができる機会となります。

講演終了後,本学学生を対象に物販と作品指導会を実施していただきました。松山氏から講評をいただいた学生は早速,作品の改善に取り組んでいます。一方で先輩の学生が講評を受ける様子を見ていた新入生は,松山氏が話の中で例えるゲームや映像作品のシーンを瞬時に想像して理解できるように,より多くのコンテンツやエンターテインメントに深く分析しながら触れることを今後の目標として定めていました。

松山様,貴重なお話をありがとうございました。

南アフリカの科学イノベーション教育担当公使がKCGIを訪れ意見交換

KCGIの最先端教育を学ぼうと訪れ記念撮影に収まる在日南アフリカ共和国大使館科学イノベーション教育担当公使のGhaleeb Jeppie氏(右から2人目)=京都駅前サテライト
KCGIの最先端教育を学ぼうと訪れ記念撮影に収まる在日南アフリカ共和国大使館科学イノベーション教育担当公使のGhaleeb Jeppie氏(右から2人目)=京都駅前サテライト

日本最初のIT専門職大学院 京都情報大学院大学(KCGI)との今後の交流や母国のICT産業の人材育成につなげていこうと,在日南アフリカ共和国大使館科学イノベーション教育担当公使のGhaleeb Jeppie(ハリヴ・ジェピー)氏と科学技術担当リエゾンオフィサー 田中大輔氏が2022年7月14日,京都本校を訪れ,茨木俊秀学長や寺下陽一副学長,国際協力機構(JICA)の教育支援プロジェクトで実績がある植田浩司教授らと懇談しました。

一行はまず京都駅前サテライトで,過去のコンピュータ等を展示・保存しているKCG資料館や,最新の設備がそろった教室を見学し,大ホールでKCGグループの沿革ビデオを視聴。この後懇談し,KCGIのITとビジネスのプロフェッショナルを育成する専門職大学院としての取り組み,ITのさまざまな分野に焦点を当てて設定された「専門分野」,英語モードの講義が多数開講するカリキュラムなどに興味を持たれたようでした。特に,JICAプロジェクトによる植田教授の隣国モザンビークでの技術指導活動には興味を示していました。引き続き,英語モードでオンラインによるウェブプログラミング関連講義の視察や,百万遍キャンパスに移動して,近く完成する新校舎の見学などをしました。

KCGIには世界各地から留学生が訪れて最先端のIT・ビジネスを学んでいます。またKCGグループとしては1989年以来,アフリカ諸国を含めた20カ国以上において海外コンピュータ教育支援活動を展開,教員を派遣しての現地講習会実施や,カリキュラム作成などを各国政府や大学と共同で実施してきた実績があり,グローバルな教育ネットワークを構築しています。今回の訪問を機に,KCGグループと南アフリカ共和国の大学や研究機関との交流が深まることが期待されます。

KCG資料館や,最新の設備がそろった教室を見学
KCG資料館や,最新の設備がそろった教室を見学
カテゴリー: News

6月26日(日)にゲームイベント付きオープンキャンパスを開催いたしました!

大勢の方にご参加いただき,誠にありがとうございました!
ゲームイベントでは,Epic Games Japanの塩谷様をお招きしての特別講演会を実施!ゲーム制作のみならず,映像コンテンツの制作にも利用されている『Unreal Engine』についてお話しいただきました。

参加された方の感想など,同イベントについての詳細は以下をご参照ください。

https://www.kcg.ac.jp/event/opencampus/game20220626.html

長谷川繁雄初代学院長先生を偲ぶ「閑堂忌」,オンラインで記念講演

記念講演する田中智子・京都大学大学院教育学研究科教授
記念講演する田中智子・京都大学大学院教育学研究科教授

京都コンピュータ学院(KCG)創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である「閑堂忌」(7月2日)に当たって,KCGグループは記念講演「長谷川繁雄初代学院長の四半世紀-時代とことば-」をオンライン配信,学生・教職員が自由な時間・場所で視聴し,情報処理技術教育のパイオニアとして尽力された先生のご遺徳を偲びました。閑堂忌を前にした2022年7月1日には,学生ら関係者が菩提寺である百万遍知恩寺の墓にお参りしました。

長谷川繁雄先生は1986年7月2日,享年56歳で逝去され,2022年は没後36年となります。「閑堂」は先生の雅号で,「世俗から離れ,瞑想にふける閑静な空間」を意味しています。

記念講演は,京都大学大学院教育学研究科教授で京都情報大学院大学非常勤講師の田中智子先生が行いました。田中教授は2021年の閑堂忌にも「長谷川繁雄初代学院長と京都大学-理念の源流を探る-」と題し講演しています。長谷川靖子現学院長とともに京大で学んだ長谷川繁雄先生の「直の後輩」という田中教授は,2021年講演で1960年代初めごろまでの先生の日々を歴史的に考察し,KCGの理念の源流を明らかにしました。今回講演はその続きとして,1963年の創立から先生が亡くなるまで四半世紀のKCGの歩みを,時代背景とともに先生の残した「ことば」を通し振り返りました。

田中教授は「先生は印象に残ることばを残されています。文章を大事にした,貴重な証言になっています」と,先生の「ことば」に注目し,KCGの歴史を考える手掛かりにした理由を説明しました。四半世紀を,創立のころ,KCGが確立する時代,発展していく時期に三区分して解説。「ことば」を織り交ぜながら,学校教育法改正,大学紛争,経済格差と進学の関係,高度経済成長とバブル崩壊など広範な事象とともに,KCGの歩みを確認しました。

先生の「現在,人類の文明は工業中心社会から情報産業社会へと転換しつつあり,政治・経済・文化・社会のあらゆる面において,旧来の価値体系の崩壊が起こりつつあります」という1969年当時の「ことば」について,田中教授は「今なお古びることがなく,今も引き継がれています」と指摘しました。そして「教師たちと学生たちが一致協力して新しい理想の学院を作ろうと努力しています」という1972年学生募集概要の「ことば」を紹介。「私立性,独立性がずっと継続して,先生が亡くなられて35年以上経た今も有効な理念として,われわれが味わうことができることばではないかと思います」と語り,講演を締めくくりました。

7月1日は,学生・教職員とも授業終了後など,それぞれの都合に合わせて墓参しました。知恩寺を訪れた学生たちは,墓前で手を合わせ,先生のご冥福とKCGグループのさらなる発展をお祈りしました。

カテゴリー: News

「KCGサマーフェスタ2022」を開催します。奮ってご参加を!

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループは,恒例の「KCGサマーフェスタ2022」を,7月に開催します。24日(日)は小・中・高校生,保護者対象の「コンピュータの歴史」と「天文ワークショップ 〜宇宙の広大さを知りましょう!」, 31日(日)は小学生対象の「はじめてのプログラミング講座」です。ご家族や友達とお誘い合わせの上,奮ってご参加ください。

詳細と申し込みは「KCGサマーフェスタ2022」https://kcg.edu/summer-festa/2022/のページで。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせて2010年から毎年開催しているイベントで,学内外の多くの方に親しまれています。

6月11日(土)にゲームイベント付きオープンキャンパスを開催いたしました!

大勢の方にご参加いただき,誠にありがとうございました!
ゲームイベントでは,KCGを卒業した現役ゲームクリエイターたちによる座談会を実施しました。ゲーム業界に就職するための心構えや,業界で働くことの面白さ等を具体的にお話いただき,会場はとても盛り上がりました!

参加された方の感想など,同イベントについての詳細は以下をご参照ください。

https://www.kcg.ac.jp/event/opencampus/game20220611.html

KCGが京都のフランス人中高生チームの国際コーディング大会出場に協賛

LFIKチームは,KCGのロゴ入りのTシャツを着て国際大会に出場しました
LFIKチームは,KCGのロゴ入りのTシャツを着て国際大会に出場しました

京都コンピュータ学院(KCG)は,同じ京都で学びIT関連の大会に挑むフランス語インターナショナルスクールの中学生,高校生たちを応援しようと,京都フランス学園(京都市下京区,LFIK)のプログラミング言語記述の腕を競う国際コーディング大会 「C0ding Night」(コーディング・ナイト,フランス語:Nuit du C0de)への出場に,昨年に続き協賛しています。2022年5月21日にオンラインで開催された大会では,同校の生徒たち58人が14チームに分かれ,「kcg.edu」と「京都コンピュータ学院」のロゴが印刷されたTシャツを着て,課題であるScratchを使用したゲームのコーディングに6時間かけて挑みました。今回の取り組みは両校にとって日仏交流を深める良いきっかけとなっています。

同校からは,グループ校・京都情報大学院大学(KCGI)のバンジャマン・ヌーヴェル准教授を通じてKCGに協賛の依頼がありました。大会には世界38ヵ国からフランス語インターナショナルスクールとフランスの中学・高校計158校が参加。当日にはヌーヴェル准教授がLFIKチームのもとを訪れて激励するとともに,KCGとKCGIの紹介もしました。

「C0dingNight」国際大会は2016年から,台湾の台北フレンチインターナショナルスクールが主催し,例年,参加チームがアジアを中心とする世界中から同校に集まって開かれています。2022年度の大会は,昨年に引き続きオンライン開催となりました。同校は2度目の出場となります。

カテゴリー: News