KCG「デジタルの日」記念講演を10月2日に配信します

京都コンピュータ学院(KCG)・京都情報大学院大学(KCGI)・京都自動車専門学校(KCGM)を中心とするKCGグループは,2021年に創設された「デジタルの日」に合わせ,2022年10月2日(日)14時より,グループ主催による記念講演をオンラインにて配信します。コンピュータの歴史が専門の千葉博人京都情報大学院大学教授・KCG資料館館長が,「SFの未来技術とDX」と題して,過去のSFと2022年の現実を比較する視点で,デジタル機器をはじめとする科学技術の発展を考察します。千葉教授は,1966年にテレビ初放送され,今も新シリーズ映画などが制作される人気SF「スタートレック」の書籍の翻訳監修や,日本語公式ページを運営するなど,スタートレック作品に造詣があります。スタートレックに登場した未来技術のうち,スマートフォンのような「通信機」やタブレットそっくりの「データ端末」はほぼ実現しましたが,物体や人間の「転送装置」や超光速航行用「ワープエンジン」は果たして実際に誕生するのでしょうか。講演では,SFと現実の違いを画像も交え解説し,ITや科学技術への興味を呼び起こします。

「デジタルの日」は,「誰一人取り残さない,人に優しいデジタル化」を実現するために,社会全体でデジタルについて定期的に振り返り,体験し,見直す機会として,デジタル庁が発足した2021年に創設されました。2022年は「ふれよう!#デジタルのチカラ」をテーマに,10月2日・3日を「デジタルの日」,10月を「デジタル月間」としています。

詳細はこちらからご覧ください。
https://www.kcg.ac.jp/event/digitaldays2022.html

京まふ2022開催,KCGブースの作家と人気声優トークショーに大きな輪

京まふ2022のKCGブースで繰り広げられたSF作家の菅 浩江先生と,人気声優の長野佑紀さんが演じるKCGのマスコットキャラクター「きょこたん」によるトークショー(2022年9月18日,みやこめっせ)
京まふ2022のKCGブースで繰り広げられたSF作家の菅 浩江先生と,人気声優の長野佑紀さんが演じるKCGのマスコットキャラクター「きょこたん」によるトークショー(2022年9月18日,みやこめっせ)

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が共催するマンガ・アニメ関連では西日本最大のコンベンション「京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2022」(同実行委員会・京都市主催)は9月17日(土),18日(日)の両日,京都市勧業館(みやこめっせ)を中心に開かれました。KCGグループのブースでは当初の予定から内容を変更し,KCGIで「作話」の講義を担当するSF作家の菅 浩江先生と,人気声優の長野佑紀さんが演じるKCGのマスコットキャラクター「きょこたん」によるトークショーが繰り広げられ,ブースには大きな輪ができていました。動画共有サービス「YouTube Live」でもライブ配信し,たくさんの方々にご視聴いただきました。

京まふは,コンテンツ産業の振興とマンガ・アニメの担い手育成,海外発信などを目的に毎年開かれています。今年は次の10年を見据えた「ネクスト」をキーワードに,64の企業・団体が出展しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止が徹底される中,お気に入りのキャラクターグッズや展示を楽しむファンが訪れ,熱気であふれました。

17日のKCGブースのトークショーは,Vチューバーシステムや「きょこたん」,長野さんの声優ライフなどがテーマで,長野さんはKCGが設置している情報処理科IT声優コースについても触れてくださいました。18日は菅先生が物語を作るうえでの基本や工夫の仕方,コツなどを,Vチューバーの「きょこたん」に個人レッスンする形で進行。2人のトークする様子が画面に映し出されました。「きょこたん」役の長野さんは豊かな表現で演じ,訪れた大勢のファンや観客や「YouTube Live」を視聴した方たちを楽しませました。トークショーは計4回開催,ブースではそのほか,Vチューバー体験や学校紹介,CMなどのムービー上映を実施しました。

長野さんは「俺だけ入れる隠しダンジョン」(アリス役)や「アイドルマスター シンデレラガールズ劇場 Extra Stage」(小関麗奈役)をはじめ,多くのアニメやゲームなどに出演。KCGと京都府立京都すばる高等学校との高専連携事業における「IT講座」のコンテンツに登場する「きょこたん」役も務めていただいています。

トークショーの様子は,以下URLからご視聴いただけます。

京都国際マンガ・アニメフェア 2022 | イベント案内 | 京都コンピュータ学院
https://www.kcg.ac.jp/event/kyomaf2022.html

長野さんは豊かな表現で「きょこたん」役を演じ,訪れた大勢のファンや観客や「YouTube Live」を視聴した方たちを楽しませました
長野さんは豊かな表現で「きょこたん」役を演じ,訪れた大勢のファンや観客や「YouTube Live」を視聴した方たちを楽しませました

京まふ2022が9月17日(土)・18日(日)に開催されます!

プロアニメーターによるライブ作画配信が行われた昨年の京まふのKCGブース
プロアニメーターによるライブ作画配信が行われた昨年の京まふのKCGブース

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が共催する西日本最大級のマンガ・アニメの祭典『京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2022』は9月17日(土)・18日(日)の両日,京都市勧業館(みやこめっせ),ロームシアター京都,京都国際マンガミュージアム等で開催されます。
KCGグループは,みやこめっせ会場1階にブースを設け,アニメーターの太田彬彦さんによるライブ作画を,YouTube Liveにて配信します。司会・進行は,KCGのマスコットキャラクター「きょこたん」。声を担当されている声優の長野佑紀さんが登壇されます。

KCGブースの詳細はこちらから
京都国際マンガ・アニメフェア 2022 | イベント案内 | 京都コンピュータ学院
https://www.kcg.ac.jp/event/kyomaf2022.html

皆様のご来場をお待ちしております!

  • イベント名:京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)2022
  • 開催期間:2022年9月17日(土)~ 9月18日(日)
  • 会場:みやこめっせ/ロームシアター京都(メイン会場) 9:00~17:00(18日は16:00まで)※入場は終了30分前まで
       京都国際マンガミュージアム(第2会場) 10:30~19:30 ※入場は終了30分前まで
       東映太秦映画村(特別会場) 9:00~17:00 ※入村は営業終了60分前まで
  • 主催:京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会,京都市
  • 共催:KYOTO CMEX 実行委員会,京都国際マンガミュージアム,東映太秦映画村,京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学
  • 協力:「伝統産業の日」実行委員会,Ani Love KYOTO実行委員会

【京まふ公式サイト】
http://kyomaf.kyoto/

2022年度春学期のKCGグループ学位授与式・卒業式をサイバースペースで挙行しました

動画配信を通じて式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長
動画配信を通じて式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長

京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)の2022年度春学期学位授与式・卒業式が2022年9月14日(水),サイバースペースで挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため,学内大ホールでの開催を見合わせ,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が,動画配信を通じた式辞で一人ひとりにお祝いと励ましの言葉を贈りました。コロナ禍の先行きが見えず不透明な社会情勢ながら,確かなITの知識と能力,社会人としての高い資質を身につけた修了生・卒業生たちは,自信と希望を胸に巣立ちました。みなさん,誠におめでとうございます。これからのご活躍を心からお祈りいたします。

式辞で長谷川統括理事長は,新型コロナウイルスの感染予防と修了生・卒業生や関係者の健康・安全に考慮し,式典をサイバースペースで挙行したことを説明。そのうえで「みなさんは本学において,社会の軸となり人々の助けとなるような,ITに関連するさまざまな知識・技術を修得されました。これからも,さらにスキルを磨き,より良い社会の実現に向けて貢献していただきたい」と要望しました。そして「みなさんは,5万人以上の卒業生・修了生による人的ネットワーク,いわば『KCGファミリー』の一員でもあります。卒業生・修了生は,国内・海外の多数の企業で活躍しています。横のつながりのみならず,先輩・後輩の縦のつながりも大切にしていただきたい。100周年を目指す母校KCGグループと,卒業生・修了生のみなさんがタッグを組んで,共に成長し,発展することができれば,それは大変素晴らしいことです。みなさんの今後のご健勝とご活躍を心からお祈りします」とはなむけの言葉を贈りました。

茨木学長は「みなさんは本学で,これからの時代のカギとなる ICTの知識を学習しました。本学はその基礎知識に加えて,ICTの応用分野で幅広く活躍できるように,実に広い領域の知識を提供してきました。みなさんは,その中から必要な知識を獲得されましたが,それらは,卒業後の活動において必ず役立つ,貴重な財産です」と指摘。そして「みなさんはこれから社会に出て活躍されるわけですが,出合うことになるいろいろな問題を,本学で得た知識を活用しつつ解決していくことになるでしょう。我々の社会は,今,変化のただ中にあります。変化の時代は,見方を変えると,大きなチャンスが生まれる時代でもあります。チャンスを見逃さないために大切なのは,本学で得た知識のみに安住しないで,常に新しい知識を吸収して,ご自分をアップデートするということです。時代の変化を見逃さず,やって来たチャンスに積極的にチャレンジし,成功を勝ちとることができるよう,心から願っています」と励ましました。

修了生・卒業生を代表してKCGI応用情報技術研究科の堀口さんが卒業・修了の辞を述べました。歯科医で,長期履修学生制度を利用してきた堀口さんは「コロナ禍より以前からの3年間,さまざまな先生方から温かく熱心にご指導を頂き,ITや経営という奥深い学問への理解を深めることができました。おかげさまで,入学当初の目的であった,医院へのICTを取り入れた業務効率化を達成することができました。本学で学び得た成果を携え,私たちは自己の夢や目標の実現に向けて歩み出します。教育環境に恵まれた本学で学んだ知識・培った能力をそれぞれの分野で存分に発揮し,新しい未来の創造に貢献できるよう,まい進してまいりたいと思います」と力を込めました。

式典では,優れた学業・研究成果を残し最優秀賞と優秀賞に選ばれた修了生が発表されました。それぞれ表彰状と記念品が贈られます。KCGI修了生に授与される「情報技術修士(専門職)」の学位記,KCG卒業生への卒業証書・称号授与書などは後日郵送,希望者は個別に手渡されます。

式典後,オンラインで祝賀会が催されました。修了生・卒業生たちは,自宅などから「祝賀会場」に参加。KCGIは専門科目,KCGは学系ごとに集まり,教職員と思い出話に花を咲かせ,将来の夢を語り合いました。KCGI教授が開発したシステムを利用した,修了生が画面上でアカデミックガウン姿となる写真撮影会もありました。

動画配信を通じて式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長
動画配信を通じて式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長

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KCGグループは,学生および教職員の生命・健康を守ることを第一に考え,授業や学校行事をサイバースペースで実施するなど, 新型コロナウイルス感染拡大防止のための最大限の取り組みを続けています。

新型コロナウイルス感染予防のためのKCGグループの対応

https://www.kcg.ac.jp/news/2021/04/47642/
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KCGと高専連携の京都すばる高校生徒が集中講義でプログラミングを学びました

京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2022年8月8,9の両日,KCGを訪れ,夏期集中講義を受講しました。両校は文部科学省の2021年度「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に採択。高等学校と専修学校が効率化された一貫カリキュラムを開発,実施することで技術系分野の教育を加速させ,5年間でIT中核人材の育成を目指しています。IT中核人材の不足が国内で叫ばれる中,両校の取り組みは着々と進んでいるようです。

受講したのはIT,プログラミングを学んでいる1,2年生。京都すばる高等学校ではシステム開発の基本としてC言語とJava言語を学んでいますが,今回の集中講義ではWeb開発の基本であるHTML,CSS,JavaScriptに挑戦しました。2日目にはTwitterの投稿とタイムラインを模したプログラムを完成させました。

参加された方から次のような感想をいただきました。

  • 初めてやる内容ですごく難しかったけど楽しかったです。3日間くらいに延ばしてもいいと思います。またこういうのがあるなら,参加してみたいです。
  • 初めてやる言語3つを同時に扱うのが辛かったけどわかりやすいし楽しかった。
  • これからもプログラムを学んでいきたいと思いました。
  • いろいろな技術が学べてとても楽しかったです。また受けたいです。

両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細

https://www.it-edu.kyoto/

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IT声優コースがダイドードリンコ「しゃべる自販機」の声を担当

音声自動販売機の声を収録するKCG情報処理科IT声優コースのメンバー=KCG京都駅前校のレコーディングスタジオ
音声自動販売機の声を収録するKCG情報処理科IT声優コースのメンバー=KCG京都駅前校のレコーディングスタジオ

京都コンピュータ学院(KCG)情報処理科IT声優コースは,ダイドードリンコ株式会社(本社・大阪市)が2022年9月,京都市内に設置した飲料の音声自動販売機の声を担当しました。同社と京都市が締結した「子ども・若者の未来を応援する施策に関する協定」の事業の一環で,この「京都市子ども・若者未来応援自動販売機」を利用すると,IT声優コースのメンバーの声で「子どもたちの未来のために!」「おおきに」「あなたの渇きが,京都市子育て支援を潤します」などと地域の子どもや若者たちの未来を応援するメッセージが流れます。自販機の売り上げの一部は,「京都市はぐくみ未来応援事業」に寄付されるとのことです。

同社と市からKCGに「音声自販機を設置するにあたり,女性の声の協力をしてもらいたい」と打診があり,IT声優コースは学生や,TA(ティーチングアシスタント)として授業に参加している卒業生が担当することに決定。京都駅前校のレコーディングスタジオで,同社と市の担当者が立ち合い収録しました。同スタジオは,防音室に直結したシステムを用いて音声の録音・編集・加工を学習でき,動画編集ソフトと連携して映像に合わせたアフレコの実習も可能な本格的な設備で,コンピュータ技術を駆使する声優を目指す同コースの学生たちが日ごろの授業で活用しています。

音声自販機は,京都市伏見区にある医療機器・理化学機器の総合商社「株式会社増田医科器械」に設置されました。ダイドードリンコ社は「今後も地域の皆様やご利用されるお客さまとともに,本自販機・協定を通じて京都市内の子ども・若者世代が,健やかに成長できるまちづくりに向け貢献していきたい」としています。

ITは社会生活の隅々まで行き渡り,人々の仕事の仕方も変わりつつあります。声優を目指すには,発声法と演技,そして日本語の読解の練習はもちろん必要ですが,現在は,音声がデジタル化され,加工されるのが当たり前になっています。初音ミクに代表されるボーカロイドは声優の声がデジタル化され,コンピュータで加工されたとても分かりやすい例といえるでしょう。そのような中,KCG情報処理科IT声優コースは,時代が求める,デジタル化された音声を処理することもできる声優の育成を進めています。発声法,演技実習,アクセント,文章読解の練習,ナレーション実習,アフレコ実習,MC(司会・進行)実習などに加え,音楽や,音声の再生・録音・加工といった「デジタルサウンド系基礎科目」を設けています。

KCG情報処理科IT声優コースが声を担当した音声自動販売機=京都市伏見区の医療機器・理化学機器総合商社
KCG情報処理科IT声優コースが声を担当した音声自動販売機=京都市伏見区の医療機器・理化学機器総合商社
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CEDEC2022企画コンテスト「PERACON」でKCG学生が上位入賞,団体戦で2位に

日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC 2022」が2022年8月23日から25日の3日間開催され,その連動イベントの一枚(ペラ)企画コンテスト「PERACON(ペラコン)」で京都コンピュータ学院(KCG)の学生が上位入賞を果たし,団体ランキングでKCGが2位を獲得しました。

「PERACON」は事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚(相当サイズの画像)にまとめて競う,誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。今年のテーマは「突破!」でした。

プロのクリエイターを含め370名が参加したコンテストの結果が25日ライブ配信で発表され,KCGデジタルゲーム学系の豊田さんが7位,一井さんが15位と上位入賞しました。同学系の大野さんと木内さんは惜しくも上位入賞には届きませんでしたが,審査員個人賞を獲得しました。その結果,上位2名の平均順位で競う団体戦では,KCGが見事2位となりました。

上位入賞者が結果発表中に受けるインタビューで,豊田さんは「ストレートで面白いもので挑もうと考え,さらに他の人と同じにならないように工夫しました」と例を挙げながら工夫点を紹介し,一井さんは「今までで最高の順位で上位入賞は嬉しいが,一桁の順位を狙っていたので悔しかったです」と嬉しさと悔しさを語っていました。

順位発表の進行を務めたのはスクウェア・エニックスの時田貴司氏,ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの簗瀨洋平氏でしたが,豊田さんと一井さんの作品は,長年ゲーム業界の第一線で活躍している両氏からも高く評価されていました。

「PERACON」ではトップ10以内に3回入ると「殿堂入り」となります。今回7位となった豊田さんは2年前に10位だったため今回でリーチとなったこともセッション内で発表され,殿堂入りを目指すことをインタビューで宣言していました。

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日本最大規模のインディーゲームイベント「BitSummit」の出展・運営に協力しました

ボランティアスタッフ・展示で参加した教員・学生の集合写真
ボランティアスタッフ・展示で参加した教員・学生の集合写真

京都コンピュータ学院(KCG)は2022年8月6日,7日の2日間,京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit X-Roads(ビットサミット クロスロード)」の出展およびイベント運営に協力しました。

BitSummitは,インディーゲーム制作者が出展するだけでなく,任天堂やソニー・インタラクティブエンタテインメント(PlayStation)をはじめ,Cygamesといった多数の企業が協賛し,会場内にブース出展も行われているイベントです。

KCGは今回,学生作品発表会「KCG AWARDS 2022」で最優秀賞を獲得した『A VOID』,そして『天乃糸』の2作品を出展しました。

京都コンピュータ学院 学生作品発表会 KCG AWARDS 2022
https://www.kcg.ac.jp/event/awards2022.html

今回のBitSummitは3年ぶりに一般来場が可能となったこともあり,開場時には3階のイベント会場の外にまで列ができるほど多くの方が来場されました。

会場内は多彩なブースが並んでいますが,その多くは,たくさんの応募の中から審査を勝ち抜いて出展されたタイトルとなっています。このイベントの魅力の一つと言えるのが,数年後にリリースされヒットする可能性があるゲームに早期に出合えて,実際に遊べることです。
『Unpacking(アンパッキング)』や『RPGタイム!~ライトの伝説~』は分かりやすい例と言えそうです。2019年にBitSummitへ出展した際には,両タイトルともに遊びたい人の列が途切れないほどの人気があり,その後もイベント出展等を重ねながら多くの賞を獲得し,2021年~2022年に全世界で発売されヒットしています。さらに集英社ゲームズよりリリースされる『ハテナの塔 -The Tower of Children-』と『ONI – 空と風の哀歌』といった注目作も,今回のBitSummitが世界初の試遊出展となっていました。

会場内のメインステージでは,ゲーム開発者等によるトークイベントやゲーム音楽の作曲者による音楽ライブが開催され,またインフルエンサー配信ブースでは,有名実況者が審査を勝ち抜いて出展されたゲームを実況しながらプレイするイベントが開催されていました。会場内のイベントはリアルタイムおよびアーカイブ配信されていますので,来場者に加えて,会場に来られなかった人も,出展されたゲームの魅力を感じられるようになっています。

BitSummit YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC7h2CnQen4-7cY0364FT4rg/

会場が盛り上がる中,KCGブースにも順番待ちが度々発生するほど多くの方がお越しくださいました。 また今回,会場内に多数のブースがある中で,KCGデジタルゲーム学系の豊田さんが制作した『天乃糸』が国内最大級のゲーム情報総合サイト「ファミ通.com」より取材を受け,記事が掲載されました。取材後,ファミ通前編集長で現在ファミ通グルーブ代表の林克彦氏も,取材の話を聞きつけてプレイしてくださいました。同作については,企業から家庭用ゲーム機での販売に関する提案をいただき,実現に向けて取り組みが開始されています。

『天乃糸』 敵を奈落の底に突き落として高みを目指す“上昇志向系”アクション【ビットサミット クロスロード】|ファミ通.com
https://www.famitsu.com/news/202208/11271945.html

学生らは様々な困難に立ち向かい,日々苦労を重ねてゲーム制作を行っていますが,今回展示に至った2作品とも多くの方に遊んでいただき,さらに「売っていたら買いたいです」というコメントを何人もからいただくことができました。制作した学生らは素直に喜びながらも,もっと楽しんでもらえるようなゲームを目指して意欲を高めていました。

KCGブースは『A VOID』『天乃糸』の2作品を展示
KCGブースは『A VOID』『天乃糸』の2作品を展示
学生作品を試遊するファミ通グルーブ代表 林克彦氏
学生作品を試遊するファミ通グルーブ代表 林克彦氏

BitSummitでは連携イベントとして,京都・大阪を中心に全国の各学校の学生がチームを組んでゲーム制作を行う「BitSummit Game Jam」が開催され,KCGの学生も多数参加しました。イベントの最後にメインステージで行われる表彰式では,ゲームジャムイベントに参加した学生作品から「ゲームジャム最優秀作品賞」が選ばれ発表されます。

そして今回,KCGデジタルゲーム学系の松尾さんがリーダーを務め,矢寺さん,一井さん,福岡さん,谷口さんらが参加したチーム作品「BUTTERFLY LOOP NIGHT」が最優秀作品賞を受賞し,チームの代表として松尾さんがステージ上で表彰されました。

喜び以上に驚きが大きいと語る松尾さん
喜び以上に驚きが大きいと語る松尾さん
ステージを駆け巡って未来を救う作品が受賞
ステージを駆け巡って未来を救う作品が受賞

BitSummitは「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」というコンセプトのもと,2012年後半に発足して以降,毎年開催されています。現在は海外のおもしろいインディーゲームを国内に発信していくこともイベントの重要な役割となっています。

KCGは第2回から実行委員としてイベント運営に関わってきました。イベント当日の受付,会場内の誘導や問い合わせ対応をはじめ,前日の設営準備からイベント終了後の撤収作業を本学院の教員・学生がスタッフとして協力しています。

今年は過去最多の100名以上の学生がボランティアスタッフとして協力しました。必要人員数を大きく上回る学生が自ら希望してくれましたので,面接を実施して担当者を決定しています。人数の枠がある以上,残念ながらスタッフになれない学生が必ず出てしまいますが,面接はその後の就職活動に向けたトレーニングの機会にもなっています。

スタッフを担当した学生は,大人数で目的を達成するためにコミュニケーションや状況に応じて問題を解決・対応する力がいかに必要であるかを実感できます。さらにゲーム業界の熱量に触れつつ貢献でき,業界イベントに参加する良さも理解できますので,スタッフ経験をきっかけにゲームジャムや勉強会等に参加する学生も多くいます。そのため,特に入学したばかりの新入生にとって良い機会となっています。

スタッフ担当を重ねた上回生は,特定の企業ブースのアテンドをしたり,担当チームやエリアのリーダー,さらにチーム全体をまとめる役割も担当したりしています。それをきっかけにイベント後も接触したクリエイターとの交流が続くケースも少なくありません。

このように本学院にとってBitSummitは,学生が学びと刺激,ゲーム制作の機会と意欲が得られる重要なイベントとなっています。
これからもKCGは業界が求める人材育成に取り組みながら,BitSummitをはじめとするイベント開催への協力等を通じて,業界に貢献できるよう取り組んでまいります。

BitSummitならびにKCGブースにご来場いただいた皆様,そして実行委員の皆様,誠にありがとうございました。

KCG学生作品が「ファミ通.com」に掲載されました

京都コンピュータ学院(KCG)デジタルゲーム学系ゲーム学科の豊田さんが制作した学生作品『天乃糸』が,国内最大級のゲーム情報総合サイト「ファミ通.com」の取材を受け,「全ステージクリアーするまでこの場を動けなくなるほどの魅力を持った作品」という高い評価とともに同サイトに掲載されました。
(『天乃糸』 敵を奈落の底に突き落として高みを目指す“上昇志向系”アクション【ビットサミット クロスロード】|ファミ通.com https://www.famitsu.com/news/202208/11271945.html

KCGは,毎年京都で開催されている日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit(ビットサミット)」にブースを設け,学生作品を展示しています。2022年8月6日,7日に開催された「BitSummit X-Roads」では,学生が制作したゲーム『A VOID』『天乃糸』を展示しました。

今回の「BitSummit」は3年ぶりに一般来場が可能となったこともあって,開場時には施設の外にまで列ができるほど多くの方が来場し,KCGブースにおいてもプレイするために並ぶ方が多数いらっしゃいました。多くの方が遊んでくださったこともあり,会場内に多数のブースがある中で本学院の学生作品が注目され,取材していただくことになりました。

KCGブースにご来場の皆様,ファミ通.comの皆様,ありがとうございました。

「KCGサマーフェスタ2022」第二弾開催,「はじめてのプログラミング講座」で子どもたちがゲームを制作しました

好きな画像を選んで主人公や敵を設定
好きな画像を選んで主人公や敵を設定

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2022」の第二弾「はじめてのプログラミング講座」が2022年7月31日(日),京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライトで開かれました。新型コロナウイルス感染予防に万全の対策を講じたうえでの開催です。

本講座は小学児童を対象にした毎年人気の講座です。マウスでの操作をメインにしたプログラミングで,児童たちがゲーム作りに挑戦しました。今回作成したのは上から大量に出てくる敵を避けながら,アイテムをとってスコアを伸ばすゲーム。ほとんどの児童がプログラミングは初めてでしたが,京都コンピュータ学院の教員や学生に教えてもらいながら,最後にはプログラミングでは非常に重要な条件分岐に取り組み,〇点とればゲームクリアというところまで実装しました。児童たちは自由な発想で,どんなことがしたいというアイデアを出し,楽しみながらプログラミングの最初の一歩を踏み出しました。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。