ゲーム企画コンテスト「ペラチャレ」でKCG学生が受賞!

プロ・アマ問わず応募可能なペラ1枚ゲーム企画書コンテストGAIRAペライチ・チャレンジ「ペラチャレ」で,京都コンピュータ学院(KCG)ゲーム学科の松尾さんの「八つ裂きヤマタの奴が来る」が企業賞のFARRIER賞を受賞しました。

「ペラチャレ」はGAIRA(中部ゲーム産学協議会)が主催し,毎回発表されるテーマに沿った1枚のゲーム企画書で競うコンテストです。今回のテーマは「八」でした。

今回,松尾さんの作品に賞をくださった株式会社ファリアーは,セガやDeNAでプロデューサー,ディレクターを担当し,『プロ野球チームをつくろう!』や『プロサッカークラブをつくろう!』を世に送り出したゲームクリエイター馬場保仁氏が設立した企業です。同社は学生を対象としたゲームクリエイター育成イベント「駿馬」を主催し,KCGも開催に協力,在学生も多数参加しています。

受賞理由として馬場氏からは「八岐大蛇ネタは今回多かったが,ゲームとしてなんとかつくれそうなレベルになっていた。コストの管理方法の更なる検討やタワーディフェンスとしての楽しみ方の可能性を探れるとさらに良くなるのではないか。やることはシンプルで考えることがそれなりにある,というのは良い企画」と講評がありました。

松尾さんは今回の結果を受けて「この結果に満足せず,就職活動やコンテストに挑んでいきたいと思います!」と意気込みを語っていました。

KCGデジタルゲーム学系の教育内容がメディアから取材を受け掲載されました

京都コンピュータ学院(KCG)デジタルゲーム学系が,最先端の教育により多くの優秀なクリエイターを業界に送り出していると評価され,このほどゲーム開発者向けWebメディア「ゲームメーカーズ」より取材を受け,同サイトに掲載されました。ゲームメーカーズは『ライブアライブ』や『Caligula2』などのコンシューマーゲームをはじめ,アーケード,VRを中心としたゲーム開発事業などを手掛けている株式会社ヒストリアが運営するWebメディアです。

掲載されたのは,デジタルゲーム学系主任の髙橋功先生のインタビュー記事です。KCG出身の髙橋先生の,在学時からゲーム業界に就職して各種の企画を手掛けた経験が,どのように現在の指導に活かされているのかが,いくつかの科目や課題の内容とともにクローズアップされています。
掲載された記事は以下の通りです。

ゲーム開発の教育現場ではどのように“企画”を教えているのか?ゲームエンジン時代の教育環境を支えるMSI×京都コンピュータ学院の熱いリレーション|ゲームメーカーズ
https://gamemakers.jp/article/2022_10_17_20203/

記事では,KCGに入学して初めてゲーム制作について学び始めた学生による企画書についても紹介されています。これらの作品は,各種コンテストの企画部門で全国の学生の中からトップに選ばれたり,大手ゲームメディアから取材を受け掲載されたりしています。

また今回の記事では,KCGが入学時に推奨しているPCについて,MSIとの関係の強さ,卒業まで最新の開発環境に対応できる強みにも注目していただいています。今年は,大手ゲーム会社の主要なゲーム開発でも使用されているゲームエンジン「Unreal Engine 5」がリリースされ,求められるPCスペックは前エンジンの「Unreal Engine 4」よりも高くなりました。KCGの学生はハイスペックPCを持ち普段の授業で活用していることから,2021年にリリースされた早期アクセス版の「Unreal Engine 5」にもすぐに対応でき,最新機能を学びながらゲームを制作して,各種コンテストで良い結果を残すことができています。

KCGでは今後も最新の設備を使いながら業界から求められる人材を育成し,業界から注目をしていただける学校であり続けられるように教育活動を続けてまいります。

ゲームメーカーズの皆様,ありがとうございました。

京都府精華町の「SEIKAサブカルフェスタ2022」の出展・運営にKCGが協力しました

京都コンピュータ学院(KCG)は2022年11月20日,京都府精華町の「けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)」で開催されたサブカルチャーの祭典「SEIKAサブカルフェスタ2022」の出展およびイベント運営に協力しました。

SEIKAサブカルフェスタ2022は,展示ブース・イベントステージ・同人即売会から成るサブカルチャーイベントです。今回は精華町広報キャラクター「京町セイカ」をはじめ,全国各地の萌えキャラブースやセイカフェスの作品展示,ニコ生公式生放送も行われました。

KCGは今回,学生作品ブースを出展し,イベント会場内のアテンドやニコ生公式放送の放送アシスタントなどイベント運営に協力しました。

スタッフを担当した学生にとっては,会場の状況に応じたポジション変更など柔軟な対応力,チームへの貢献意識を持つことの大切さを学ぶ場となります。本学院は,このような経験ができる機会を重要視し,チームでの作品制作やグループワークで主体性を持って取り組める人材育成に引き続き取り組んでまいります。

SEIKAサブカルフェスタ2022ならびにKCGブースにご来場いただいた皆様,そして実行委員の皆様,誠にありがとうございました。

長谷川統括理事長が,「国際女性会議WAW!」(政府主催)で提言しました

京都コンピュータ学院(KCG)・京都情報大学院大学(KCGI)などで構成するKCGグループの長谷川亘統括理事長が,12月3日に東京で開催された政府主催「国際女性会議WAW!(WAW!2022)」に参加し,内外トップリーダーたちとの議論を展開しました。一般社団法人日本IT団体連盟(IT連盟)代表理事・筆頭副会長として招かれた長谷川統括理事長は,教育者でもある立場からわが国の教育制度などについて提言。会議はオンラインでライブ配信されたほか,全国の自治体が設けた視聴会場でも公開されました。

WAW!はWorld Assembly for Womenの略称。日本政府の最重要課題の一つであるジェンダー平等と女性のエンパワーメントを国内外で実現するための取り組みの一環として,2014年に初開催されました。世界の活躍するトップリーダーが参加して,さまざまな課題を議論し,その成果は国連文書に登録しています。第6回会議は2020年4月に開催予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大で延期となり,この日は2019年以来3年ぶりの開催となりました。

今回第6回会議のメインテーマは「WAW! for Mainstreaming Gender into a New Form of Capitalism 新しい資本主義に向けたジェンダー主流化」。岸田文雄首相の開会あいさつ,アイスランド共和国大統領と国連事務次長兼国連女性機関(UN Women)事務局長の基調講演などに続き,分科会・特別セッションで議論・意見交換しました。

長谷川統括理事長は,「分科会3:女性とデジタル・STEM教育」に登壇しました。STEM教育は,Science(科学),Technology(技術),Engineering(工学),Mathematics(数学)に力を入れることで,科学技術の発展に寄与できる人材を育てる教育システムを指します。

席上,長谷川統括理事長は「STEM分野の女性比率が伸びないのは,わが国の教育制度に大きな原因がある」と発言。「第一には,高等学校の進路指導部や担任による『女子は理工系に進学すると大変だ』という偏見に基づいた進路指導に大きな原因がある。第二には,受け入れ先の『大学』を含む『高等教育制度』に原因がある。私立大学は費用の掛かる理工系学部を開設・設置することがかなわず,高校卒業時点で数学が優秀でも,受け入れる大学側の収容定員が少ない」などと指摘しました。そのうえで「高等学校における文系出身の教諭たちに,理工系に生徒を進学させる施策を取る」「教育制度以外の面でも対策を考えていくことが必要である」ことを提言しました。

IT連盟は,2016年に発足した日本のIT関連企業約5000社,総従業員数約400万人で構成される60以上の団体が結集した日本最大級のIT関連団体の連合体で,設立に中心的な役割を果たした長谷川統括理事長が当初より代表理事・筆頭副会長を務めています。各団体の会員企業では,KCGグループが輩出した,女性を含む多くの卒業生・修了生が活躍しています。

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