CEDEC2022企画コンテスト「PERACON」でKCG学生が上位入賞,団体戦で2位に

日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「CEDEC 2022」が2022年8月23日から25日の3日間開催され,その連動イベントの一枚(ペラ)企画コンテスト「PERACON(ペラコン)」で京都コンピュータ学院(KCG)の学生が上位入賞を果たし,団体ランキングでKCGが2位を獲得しました。

「PERACON」は事前に設定されたテーマに沿った企画コンセプトをA4用紙1枚(相当サイズの画像)にまとめて競う,誰でも参加できる「コンセプトシートコンテスト」です。今年のテーマは「突破!」でした。

プロのクリエイターを含め370名が参加したコンテストの結果が25日ライブ配信で発表され,KCGデジタルゲーム学系の豊田さんが7位,一井さんが15位と上位入賞しました。同学系の大野さんと木内さんは惜しくも上位入賞には届きませんでしたが,審査員個人賞を獲得しました。その結果,上位2名の平均順位で競う団体戦では,KCGが見事2位となりました。

上位入賞者が結果発表中に受けるインタビューで,豊田さんは「ストレートで面白いもので挑もうと考え,さらに他の人と同じにならないように工夫しました」と例を挙げながら工夫点を紹介し,一井さんは「今までで最高の順位で上位入賞は嬉しいが,一桁の順位を狙っていたので悔しかったです」と嬉しさと悔しさを語っていました。

順位発表の進行を務めたのはスクウェア・エニックスの時田貴司氏,ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの簗瀨洋平氏でしたが,豊田さんと一井さんの作品は,長年ゲーム業界の第一線で活躍している両氏からも高く評価されていました。

「PERACON」ではトップ10以内に3回入ると「殿堂入り」となります。今回7位となった豊田さんは2年前に10位だったため今回でリーチとなったこともセッション内で発表され,殿堂入りを目指すことをインタビューで宣言していました。

カテゴリー: News

日本最大規模のインディーゲームイベント「BitSummit」の出展・運営に協力しました

ボランティアスタッフ・展示で参加した教員・学生の集合写真
ボランティアスタッフ・展示で参加した教員・学生の集合写真

京都コンピュータ学院(KCG)は2022年8月6日,7日の2日間,京都市勧業館「みやこめっせ」で開催された日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit X-Roads(ビットサミット クロスロード)」の出展およびイベント運営に協力しました。

BitSummitは,インディーゲーム制作者が出展するだけでなく,任天堂やソニー・インタラクティブエンタテインメント(PlayStation)をはじめ,Cygamesといった多数の企業が協賛し,会場内にブース出展も行われているイベントです。

KCGは今回,学生作品発表会「KCG AWARDS 2022」で最優秀賞を獲得した『A VOID』,そして『天乃糸』の2作品を出展しました。

京都コンピュータ学院 学生作品発表会 KCG AWARDS 2022
https://www.kcg.ac.jp/event/awards2022.html

今回のBitSummitは3年ぶりに一般来場が可能となったこともあり,開場時には3階のイベント会場の外にまで列ができるほど多くの方が来場されました。

会場内は多彩なブースが並んでいますが,その多くは,たくさんの応募の中から審査を勝ち抜いて出展されたタイトルとなっています。このイベントの魅力の一つと言えるのが,数年後にリリースされヒットする可能性があるゲームに早期に出合えて,実際に遊べることです。
『Unpacking(アンパッキング)』や『RPGタイム!~ライトの伝説~』は分かりやすい例と言えそうです。2019年にBitSummitへ出展した際には,両タイトルともに遊びたい人の列が途切れないほどの人気があり,その後もイベント出展等を重ねながら多くの賞を獲得し,2021年~2022年に全世界で発売されヒットしています。さらに集英社ゲームズよりリリースされる『ハテナの塔 -The Tower of Children-』と『ONI – 空と風の哀歌』といった注目作も,今回のBitSummitが世界初の試遊出展となっていました。

会場内のメインステージでは,ゲーム開発者等によるトークイベントやゲーム音楽の作曲者による音楽ライブが開催され,またインフルエンサー配信ブースでは,有名実況者が審査を勝ち抜いて出展されたゲームを実況しながらプレイするイベントが開催されていました。会場内のイベントはリアルタイムおよびアーカイブ配信されていますので,来場者に加えて,会場に来られなかった人も,出展されたゲームの魅力を感じられるようになっています。

BitSummit YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC7h2CnQen4-7cY0364FT4rg/

会場が盛り上がる中,KCGブースにも順番待ちが度々発生するほど多くの方がお越しくださいました。 また今回,会場内に多数のブースがある中で,KCGデジタルゲーム学系の豊田さんが制作した『天乃糸』が国内最大級のゲーム情報総合サイト「ファミ通.com」より取材を受け,記事が掲載されました。取材後,ファミ通前編集長で現在ファミ通グルーブ代表の林克彦氏も,取材の話を聞きつけてプレイしてくださいました。同作については,企業から家庭用ゲーム機での販売に関する提案をいただき,実現に向けて取り組みが開始されています。

『天乃糸』 敵を奈落の底に突き落として高みを目指す“上昇志向系”アクション【ビットサミット クロスロード】|ファミ通.com
https://www.famitsu.com/news/202208/11271945.html

学生らは様々な困難に立ち向かい,日々苦労を重ねてゲーム制作を行っていますが,今回展示に至った2作品とも多くの方に遊んでいただき,さらに「売っていたら買いたいです」というコメントを何人もからいただくことができました。制作した学生らは素直に喜びながらも,もっと楽しんでもらえるようなゲームを目指して意欲を高めていました。

KCGブースは『A VOID』『天乃糸』の2作品を展示
KCGブースは『A VOID』『天乃糸』の2作品を展示
学生作品を試遊するファミ通グルーブ代表 林克彦氏
学生作品を試遊するファミ通グルーブ代表 林克彦氏

BitSummitでは連携イベントとして,京都・大阪を中心に全国の各学校の学生がチームを組んでゲーム制作を行う「BitSummit Game Jam」が開催され,KCGの学生も多数参加しました。イベントの最後にメインステージで行われる表彰式では,ゲームジャムイベントに参加した学生作品から「ゲームジャム最優秀作品賞」が選ばれ発表されます。

そして今回,KCGデジタルゲーム学系の松尾さんがリーダーを務め,矢寺さん,一井さん,福岡さん,谷口さんらが参加したチーム作品「BUTTERFLY LOOP NIGHT」が最優秀作品賞を受賞し,チームの代表として松尾さんがステージ上で表彰されました。

喜び以上に驚きが大きいと語る松尾さん
喜び以上に驚きが大きいと語る松尾さん
ステージを駆け巡って未来を救う作品が受賞
ステージを駆け巡って未来を救う作品が受賞

BitSummitは「国内のおもしろいインディーゲームを海外に向けて発信していく」というコンセプトのもと,2012年後半に発足して以降,毎年開催されています。現在は海外のおもしろいインディーゲームを国内に発信していくこともイベントの重要な役割となっています。

KCGは第2回から実行委員としてイベント運営に関わってきました。イベント当日の受付,会場内の誘導や問い合わせ対応をはじめ,前日の設営準備からイベント終了後の撤収作業を本学院の教員・学生がスタッフとして協力しています。

今年は過去最多の100名以上の学生がボランティアスタッフとして協力しました。必要人員数を大きく上回る学生が自ら希望してくれましたので,面接を実施して担当者を決定しています。人数の枠がある以上,残念ながらスタッフになれない学生が必ず出てしまいますが,面接はその後の就職活動に向けたトレーニングの機会にもなっています。

スタッフを担当した学生は,大人数で目的を達成するためにコミュニケーションや状況に応じて問題を解決・対応する力がいかに必要であるかを実感できます。さらにゲーム業界の熱量に触れつつ貢献でき,業界イベントに参加する良さも理解できますので,スタッフ経験をきっかけにゲームジャムや勉強会等に参加する学生も多くいます。そのため,特に入学したばかりの新入生にとって良い機会となっています。

スタッフ担当を重ねた上回生は,特定の企業ブースのアテンドをしたり,担当チームやエリアのリーダー,さらにチーム全体をまとめる役割も担当したりしています。それをきっかけにイベント後も接触したクリエイターとの交流が続くケースも少なくありません。

このように本学院にとってBitSummitは,学生が学びと刺激,ゲーム制作の機会と意欲が得られる重要なイベントとなっています。
これからもKCGは業界が求める人材育成に取り組みながら,BitSummitをはじめとするイベント開催への協力等を通じて,業界に貢献できるよう取り組んでまいります。

BitSummitならびにKCGブースにご来場いただいた皆様,そして実行委員の皆様,誠にありがとうございました。

KCG学生作品が「ファミ通.com」に掲載されました

京都コンピュータ学院(KCG)デジタルゲーム学系ゲーム学科の豊田さんが制作した学生作品『天乃糸』が,国内最大級のゲーム情報総合サイト「ファミ通.com」の取材を受け,「全ステージクリアーするまでこの場を動けなくなるほどの魅力を持った作品」という高い評価とともに同サイトに掲載されました。
(『天乃糸』 敵を奈落の底に突き落として高みを目指す“上昇志向系”アクション【ビットサミット クロスロード】|ファミ通.com https://www.famitsu.com/news/202208/11271945.html

KCGは,毎年京都で開催されている日本最大規模のインディーゲームの祭典「BitSummit(ビットサミット)」にブースを設け,学生作品を展示しています。2022年8月6日,7日に開催された「BitSummit X-Roads」では,学生が制作したゲーム『A VOID』『天乃糸』を展示しました。

今回の「BitSummit」は3年ぶりに一般来場が可能となったこともあって,開場時には施設の外にまで列ができるほど多くの方が来場し,KCGブースにおいてもプレイするために並ぶ方が多数いらっしゃいました。多くの方が遊んでくださったこともあり,会場内に多数のブースがある中で本学院の学生作品が注目され,取材していただくことになりました。

KCGブースにご来場の皆様,ファミ通.comの皆様,ありがとうございました。

「KCGサマーフェスタ2022」第二弾開催,「はじめてのプログラミング講座」で子どもたちがゲームを制作しました

好きな画像を選んで主人公や敵を設定
好きな画像を選んで主人公や敵を設定

京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,京都自動車専門学校などKCGグループの恒例イベント「KCGサマーフェスタ2022」の第二弾「はじめてのプログラミング講座」が2022年7月31日(日),京都コンピュータ学院 京都駅前校・京都情報大学院大学 京都駅前サテライトで開かれました。新型コロナウイルス感染予防に万全の対策を講じたうえでの開催です。

本講座は小学児童を対象にした毎年人気の講座です。マウスでの操作をメインにしたプログラミングで,児童たちがゲーム作りに挑戦しました。今回作成したのは上から大量に出てくる敵を避けながら,アイテムをとってスコアを伸ばすゲーム。ほとんどの児童がプログラミングは初めてでしたが,京都コンピュータ学院の教員や学生に教えてもらいながら,最後にはプログラミングでは非常に重要な条件分岐に取り組み,〇点とればゲームクリアというところまで実装しました。児童たちは自由な発想で,どんなことがしたいというアイデアを出し,楽しみながらプログラミングの最初の一歩を踏み出しました。

「KCGサマーフェスタ」は,京都コンピュータ学院の創立者で初代学院長の長谷川繁雄先生の命日である7月2日の「閑堂忌(かんどうき)」に合わせ,より開かれた教育機関としての使命を果たそうと2010年から毎年開催しているイベントで,多くの方々に親しまれています。

KCGI,KCGがネパールのトリブバン大学と交流協定を締結しました

協定書へのサインを終えた寺下陽一KCG校長。後ろの画面はサルビン・サヤミTU-CDCSITセンター長
協定書へのサインを終えた寺下陽一KCG校長。後ろの画面はサルビン・サヤミTU-CDCSITセンター長

京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)は,ネパールのトリブバン大学科学技術学部コンピュータ科学情報技術センター(TU-CDCSIT)と2022年7月29日,大学間交流協定を締結しました。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえてオンライン開催した調印式には,KCGから寺下陽一校長,トリブバン大学はビニル・アリヤル科学技術学部長,サルビン・サヤミ センター長らが出席し,寺下校長とサヤミ センター長が協定書にサインしました。茨木俊秀KCGI学長は後日,署名します。協定書は,今後お互いに郵送・署名して完成させる予定です。KCGグループは世界の大学・教育機関との協力関係構築を推進していますが,ネパールの大学とは初めての協定となりました。

トリブバン大学(TU)は1959年に創立されたネパール最古で最大規模の国立大学です。多くの優秀な人材を輩出し,同国の近代化,発展に貢献してきました。今回の協定によりKCGI・KCGとTU-CDCSITは協力関係を確立し,教育研究プロジェクトの共同開発,教員や学生の交流,シンポジウム・セミナー開催などの活動を共に実施していきます。

調印式でアリヤル学部長は「今回の協定は,本学部や学生にとって,IT分野における発展につながると思います」とあいさつ。サヤミ センター長は「ネパールと日本はさまざまな分野でつながりが深い。協定がTUとKCGの関係をより深くすることを期待します」と述べました。寺下校長は「この協定の締結により,今後数年間で日本とネパールの間で強固な学生交流スキームを確立していきます。この協定は間違いなく二国間の友情をさらに強化するでしょう」とあいさつしました。

KCGグループは創立以来,グローバルな教育ネットワークづくりに積極的に取り組んでいます。とりわけ2004年のKCGI開学以降,中国,韓国,チェコ,イタリア各国の大学と学術交流協定を相次ぎ締結。2020年にはベトナムの国立フエ大学(HU),国立ダナン大学(UD),ハノイ国家大学人文社会科学大学(VNU-USSH)と協定を結んでいます。

カテゴリー: News

KCGI新校舎が完成,最先端のICT・経営教育を展開

完成したKCGI百万遍キャンパス新校舎
完成したKCGI百万遍キャンパス新校舎

京都情報大学院大学(KCGI)の新しいIT教育と国際交流の拠点が誕生しました。本学が京都本校百万遍キャンパスの北側(京都市左京区田中門前町1番地)に建設を進めてきた新校舎が2022年8月1日に完成,秋学期(10月から)より講義を開始します。現百万遍キャンパス,京都駅前サテライト(京都市南区),札幌サテライト(札幌市中央区),東京サテライト(東京都港区)などとともに,国内をはじめ世界各国から集う学生たちに対し,情報技術に通信分野を加えたICT,経営・ビジネスに関する最先端教育を展開していきます。

歴史ある学問のまち京都に誕生した新校舎は地上4階地下1階建て。アクティブラーニングなど多様な学習形態に対応可能なハイフレックス仕様の教室,新しい発想の展開を促進させるイノベーションルーム,オンライン授業・ミーティングに対応する個人用ワークブース,IT関係を中心とした書籍を所蔵するライブラリーなどを備えた先進的かつ画期的な校舎です。また,多目的ホールとしての機能も備えた大講義室や,農業ITの実践の場となるスペースも設けられました。

本学は,日本最初のIT専門職大学院として2004年に開学して以来,順調に発展を続けてきました。1963年に創立した日本最初のコンピュータ教育機関である京都コンピュータ学院(KCG)のパイオニア精神を受け継ぎ,幅広い知識,高度な技術,国際性を有したITプロフェッショナルズを養成しています。世界各国において実力を発揮できる,ITスキルとマネジメントスキルを併せ持った国際的リーダーの育成に力を入れています。

英語による講義を多数開講していることから,近年はアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国からの留学生が大勢学んでいます。開学時に80名(総定員160名)だった入学定員は,2020年4月からは600名(2021年度総定員1,200名)となり,7.5倍に拡大。情報系大学院の定員数では,全国でもトップクラスとなっています。

カテゴリー: News