年別アーカイブ: 2019年
KCGの浦山さんが情報処理学会で受賞しました!
京都コンピュータ学院(KCG)情報科学科4回生の浦山さんが,3月2日・3日の両日,京都情報大学院大学(KCGI)百万遍キャンパスを会場に開催された,「情報処理学会 コンピュータと教育研究会 149回研究発表会」で,「プログラミング上達を加速させるマスコットキャラクター付き統合開発環境の開発」を発表し,「若手研究者の模範となる優秀な発表」として「学生奨励賞」を受賞しました。受賞,おめでとうございます!
浦山さんは他の5人のKCGの学生とともに,KCGのプログラミング教育を分析して,初級(1回生)から中級(2回生)に上がる際に一つの壁があることに気づき,プログラミング作業で例外メッセージが出た場合,学習者をリファレンスに適切に誘導できる,学習支援ソフトを開発し発表しました。サポート役としてデスクトップ・マスコットを配して,親しみやすさにも配慮しました。情報処理学会で専門学校の学生発表が受賞するのは異例で,浦山さんの努力の成果であるとともに,KCGのプログラミング教育の水準の高さも物語っています。
情報処理学会 コンピュータと教育研究会 149回研究発表会 発表プログラム
https://ce.eplang.jp/index.php?149%B2%F3%B8%A6%B5%E6%C8%AF%C9%BD%B2%F1
2月17日にオープンキャンパスを開催しました
IT連盟とANIAが合同で新春交歓会,今年の飛躍を誓いました
一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会 会長
一般社団法人 日本IT団体連盟 代表理事・筆頭副会長 長谷川 亘
京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI)などでつくるKCGグループの長谷川亘統括理事長が代表理事・筆頭副会長を務める一般社団法人 日本IT団体連盟(IT連盟,会長:川邊健太郎ヤフー株式会社代表取締役社長)と,会長を務める一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会(ANIA)の合同新春交歓会が2019年2月6日,東京・霞が関ビルで開かれ,両団体に加盟するIT企業関係者や,平井卓也 情報通信技術(IT)政策担当大臣ら国会議員,総務省や経済産業省などの関係者ら多数が出席し,日本の産業界を担うIT発展に向けて両団体が飛躍していくことを誓いました。
長谷川ANIA会長,川邊IT連盟会長の開会の辞に続き,平井大臣,佐藤ゆかり・総務副大臣,滝波宏文・経済産業大臣政務官,西村康稔・内閣官房副長官らが来賓あいさつに立ち,両団体の今後の発展に大きな期待を寄せました。
日本IT団体連盟(IT連盟)は2016年に発足,全国54の団体から構成され,法人会員数はおよそ5000社,総従業員数はおよそ400万人という日本最大のIT関連団体です。IT業界の意向・要望を積極的に政府に提言,IT教育・IT人材育成も推進して,世界最高水準のIT社会の実現を目指しています。
一般社団法人 全国地域情報産業団体連合会(ANIA:All Nippon Information Industry Association Federation)は,地域の情報通信産業の発展と情報通信インフラの整備を通して未来の社会づくりに資することを使命としたIT関連の業界団体で,全国北は北海道から南は九州まで,およそ2000社の企業から構成されています。IT連盟の中でも最大の構成団体です。
IT社会推進政治連盟 会長
一般社団法人 コンピュータソフトウェア協会 会長 荻原 紀男
一般社団法人 日本IT団体連盟 理事
一般社団法人 北海道情報システム産業協会 会長 中村 真規
KCG学生制作の3作品が「HTML5作品アワード」で受賞しました!
HTML5技術を採用した作品の出来栄えを競う「第2回 専門学校HTML5作品アワード」(専門学校HTML5作品アワード実行員会 主催)の審査結果が2月14日発表され,京都コンピュータ学院(KCG)の学生が応募した3作品すべてが受賞しました。受賞した学生のみなさん,おめでとうございます!
「アイディア賞」 チーム「たびっこ」(土田さん,中井さん,三輪さん=いずれも情報科学科)の制作した,旅先で同じ観光地に居る人とコミュニケーションがとれ,一人旅をアシストしてくれるWebアプリ「つながる観光マップ「YarNet」」。
「タスクフォース賞」 チーム「ハンズオン・ミュージアム」(西田さん,山本さん=いずれも情報科学科)がWebGLを使って制作した,「てのひらの博物館」をコンセプトに,KCG資料館(情報処理学会認定・分散コンピュータ博物館全国第一号)所蔵の過去のコンピュータを3DCGで紹介するスマホ・アプリ「京の情報処理技術遺産」。
「バルテス・モバイルテクノロジー賞」 チーム「Pear」(髙木さん,荒木さん,森永さん,柴原さん=いずれも情報科学科)が制作した,ビデオチャットの会話をその場で字幕表示するWebアプリ「字幕機能付きウェブ会議システム」。
これらの作品は,学生たちがプロジェクト演習3およびプロジェクト演習4で制作しました。プロジェクト演習は,グループや個人が自ら目標を設定して企画,設計,作品制作,プレゼンテーションまでを手掛ける,KCG独自のカリキュラムです。学生たちはKCGで学んだ知識とスキルをプロジェクト演習で総合的に発揮して,高度な作品作りに挑戦します。KCGでは,昨年も同コンテストに2作品を応募して受賞しており,今回で2年連続,応募作品すべてが受賞したことになります。
2月2日にオープンキャンパスを開催しました
1月19日にオープンキャンパスを開催しました
KCGIを修了し日本で起業した劉さんを中国中央TVが紹介
京都情報大学院大学(KCGI)を2013年9月に修了して大阪で転送事業の会社を立ち上げた劉 釗さん(銘東 株式会社 代表取締役,山東省青島出身)がこのほど,中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組内の中国国外で活躍する人物を紹介する「華人世界」で取り上げられました。さらに劉さんは,関西在住の中国人向けに発刊されている新聞「関西華文時報」で「2018年在日華人華僑十大人物」に選ばれ,2018年12月15日付1面トップで大きく報じられました。KCGIでeコマースについて学んだ後に会社を設立して5年。2018年8月期には売上高が20億円を超えるなど,KCGIで学び得た知識を存分に発揮して会社を年々成長,拡大させた劉さんは,日本で学び成功した代表的な人物として中国国内で大きく評価されているようです。
銘東 株式会社は,中国を中心とした顧客が日本の通販サイトを利用して買い物をする際に日本の住所を提供していったん商品を集め,万全の梱包をして中国へ発送する事業が柱。国際郵便利用金額は近畿圏でトップ,日本全国でトップ2にランクされ,日本郵便 株式会社から感謝状を受けています。大阪東郵便局(大阪市西区)内に設けている約2500平方メートル,そのほか同市内や新規に確保した東京・神田神保町と神戸市の2カ所を合わせた巨大な物流センターは,常に製品であふれています。「転送業者としての信頼を高めたい」とX線検査機を2台導入し,出荷前のチェックを怠りません。さらに,新たな事業分野として始めた越境通販(EC)事業が軌道に乗りつつあるほか,中国の有力物流業者や行政と組んでの関連会社,カスタマー・システム開発を手掛ける中国の現地法人,在日外国人が日本で起業する際にサポートする「銘東ソリューション株式会社(日本)」を設立するなど,事業規模はさらに拡大中です。グループ企業の社員にはKCGIの修了生も多くいます。
劉さんは日本への留学を夢見て,大学では日本語を専攻。卒業後に地元・青島のホテルで勤務,フロント係をしていたころに,常連客で貿易会社を経営する日本人と仲良くなり,話を聞かせてもらっているうちに,自分も将来は日中間貿易の仕事がしたい,と強く思うようになったといいます。小学生のころから独学で続けたプログラミングの知識があったので,日本留学のチャンスが訪れたとき,経営学がITと関連付けて学べるKCGIを進学先に選びました。
「入学後は財務会計関連のシステム開発や,経営学,ウェブビジネスなど,興味を引く講義ばかりで,楽しみながら懸命に学びました」と劉さん。修了後は正直,日本で就職するか,中国に帰るか迷ったそうですが,KCGIで学んだことを活かすべきだと判断し,起業に踏み切りました。設立した銘東 株式会社の社名には「故郷・中国の東の地で,名(銘)声を上げたい」との思いを込めたといいます。
「当初は,私が日本人ではないので,関係者から信頼を得るのに苦労しました」(劉さん)が,粘り強く,誠意を持って自分のビジネスプランの説明を繰り返したところ,日本郵便との業務提携が実現,大阪東郵便局営業集荷推進部内に事業所と物流センターを開設するに至りました。KCGIで学んだことを実践で活かしながら,着実に歩を進める劉さん。「今後は,中国はもちろん,台湾や韓国などにも拠点を置き,日本の製品を全世界に届ける仕事をしたい。そして10年内に東証一部に株式上場したい。上場は,ようやく視野に入り,夢から目標に変わりつつあります」と,さらに前を見つめています。
劉さんを紹介する,中国中央テレビ(CCTV)の「華人世界」=動画