2020年度からKCGI入学定員を600名に。開学時の7.5倍

京都情報大学院大学(KCGI)は,2020年度入学生の定員を従来の480名から600名に増員します。2019年12月,文部科学省に変更届を提出しました。2004年度開学当時の入学定員80名の7.5倍となります。日本最初のIT専門職大学院である本学は今後も国内外のIT業界をけん引するリーダー育成に向けて努力していきます。

ビジネスに応用するためのITは進歩を続ける一方,経済産業,厚生労働,文部科学の3省による人材供給の試算によると,国内IT人材は2018年時点で約22万人超が不足,2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催などによるセキュリティ対策,さらには電気自動車の普及といったIT需要が今後ますます拡大するとし,2030年には不足数が79万人(高位シナリオ=市場の伸び率を3~9%と仮定した場合)にものぼるとはじき出しています。

このような中,IT応用分野のトップリーダーを育成し,有能な人材を輩出してきた本学に注目が高まり,国内外からの入学志願者が急増しています。本学はこうした状況に対応し,社会からの要請にこたえるべく,入学定員の増加に踏み切りました。 入学定員の増員に伴い,収容定員は2020年度1,080名,2021年度以降は1,200名となります。

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KCGIがハノイ国家大学工科大学と協定を締結しました

協定の調印式で握手を交わす土持副学長(左)とグェン学長(2019年12月11日,ハノイ国家大学工科大学)
協定の調印式で握手を交わす土持副学長(左)とグェン学長(2019年12月11日,ハノイ国家大学工科大学)

京都情報大学院大学(KCGI)はハノイ国家大学工科大学(VNU-UET)と2019年12月11日,VNU-UETで大学間交流協定を締結しました。KCGIの土持ゲーリー法一副学長,グェン・ゴク・ビィン副学長やVNU-UETのグェン・ヴィエット・ハー学長らが調印式に臨みました。本協定は両大学が今後,交換留学を視野に入れた交流や,双方の教授陣による研究・教育協力を進めていくことを目的にしています。

グェン学長はVNU-UETを代表し,「現在、日本はテクノロジーに基づく『Society 5.0』を推進してさらなる発展に向かっており,ベトナムもこの社会モデルを目指していきます。KCGI はアントレプレナー養成における革新精神に満ち、社会活動に先端技術を応用している大学院でもあり,今回の協定締結はベトナムの学生にとって,最先端の環境で学び,日本で活躍していくための貴重な機会につながるでしょう」と話されました。

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日本ユニシス,ガイナックス京都と産学連携講義を開講

日本ユニシスとの共同ゼミ「応用情報学最先端A」でUIについて説明する坂本KCGI准教授(京都駅前サテライト)
日本ユニシスとの共同ゼミ「応用情報学最先端A」でUIについて説明する坂本KCGI准教授(京都駅前サテライト)

産学が連携して次代を担うIT人材を育成しようと,京都情報大学院大学(KCGI)は応用情報分野の最先端企業と共同による講義やゼミを開講しています。2019年度秋学期には大手ITサービス企業の日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区,平岡昭良社長,東証1部上場)の総合技術研究所(羽田昭裕所長)とゼミ「応用情報学最先端A」を,武田康廣教授が代表取締役を務める株式会社ガイナックス京都などと連続講義「実践アニメ製作論」を相次いで開講。学生たちは第一線で活躍中の講師陣と触れ合い,議論を深めながら,高度な実践能力と創造性を磨いています。

◇「応用情報学最先端」~若者の柔軟な発想・創造力を新たなイノベーションに

日本ユニシスとの共同ゼミ「応用情報学最先端A」は2019年11月から京都駅前サテライトで開講中。「企業研究者によるITの最新事例紹介」を掲げ,KCGI教員,同社研究員,学生の交流を通じて,未来のIT業界を担う若者の柔軟な発想・創造力を新たなイノベーションにつなげることを狙いとしています。共同ゼミは2020年1月まで8回にわたって開講します。

同研究所二〇四六室長の秋山功KCGI教授,同研究所研究員でKCGグループの「未来環境ラボ」にも中心となって関わる坂本啓法KCGI准教授に加え,同研究所の研究員ら7人がそれぞれのテーマで行うオムニバス講義形式で,学生のレベルに合わせてさまざまなITの基礎的な部分を説明しつつ,最先端の実例を紹介。これにより,学生たちが「自分ならこの技術をどう使って社会全体にイノベーションをもたらすか」と応用を考え,自発的に技術に関するより深い部分を調査していくことを目指しています。

ユーザーインターフェイス(UI)などに関する研究開発を手掛ける坂本准教授の担当回では,UIの区分,特にタッチ,ペン(手書き文字認識),音声,空中ジェスチャ,VR,ARなどによるNUI(ナチュラル・ユーザーインターフェイス)について,代表的な関連技術・製品とともに解説されました。具体例として坂本准教授が開発した「空中における文字入力・文字認識」を利用した書道ソフトなどの実物が紹介され,赤外線センサーを活用し,空中で筆を振るって文字を書き認識させる実体験に,学生たちは興奮した様子でした。

◇「実践アニメ製作論」~文化の都・京都で学ぶ意義

ガイナックス京都などと共同の連続講義「実践アニメ製作論」は2019年10月から翌2020年2月まで12回にわたって京都本校 百万遍キャンパスで開講。武田教授のほか,プロデューサーとして「天元突破グレンラガン」などを手掛けた赤井孝美・米子ガイナックス株式会社社長らが講師として登壇し,アニメの企画・制作時の具体的な方法論などについて,実際のアニメ業界での実例を示して解説します。

赤井社長の担当回では,バレーボールが題材の新作アニメの企画を想定し,味方だけで少なくとも29人のキャラクターが必要になると具体的に設定。1クール13本のアニメが仮にヒットすれば,第2シーズンが13本制作されるので,物語を盛り上げるために,最低でも2~3の強豪チームの敵,約30人を登場させる必要があり,計60人近くのキャラクターを描き分ける必要があることが説明されました。赤井社長は「高校のスポーツものでは,チームメンバーの性別・年齢・体型はほぼ同じ。描き分けるのが一番大変なジャンルで,そのためにはテクニックが必要です」とアニメ制作の裏にある苦労を明かし,「主人公とライバルの関係や,他のキャラクターごとの性格や背景などをそれぞれ『対照』させながらキャラクターを創造することが大切だ」と,実際にホワイトボードに流麗なキャラクターのイラストを描き分けながら力説しました。

講義後,赤井社長は「日本の文化としてのアニメーションを,文化の都である京都で教えることに意義があります」と強調。「アニメーション業界は今,過渡期にあり,ITの発達なども相まって『世界は映像を求めている』と強く感じます。これからは東京一極集中でなく,地方で独立した個人作家が,ITを活用してアニメを制作・発信する時代が必ず来るので,講義を通じてそのような人材を育てていきたい」と話していました。

ガイナックス京都などと共同の連続講義「実践アニメ製作論」でアニメ制作時の方法論を説明する赤井孝美・米子ガイナックス株式会社社長(京都本校 百万遍キャンパス)
ガイナックス京都などと共同の連続講義「実践アニメ製作論」でアニメ制作時の方法論を説明する赤井孝美・米子ガイナックス株式会社社長(京都本校 百万遍キャンパス)
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フランス総領事とマルセイユ市副市長一行がKCGI・KCGを訪れました

KCGグループの教職員と共に記念撮影
KCGグループの教職員と共に記念撮影

フランス・マルセイユ市のジャン・ロアッタ副市長(国際関係担当)とモニク・コルディエ副市長(環境問題担当),ジュール・イルマン在京都フランス総領事ら一行が,2019年12月13日,京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校を訪問されました。一行は長谷川亘統括理事長から歓迎のあいさつを受けた後,情報処理学会により2009年に「分散コンピュータ博物館」の第一号として認定されたKCGコンピュータミュージアムを見学され,今や欧米でも珍しい,それぞれ一時代を築いたコンピュータの数々に見入っていらっしゃいました。

校舎・教室の視察では,マンガ・アニメ学科の実習授業を見学され,最新機器を使用してのイラスト制作や,フランス語でのKCGグループの紹介ビデオを興味深い様子でご覧になりました。続いて,今後の同市と本学との交流などに向けた打ち合わせが行われました。

今回の訪問は,KCGI・KCGも毎年出展しているマンガ・アニメをはじめとする日本文化の総合博覧会「Japan Expo」の創立者トマ・シルデ氏の紹介で実現し,副市長のほか,マルセイユ市の海外企業誘致等担当者も同行されました。長谷川統括理事長は今回のご来校を機会に,将来,同市の教育機関と提携し,ICT教育を展開することなども視野に交流を進めていきたいとの意向を示されました。

ロアッタ副市長は,今後,同市との交流・提携を推進していくためにも,まずは来年2月にマルセイユ市で開催される「Japan Expo」に参加してほしい。そして将来的には,KCGI・KCGの学生さんたちを企業研修などの形でお迎えしたい,などと語られました。

マンガ・アニメ学科の授業を視察
マンガ・アニメ学科の授業を視察
今後の提携に向け,握手を交わすロアッタ副市長と長谷川統括理事長
今後の提携に向け,握手を交わすロアッタ副市長と長谷川統括理事長
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TSUKUMO主催『ニーア オートマタ』ゲームイベント開催に協力しました

出演者・協賛企業の皆様と学生スタッフの集合写真
出演者・協賛企業の皆様と学生スタッフの集合写真

京都コンピュータ学院(KCG)は2019年12月1日,TSUKUMOが主催するイベント「『ニーア オートマタ』ミニイベント第4弾 GEMS COMPANYも一緒に参戦!」の開催に協力いたしました。

●『ニーア オートマタ』ミニイベント第4弾 GEMS COMPANYも一緒に参戦!
https://kaisya.tsukumo.co.jp/static/release/190911n.html
https://peatix.com/event/1351192
【出演者】
齊藤 陽介 様(『ニーア オートマタ』プロデューサー)
ヨコオタロウ 様(『ニーア オートマタ』ディレクター)
田浦 貴久 様(『ニーア オートマタ』シニアゲームデザイナー)
初美 メアリ 様(声優/モデル 『ニーア オートマタ』CV:オペレーター21O,アネモネ)
奈日抽 ねね 様(「GEMS COMPANY」)
インコさん 様(舞台「少年ヨルハver1.0」カクタス役)

今回のイベントでは会場提供に加えて,KCG教員とデジタルゲーム学系学生がイベントの運営スタッフとして参加する機会をいただきました。学生にとっては,イベントを成功させるため,ご来場いただく参加者の皆様により満足していただくために,目的を意識して判断しながら動く経験ができる貴重な機会となりました。

本イベントは2部制となり,1部は『ニーア オートマタ』をテーマに,2部は「GEMS COMPANY」をテーマに出演者の方々がトークを繰り広げ,来場者の質問に答える形式でイベントが実施されました。 観覧した本学の学生は,開発に携わったクリエイターや声優の方々から直接お話をお聞きできたことをとても喜んでいました。また従来から「GEMS COMPANY」のファンの学生も多くいましたが,今回,奈日抽 ねねさんのトークを初めて聞いて「GEMS COMPANY」のファンになった学生もいました。好きなゲームのお話を聞くことをきっかけに奈日抽 ねねさんと出会ったように,新しいものを知る・触れる機会をいただけたことは,学生がクリエイティブな業界を目指す上で重要で,本学としても大変ありがたく感じております。イベント終了後には,出演者の皆様よりスタッフを務めた学生に向けたメッセージやアドバイスをいただきました。

スクウェア・エニックスならびに出演者の皆様,TSUKUMOをはじめとするイベント運営ご担当の皆様,このような素晴らしい機会をいただき誠にありがとうございました。

ヨコオタロウさんの仮面
ヨコオタロウさんの仮面
GEMS COMPANY(ジェムズ カンパニー)メンバー紹介パネル
GEMS COMPANY(ジェムズ カンパニー)メンバー紹介パネル
出演者の皆様のサイン入りイベントパネル
出演者の皆様のサイン入りイベントパネル

TSUKUMO主催『ドラゴンクエストX』ゲームイベント開催に協力しました

出演者・協賛企業の皆様と学生スタッフの集合写真
出演者・協賛企業の皆様と学生スタッフの集合写真

京都コンピュータ学院(KCG)は2019年11月30日,TSUKUMOが主催するイベント「ドラゴンクエストXが京都コンピュータ学院にあらわれた!」の開催に協力いたしました。

●ドラゴンクエストXが京都コンピュータ学院にあらわれた!
https://tenpo.tsukumo.co.jp/static/DQ2019/
【出演者】
青山 公士 様(『ドラゴンクエストX』プロデューサー)
安西 崇 様(『ドラゴンクエストX』ディレクター)
サイトーブイ 様(Vジャンプ編集部)
マナティブイ 様(Vジャンプ編集部)
初美 メアリ 様(初代初心者大使)
インコさん 様(第2期初心者大使)
福田 直也 様(第7期初心者大使)
園村 将司 様(第7期初心者大使)
西井 万理那 様(第7期初心者大使)

今回のイベントでは会場提供に加えて,KCG教員とデジタルゲーム学系学生がイベントの運営スタッフとして参加する機会をいただきました。学生にとっては,イベントを成功させるため,ご来場いただく参加者の皆様により満足していただくために,目的を意識して判断しながら動く経験ができる貴重な機会となりました。

イベントでは様々なコーナーがあり,出演者と参加者の方が一緒にモンスターと戦うコーナーも行われました。モンスターを倒せるかどうかギリギリの戦闘シーンでは,まるでスポーツのゴールシーンのような割れんばかりの歓声で会場全体が包まれました。その様子を見た学生は人々の心を掴み,見ている人も一緒に楽しめるゲームの力に深く感動をしていました。イベント終了後には,出演者の皆様よりスタッフを務めた学生に向けたメッセージやアドバイスをいただきました。

スタッフを担当した学生はもちろんですが,会場内で観覧した学生もあわせ,これから夢に向かって学ぶ上で,とても励みになったと大変喜んでいました。

スクウェア・エニックスならびに出演者の皆様,TSUKUMOをはじめとするイベント運営ご担当の皆様,このような素晴らしい機会をいただき誠にありがとうございました。

展示エリアにあらわれた巨大なキングスライム
展示エリアにあらわれた巨大なキングスライム
出演者の皆様のサイン入りイベントパネル
出演者の皆様のサイン入りイベントパネル

ソニー 和久田様によるIT業界セミナーを開催

京都コンピュータ学院(KCG)は2019年12月11日,ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社(以下SIPS)の和久田 兼作様にお越しいただき,「ものづくりをベースとした自己成長戦略」というテーマで,企業説明会・IT業界セミナーを開催しました。

SIPSは,カメラ事業,放送・業務用製品を中心としたソリューション事業,メディカル事業,交通系ICカードやコンビニの電子マネーにも使用されている非接触IC技術「FeliCa(フェリカ)」事業などを行うソニーグループの企業です。

まず和久田様からはSIPSを中心としたソニーグループ全体の企業説明ならびに応募に関する案内をしていただきました。 続いて,和久田様の生い立ちと共にエンジニアとして歩まれるきっかけについてお話しくださいました。和久田様が重要だと強調されていたことが,知ったことを誰かに伝える・教えること,すなわち“アウトプット”を行い自分自身の知識の理解を深めていくことでした。講演を聴いた学生も,インプットをしたら,その倍以上のアウトプットを目指す「3:7」の比率のお話が印象に残ったとのことで,ティーチング・アシスタント(TA)の機会があれば積極的に取り組みたいと具体的な目標を立てていました。 さらに「自分のキャリアは自分で築く」というソニーに根付くキャリア形成の考え方,変化の時代といわれる現代でのチャンスの掴み方など,多くのことを学生に伝えてくださいました。

和久田様,貴重なお話を聞かせていただき,ありがとうございました。

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KCGの学生が制作した動画がショッピングセンターで上映中

AQUA21で上映中のクリスマスのイメージ動画(写真右側のモニター画面)
AQUA21で上映中のクリスマスのイメージ動画(写真右側のモニター画面)

京都コンピュータ学院(KCG)の学生20名が制作したクリスマスのイメージ動画が,JR近江八幡駅そばのイオン近江八幡ショッピングセンター2番街AQUA21がクリスマスセールに合わせて2階に設けた特別会場で上映されています。この動画は,KCG鴨川校でアートやデザインを学ぶ学生を中心に,中国・ロシア・ブラジル・インドネシア・スリランカからの留学生6名を含む20名が,KCG教員の指導のもと,各自で制作した短いCG動画を編集したもので,約8分半の長さです。素朴なタッチの作品が多く,特に子供たちに喜ばれているということです。上映時間は,平日が午後4時から午後8時まで,土日と祝日が午後1時から午後8時までで,12月25日まで見ることができます(変更の可能性あり)。

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〈訃報〉 信末 昌弘先生が永眠されました

京都コンピュータ学院職員の信末 昌弘先生が2019年12月8日,逝去されました。61歳でした。故人のご冥福を心よりお祈りするとともに,謹んでお知らせいたします。

信末先生は福岡県北九州市出身で,高校卒業後に京都コンピュータ学院情報科学科に入学,1980年3月に卒業後,京都コンピュータ学院の職員となりました。以来,主に広報関連部署で,高校訪問や,入学を希望する高校生らへの学校説明など,学生募集活動に尽力されました。

信末先生は優しい人柄で高校の進路指導の先生方や学生,他の教職員からの信頼が厚く,慕われていました。KCGグループの発展に多大なる尽力をいただいたことに,心よりお礼申しあげるとともに,安らかなご永眠をお祈りいたします。

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