KCGは,学校法人聖カタリナ学園・京都聖カタリナ高等学校(京都府南丹市園部町美園町1-78,小林豊校長,1951年創設)との間で,学校間連携事業協定を結び11月27日,京都駅前校で調印式を実施しました(調印は同1日付)。京都聖カタリナ高校の小林豊校長と,京都コンピュータ学院の寺下陽一京都駅前校校長が協定書に署名,今後,人材育成に向けて両校が末永く交流を続けていくことを確認し合いました。
式では両校の沿革や教育方針などについて紹介された後,小林校長,寺下校長が協定書に署名し握手を交わしました。調印を受け寺下校長は「両校はこれまでにも交流があり,調印は中身があって形をつくるという理想的,実質的なケース。私学として教育に対する明確なビジョンがあり,その達成のため努力しているという共通点もある。教育は息の長い取り組み。永らく協力関係を続け,両校発展の契機にしたい」とあいさつしました。
小林校長は「約半世紀にわたって日本の情報社会をリードしてきた京都が誇る教育機関と連携ができ光栄。IT業界は人材が不足していると聞く。両校が協力関係を深めることにより,1人でも多くのよりよい人材を輩出していけるよう努めたい」と述べました。
京都聖カタリナ高校との交流は,2007年9月,KCG主導により同校のコンピュータインフラを一新したのが始まりです。その後,情報教育システム導入に関するサポートを進め,本年6月下旬には,同校が2008年4月に新設した「普通科マルチメディアコース」の教育用設備を導入しました。より専門的で実践的な授業を展開したいという依頼に応えたものです。以来,双方の間で連携に向けての協議を進めてまいりました。11月には,京都聖カタリナ高等学校のオープンキャンパスにて本学講師が, 参加した中学生に対して模擬授業を行いました。
調印を受け,本学院からは京都聖カタリナ高校の生徒に対し,ITに関する特別講座や出張授業を展開するなどして,専修学校における高度な教育に触れる機会を提供し,双方でさらに連携のあり方を模索しながら,生徒たちの能力伸長と適性に合った進路選択促進に向け努力していきます。
KCGは日本最初のコンピュータ教育機関として設立,今日に至る45年の間に蓄えてきたITに関する知識と教育のノウハウを少しでも還元しようと,高校との連携事業などの取り組みを進めています。これまでも,京都府内外の高校に対し,「情報科目」の授業担当や,CG関連の出張講義などを実施してきました。KCGの高校との学校間連携事業協定締結は,本年6月4日の洛陽総合高等学校との調印に続き2例目です。