2010年5月1日(土)は京都コンピュータ学院(KCG)の47回目の創立記念日。これに先立ち4月30日(金),京都駅前校6階ホールで記念式典が開かれ,学生や教職員一同で祝うとともに,これからのIT産業を支えていくという使命をあらためて確認し合い,さらなる飛躍を誓いました。
KCGは1963年5月1日,京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学教室)出身のグループにより立ち上げられた「FORTRAN研究会」が礎です。これは,大学の学術研究者を対象にIBM7090の使用を目的とした研究会でした。創立者である初代学院長・長谷川繁雄先生と現学院長・長谷川靖子先生がコンピュータの可能性をいち早く見出し,情報処理技術者を育成しようという大いなる情熱,フロンティアスピリットを抱きながらつくり上げた日本で初めてとなるコンピュータ教育機関でした。
その後,コンピュータ技術者養成のための日本初となる全日制の学校「京都コンピュータ学院」として今日まで発展を遂げ,47年間で学院から巣立っていった卒業生は3万9千人以上。2004年4月には日本最初にして唯一のIT専門職大学院である「京都情報大学院大学(KCGI)」がグループ校として加わり,卒業・修了生はいずれも日本の,世界のIT産業を牽引,発展に貢献しています。
この日の式典では,KCGIの金澤正憲教授が「コンピュータの利用と技術」と題して講演。コンピュータの技術史をはじめ,教育史などについて話されました。学生や教職員たちは熱心に聴き入り,47年の歴史の重みをかみしめました。