長年にわたって京都市の教育行政進展に尽力したとして,KCG顧問の米田貞一郎先生が同市教育委員会の第61回教育功労者に選ばれ11月5日(木),同市中京区の市生涯学習総合センター(京都アスニ―)で表彰を受けられました。間もなく100歳の誕生日を迎えられる米田先生は元気に表彰式典に出席され「多くの方々に支えられ,微力ながら京都の教育発展に携わってきました。今後も何らかの形でお役に立てたらと思っています」と喜びを語っておられました。
米田先生は市内の小中学校などで教鞭をとられ1952年7月から約10年間,市立堀川高校校長を務められました。その後,市教委指導部長,京都学園大学教授(現在は名誉教授)を経た後,KCGに来られ,洛北校校長,京都駅前校校長などを歴任され現在,顧問に就かれています。最近は毎年,京都三大祭の葵祭・祇園祭・時代祭の時季に「特別講義」を担当,穏やかな語り口による分かりやすい解説に学生たちの人気も高く,KCGの名物講義となっています。
今回の市教育功労は米田先生を含め34個人,27団体・学校が選ばれ,表彰を受けました。式典で藤原勝紀・市教委委員長,門川大作市長らは「みなさまの多岐にわたる功績は京都の教育史に刻まれ,新しい道を切り開くもの。これからも次代の担い手育成や,みずみずしい生涯学習進展のために力を貸してください」などと祝辞を述べました。
米田先生の受賞を,KCG関係者一同,心よりお祝いいたします。