☆天文ワークショップ 7月6日(金)
日本天文学会主催・天文教育普及研究会共催による全国同時七夕講演会2012(http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/tanabata/)のKCG版。
■七夕!星空に思いをはせて
第一部は,星空博士・作花一志KCGI教授と,KCG天文同好会顧問の島尚徳先生が,「七夕の星のかなたには?」と題して,七夕にまつわる星々(ベガ,アルタイル)や,星の誕生・終末などについて講演しました。かつては天変と恐れられていた金環日食,金星の日面通過,超新星爆発といった天体ショーが,宇宙物理学・観測機器の発展とともに,その原因が解明され宇宙のフロンティアが広がってきたという歴史を紹介。同時に,最近世間を騒がせているヒッグス粒子(=神の粒子)など不可解な新しい天変についても分かりやすく解説しました。
やさしく解説しました。
第二部は,KCG天文同好会の学生たちが,2012年 5月21日,282年ぶりに京都でみられた金環日食の観測会の模様を,動画を使って面白く紹介。また日本各地に伝わる七夕伝説・逸話についても解説しました。最後に天体シミュレーションソフトを使った実習を行い,2035年に能登半島で観測される皆既日食をコンピュータ上で再現,参加者からは「本当だ!本当に起こった!!」と歓喜の声が上がりました。
残念ながら,当日は雨で,予定されていた天体観測は実施されませんでした。次回は晴れるといいですね。
参加者の感想より。
- 金環日食のお話は新しい発見があってとても良かった。七夕伝説では,いろいろな国の言い伝えを知ることができて興味深かった。星座のお話では,Stellariumというソフトを操作するのが面白かった。太陽よりも大きい星がいくつもあると初めて知った。2035年の日食も見られて良かった。学生の皆さんも親切で優しかったし,全体的に大変楽しかった。ありがとうございました。(お母さま)
- コンピュータで天体を調べたり,本当にすごいな!と思うことばかりでした。また,次回ぜひ参加したいです。ありがとうございました。
- いろいろやれたし,いろいろな事がわかってよかったです。たのしかったです。また来たいです。(小学校3年生)
- 第一部,第二部 とも良かったです。今後も連絡ください。