
京都情報大学院大学(KCGI)は2025年3月31日,韓国・済州特別自治道および国立済州大学校との三者で,LearningとVacationの合成語で表現される「ランケーション(教育観光)」プログラムを実施する「体験学習協定」を締結しました。また,かねてより協力関係にある済州大学校との二者間では同日,留学生派遣に関する「京都情報大学院大学と済州大学校間の3+2協力教育プログラムに関する協定」も新たに締結。済州市の済州大学校で開かれた2協定の締結式にはKCGI側から長谷川亘KCGI・京都コンピュータ学院(KCG)・京都自動車専門学校(KCGM)総長はじめKCGグループ関係者,済州特別自治道からはオ・ヨンフン知事ら幹部,済州大学校からキム・イルファン総長らが出席しました。KCGグループは済州大学校ほか世界の大学・教育機関との協力関係構築を推進していますが,体験学習協定は初めてです。
「ランケーション」は,学術目標と文化の探求を融合させた教育旅行を通じて「体験学習」の機会を得ようという,近年始まった新しい教育プログラム。済州特別自治道(=済州島)は,自然・歴史・文化の豊かな韓国内屈指の人気旅行先で,日本からも多くの観光客が訪れます。締結式で長谷川総長は「日韓両国において有名な済州島が,今度は国際的なランケーション発祥の地となるよう,できる限りの支援をする所存です」とあいさつ。2025年8月にも日本から済州島へのランケーションを実施すべく,KCGグループの学生を募集する計画を進めていることを紹介しました。
済州大学校との新たな協定は,韓国側から日本側への留学生派遣を通じて,デジタル経済のグローバルビジネス環境においてITに精通した高度な専門職業人材を養成するのが目的。大学での専攻にかかわらず,留学先のKCGIでは「人工知能」など9つの専門分野から1つを選択して修士課程に進むことができます。済州大学校の学部3年課程を修了もしくは協力教育プログラムの3年を修了していれば,KCGIに留学して取得した1年分の単位が,済州大学校の卒業に必要な単位として認定される仕組みです。
あいさつで長谷川総長は「新たな協定が,双方のさらなる発展とIT教育の充実に大きく寄与すると確信します」と期待を述べました。
国立済州大学校は1952年に創立,13の学部と医学専門大学院,法学専門大学院など10の大学院をはじめ,数多くの付属施設を有する総合大学です。KCGIとはすでに20年の協力関係が続いています。2006年,ICT分野の教育・研究や相互の人的交流などを目的とした学術交流協定を結び,2008年にはインターネット上で双方の学生が受講できる日韓サイバーキャンパス構築で合意しました。2010年には,単位を互換しながら双方の学位が取得できるデュアルディグリープログラムを運営する協定を締結。2024年には多言語教育のノウハウ共有を目的とする学術交流協定を結んでいます。
なお,2024年2月に国立済州大学校名誉工学博士の学位が長谷川総長に授与されました。
締結式は,KCGI・済州特別自治道・国立済州大学校の三者協定が3月31日午前,KCGI・済州大学校の新協定は同日午後。締結式の後には済州大学校アラミューズホールで,済州大学校オーケストラと,世界的ピアニストの多川響子KCGI教授の合同演奏会が開催されました。

