
京都情報大学院大学(KCGI)と京都コンピュータ学院(KCG)にウズベキスタン共和国のデジタル技術省から2025年3月12日に調査団が来校し,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校で日本のゲーム・アニメ分野に関して意見交換を行いました。
来校したのは,ウズベキスタン デジタル技術省の桜井明博大臣顧問,IT投資センターAbduvali Khaydarov局長ら5名。寺下陽一KCGI学長の歓迎のあいさつのあと,桜井氏が「京都を訪問し,このような貴重な機会を持つことができてうれしい」とあいさつ。続いて武田康廣KCGI教授がアニメ制作の流れと日本のアニメビジネスについて,高橋功KCGデジタルゲーム学系主任がKCGグループにおけるゲーム教育の展開について説明しました。高橋先生はウズベキスタンの学生とのゲームジャムなどコラボレーションの可能性についても言及,調査団のメンバーは質問をはさみながら興味深げに聴き入っていました。また,Sholom Gold KCGI教授がKCGIに2025年4月より新設されるITエンターテインメント専門分野の目指す教育内容について紹介しました。
ウズベキスタン側からはKhaydarov局長が,2024年に設立しゲーム開発会社やアニメ制作会社を含む30社以上を統合する一般社団法人Uzbekistan Creative Associationの活動とデジタル技術省の組織であるIT投資センターにおける人材育成の取り組みを紹介。若者に対するIT教育,クリエイター育成を国が支援している,国際的な連携にも力を入れており,将来は日本とも連携を図っていきたいと述べました。今回は特に日本でのゲーム開発について学びたいと日本を訪問。将来的にはより質の高いゲームやアニメなどのコンテンツをウズベキスタンで制作したい,そのためには日本の教育機関と交流を図り,教員の研修会や学生の交換留学なども実現したいと希望しました。KCGで学ぶウズベキスタンからの留学生3名も参加し,会談は終始和やかな雰囲気で行われました。
KCGIとウズベキスタン共和国デジタル技術省とは,2024年8月にデジタル教育分野強化や有望なIT関連プロジェクトの推進によるIT人材育成などに関する国際交流協定を締結。今後もお互いに訪問し,さらなる交流を進めていきます。
