京都情報大学院大学(KCGI)第3代学長で現在名誉学長に就く茨木俊秀先生の「瑞宝中綬章」受章(2024年春の叙勲)祝賀会が10月27日,京都市のリーガロイヤルホテル京都で開催され,関係者ら大勢の方々が集い,これまでのご功績に敬意を表すとともに受章をお祝いしました。
加藤直樹・兵庫県立大学教授が発起人代表となり,茨木先生と旧交があった方や教え子,KCGIの教職員らに出席を呼び掛けました。発起人でもある伊藤大雄・電気通信大学教授,宇野裕之・大阪公立大学教授が司会進行を担当,はじめに長谷川亘KCGグループ総長が茨木先生のこれまでのご功績などの紹介を交えながらあいさつしました。食事・歓談の中,五十嵐淳・京都大学大学院情報学研究科長,巳波弘佳・関西学院大学副学長,西尾章治郎・大阪大学総長が祝辞。世界で活躍するシンガーソングライターで,エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のリードボーカリストにも抜擢されたニッツア・メラスKCGI教授によるジャズライブがあり,茨木先生のリクエスト曲をニッツア教授の歌とギター,コントラバスが演奏し,祝賀会を大いに盛り上げました。最後に茨木先生が数々の思い出のエピソードとともに謝辞を述べました。
これに先立ち,KCGI京都駅前サテライト・京都コンピュータ学院京都駅前校6階コンサートホールで受章記念音楽会があり,国際的ピアニストの多川響子KCGI教授と,世界を舞台に活躍するソプラノ歌手・山本企佐子さんが,ヴェルディ歌劇「椿姫」より “乾杯の歌”など7曲を奏で,茨木先生の受章を祝いました。
叙勲のうち「瑞宝章」は,長年にわたって公務に従事し,功労を積み重ねた人に贈られます。茨木先生は京都大学工学部卒,同大学院修士課程修了(電子工学専攻),工学博士。京都大学名誉教授で,これまでにイリノイ大学研究員,豊橋技術科学大学教授,関西学院大学教授などを歴任。日本オペレーションズ・リサーチ学会,日本スケジューリング学会の名誉会員,ACM(Association for Computing Machinery),電子情報通信学会,情報処理学会,日本応用数理学会のフェローを務められています。2010年4月にKCGI第3代学長に就任し,2023年3月まで務められました。