京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材育成の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2024年8月8日,KCG教員の引率で,神戸市の国立研究開発法人理化学研究所計算科学研究センター(R-CCS)にあるスーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に2021年度に採択されていて,見学会はその高専連携事業の一環です。
神戸市中央区のポートアイランドにあるR-CCSには,京都すばる高等学校の1年生とKCG教員がバスに同乗して到着。展示エリアで現在運用中の「富岳」や2019年に運用を停止した「京」の説明パネルなどを見学,研究員の解説を聞きました。「富岳」の実物も見学した後に30分ほど設けられた質疑応答では「富岳を動かすのに電気代はどれくらいかかるのか」「製作費用はどれぐらいかかったのか」「壊れたときはどうやって直すのか」といった質問がありました。担当者の丁寧な回答や説明に,生徒たちは大満足の様子でした。
見学会に参加した生徒たちから,次のような感想が寄せられました。
- 映像で見るより迫力があってとても興味深かったです。
- 富岳がどのような分野に使われているのか深く知ることができました。天気だけでなく様々なシミュレーションなどによって日々の生活に役立っていることも分かりました。
- 富岳というスパコンがすごいのは知っていたけど,どのような設備なのか知らなかったので今回の見学会で大きさや仕組みを知れて良かった。
- 電気代の金額を聞いたときすごく驚いたのと,ディズニーリゾートと同じということにもっと驚いた。
- 富岳1台の値段を聞いたときに,桁がすごくて脳がこんがらがったことが印象的です。
両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細
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