2024年度も京都府警サイバー捜査官対象の集中講義を開講中

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が2016年に京都府警と締結した「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」に伴う集中講義が,2024年度も実施されています。府警がサイバー犯罪捜査の中核を担えるよう育成している警察官を対象に,KCGIの教授陣がサイバー空間の脅威への対処に必要となる情報通信技術の高度で専門的な知識を修得できるよう講義をしています。

担当する教授はいずれも民間企業や研究機関,大学などで経験を積んだ,セキュリティ,ネットワーク,データベースの各分野のエキスパートです。講義は基礎に始まり,サイバー犯罪捜査につながる具体的な専門的内容についても触れながら進められています。受講生からは,毎年多くの情報処理技術者試験合格者が出ています。

府警は,サイバー捜査能力の向上や人材育成制度の確立などを目指して,大学,研究機関,情報通信業者などをメンバーとする「京都サイバー犯罪対策研究会」を2014年に設立, KCG,KCGIはその「育成研究部会」を担当しました。またKCG,KCGIは協定締結後,府警の警察官を対象に毎年集中講義を続け,2017年には,研修を受けた多数の警察官が情報処理技術者試験 基本情報技術者試験などに合格したとしてKCGグループが,さらに講義担当者を代表して内藤昭三教授が,それぞれ府警から感謝状を受けました。