京都コンピュータ学院(KCG)の7月15日(金)の必修授業「特別講義」で,株式会社シーエー・モバイルに「IT・インターネットモバイル業界と企業が求める人物像」をテーマに講演していただきました。同社人事企画・採用グループ新卒採用責任者の宮本 広大様は,社会で活躍したいフィールドを見つけるために,学生時代に分野を問わずさまざまな経験をしておくことが必要だと強調されました。
株式会社シーエー・モバイルは2000年にサイバーエージェント出資で設立されてからメディア,広告,投資事業の3事業を柱に活動し,16期連続で黒字経営を続けています。日本を代表するアーティストのモバイル公式ファンサイトの運用などが知られています。
講演では2000年代前半から誕生したIT・モバイル市場は現在に至るまで常に拡大傾向にあり,ソーシャルゲームの盛り上がりやガラケー(フィーチャーフォン)からスマートフォンへデバイスが変化したことを契機に,2014年では3兆9046億円の巨大な市場に拡大していると説明されました。
またIT・モバイル市場は製品一つひとつの盛衰が激しい点にも言及し,「今日の常識が明日の非常識になる」と語られ,自分の作った商品が爆発的なヒットになり社会現象を起こす可能性を秘めている面白味のある市場であると力説されました。
最後に学生に向けて,時間は有限であるため,学生のうちに自分がやりたいことを精いっぱい取り組み,その経験の中から社会と自分を照らし合わせて納得のいく職場を見つけてほしいとアドバイスをいただきました。学生は将来に向けて,今の自分の生活を見直し,今からできることを考えるとても良い機会となりました。