京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学(KCGグループ)と,船舶用電子機器など製造販売の古野電気株式会社様(本社:兵庫県西宮市芦原町9-52,古野幸男社長,東証1部上場)は1月29日(木)午後4時から,古野電気株式会社様本社で,産学連携に関する協定書を締結することになりました。
ITはさまざまな産業の中核的存在になっていますが,わが国発展のための礎ともいえる第一次産業ではその普及が特に求められ,研究開発が急がれています。海洋・水産部門では,魚群探知機開発のほか,効率的で持続的な漁業実現のため,人工衛星を活用したトレーサビリティ機能を持つ海洋の資源と環境に関するデータ収集システム導入などが模索されています。さらには,船舶の省エネ,安全運行,温室効果ガス削減,海洋汚染防止,海洋自然エネルギー利用などに向けた船舶のIT化も迫られています。
今回の調印により,両者が海洋(マリン)分野での研究開発および教育の推進に向け手を取り合っていきます。協定書には ▽ 教員・学生と研究者の交流 ▽ 共同研究および研究会の実施 ▽ 学術上の情報・刊行物および資料の交換-などを盛り込んでいます。
KCGグループは,ITの幅広い活用に向け,2005年に自動車とITを結びつけた自動車制御学科を京都コンピュータ学院に日本で初めて開設したのを皮切りに,日本が世界に誇るポップカルチャーに着目し,京都情報大学院大学にコンテンツビジネスコース,京都コンピュータ学院にはIT声優コース(2014年開設),マンガ・アニメコース(2015年新設)を設けるなど,さまざまな取り組みを進めています。