サイバー防犯教室開催,KCG作啓発サイトを洛南中生が体験

生徒向け「スマートフォン対応啓発サイト」を,KCG側から京都府警などに受納しました
生徒向け「スマートフォン対応啓発サイト」を,KCG側から京都府警などに受納しました

KCGグループ(京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学など)の協力により,京都府警主催の「サイバー防犯教室~スマフォで学ぼう情報セキュリティ」(株式会社 日本国際映画著作権協会共催)が12月16日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階ホールで開かれ,KCGグループが制作した生徒向け「スマートフォン対応啓発サイト」が,参加した洛南高等学校附属中学校の生徒約500人らに披露されました。洛南中生らは,サイトのクイズに挑戦するなどして,サイバー犯罪や著作権について理解を深めていました。

サイトは,キャラクターなどデザインがKCGIの韓 晴さん(2013年3月修了),音声はKCGゲーム学科3年の喜田茜衣さんが担当,植田浩司KCGI准教授の指導により,京都府警サイバー対策課からの依頼を受け,2012年春から制作を進めてきました。サイトは▽ マナー編▽ ルール編▽ クイズ編-で構成され,マナー編では個人情報の取り扱いに注意するなどネットモラルに関する内容を記載。ルール編では違法アップロード・ダウンロードなど著作権に関する内容を示しています。これらのおさらいになるクイズ編では,正解率によって壁紙が受け取れる仕組みで,いずれのページもキャラクターが利用者にネット上でのルール・マナー遵守を優しく呼び掛けていきます。

この日,KCG側から京都府警,日本国際映画著作権協会にサイトが受納され,音声担当の喜田さんは「サイトの制作中,サイバー犯罪の怖さをあらためて知らされました。中高生がインターネットのトラブルに巻き込まれないよう,このサイトが役に立てばと思います」と話しました。現在,中国に滞在中の韓さんは「スマートフォン向けにシンプルで面白いキャラクターをつくり出そうと努めました。中学生や高校生が安心・安全にインターネットを楽しむことができたらうれしく思います」とのメッセージを寄せました。洛南中学の代表生徒がクイズに挑戦しました。

防犯教室では,京都府警サイバー犯罪対策課や日本国際映画著作権協会からインターネット利用についての注意や説明がありました。長谷川亘 KCG・KCGI統括理事長は「よく勉強して,安全で楽しいインターネット社会を築いていってください」と呼び掛け,2014年から運用が始まる地理的名称トップレベルドメイン「.kyoto」について説明しました。洛南中生たちはこの後,貴重な過去のコンピュータを保存・展示しているKCG資料館を見学しました。

スマホで学ぶネットのマナーとルール
http://www.jimca.co.jp/manabi/