7月21日に桃知みなみ,LOLI.COM,てるひこのトークライブを開催しました

7月21日(日)に,KCGグループ創立50周年を記念した「私とIT」をテーマとするトークライブの第四弾,「ボカロとゆるキャラとアイドル 表現の進化系」を京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校で,オープンキャンパスと同時開催しました。ゲストは▽アニソンDJ 桃知みなみさん▽ボーカル,ラップ,コーラス,作詞,作曲,編曲などをこなすマルチクリエイター LOLI.COM(ロリコム)さん▽北海道函館市の非公認ご当地キャラクター てるひこさん(元 地域マスコットキャラクター まんべくん)。ITとのかかわりや,スマート化社会の未来などについて語り合いました(てるひこさんはツイッターで発言)。ニコニコ動画やツイッターで人気を集めている3人の出演とあって,オープンキャンパス参加者のほかにも大勢の一般のファンが会場を訪れるとともに,ネットでのライブ配信もあり,軽妙なトークライブを楽しみました。

世界初のアニメチックアイドル桃知さんは,子どものころは家にパソコンが無いなど,ほとんどITに縁がなかったといいます。上京して2009年にニコニコ動画でデビューしてからは,そのキャラクターがネットに乗って広まり,今や全世界にファンを持つ人気者。「以前は自分の声にコンプレックスを持っていましたが,スタッフに勧められて歌ってみたところ,多くの方に支持をいただきました。自分が閉じ込めておきたいと思ったことでも,受け入れられることが意外にあるのです。制限をかけるより挑戦してみようということを学びました」と経験を語り,ITについて「ネットがあってこそ今の自分があります。ネットは気持ちを自由に伝えられ,またいろいろな発見ができる自分をグレードアップさせてくれるツール。遠慮せずにどんどん飛び込んでいってはどうでしょうか」と話しました。

一方,父親の仕事の関係で4歳からパソコンを使うなど,子どものころからITは身近な存在だったというLOLI.COMさんは,中学1年のころからコンピュータで作曲を始めたそうです。2012年にメジャーデビューを果たし,今や作曲だけでなくボーカル,ラップ,コーラス,作詞などもこなすマルチクリエイターとして多くのファンを持ちます。「音楽にラップやファンキーな要素を取り入れたい」と常に思い活動していると披露。「ITが先で,その後に音楽の世界に入っていった」というLOLI.COMさんは,スマート化社会へのメッセージとしてITを活用して自分をどんどん掘り下げていってほしい」としながらも「現在のネット社会のように最初から開けた世界では,どうしても楽な方向に流れがち。たとえば,安易なコミュニケーションばかりを選択して,肝心のアナログ的な人間関係づくりが苦手になる傾向があり,これは避けなければなりません」と警鐘を鳴らしました。

函館を含め北海道の地域活性化に励み,全国ツアー「てるひこ祭」を開催中のてるひこさん。本名は大橋輝彦,年齢は9歳だそうです。今回のトークライブでは,他の3人のトークに,ツイッターでユニークな「突っ込み」を次々と入れ会場の笑いを誘いました。ITを学ぶ学生へのメッセージとして,少々ジョークを込め「ITは今まで苦労してきたものを楽にするツールの一種だべ。生き方をシンプルにでき楽を生み出すことがITだと俺は思うな」と発言しました。

LOLI.COMさんの即興の歌と桃知さんのダンスの披露などもあり,訪れた人たちは,それぞれのキャラクターに癒されながら,楽しいひと時を過ごしました。


トークライブ「私とIT」シリーズ第四弾「ボカロとゆるキャラとアイドル 表現の進化系」
http://kcg.edu/50th/events/私とit桃知みなみ・ロリコム・てるひこ/

ダンスを披露する桃知みなみさん
ダンスを披露する桃知みなみさん