世界中で人気を集めるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリストを務めるニッツァ・メラスさん(京都コンピュータ学院 教授)が,10月15日~25日,京都コンピュータ学院と京都情報大学院大学の学生を対象に,「デジタル・オーディオ制作」の授業を担当しています。
授業の会場は,音響効果が西日本有数の素晴らしさと評価されクラシック・コンサートも頻繁に開催される京都コンピュータ学院6階大ホール。ボーカリストのほか,CMやゲームキャラクターの吹き替えとしても活躍されているニッツァさんは,自らの活動の場でITが駆使されていることを紹介しながら発声法などを指導,授業を受けた学生たちは楽しそうに大きな声で歌い,自分の声を磨いています。また,アニメのアフレコにも挑戦し,音のデジタル処理に関する理解を深めている様子です。
ニッツァさんは,京都コンピュータ学院50周年・京都情報大学院大学10周年記念式典(6月1日開催)のオープニングで「We’re Not Alone/Jupiter」を熱唱,祝賀会ではライブも繰り広げ,KCGグループの晴れの日を飾りました。
京都コンピュータ学院は,デジタル化された音声を処理することのできる人材を育成するため2014年4月,C学系(コンピュータサイエンス学系)の情報処理科に「IT声優コース」を新設します。発声法,演技演習,アクセントや漢字の読み取り,文章読解の練習,ナレーション演習,アフレコ演習,MC演習などに加え,音楽や,音声の再生・録音・加工といった「デジタルサウンド系基礎科目」を設ける計画で,今回は,「IT声優コース」の授業をひと足早く実現した形になりました。
ニッツァ・メラス
多言語を操り,世界各地で聴衆を魅了してきたカナダ・モントリオール生まれのシンガーソングライター。各国でサーカスやミュージカルなどの公演を続けるエンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」のメインボーカリスト3人のうちのひとり。そのうち自らが作詞作曲した歌が,シルク・ドゥ・ソレイユのショーに採用されたのは,彼女のみで,事実上,同集団のトップ歌手といえる。レーベル(レコード会社)には属さず,歌,作詞作曲のみならず,グラフィックデザイン,プロモーション,販売まですべてをこなす。2013年より京都コンピュータ学院 教授。