SIG-Japanが5月にデジタルリテラシーセミナーを開催

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京都情報大学院大学(KCGI)・京都コンピュータ学院(KCG)学内に事務局のあるスクール・オン・インターネット・ガバナンス・ジャパン(SIG Japan)は,インターネットと公共政策に関するキャパシティビルディング(能力構築・向上)の一環として,グローバルな視点からデジタルリテラシーを考えるセミナーを2025年5月29日(木),KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校6階大ホールで開催します。SIG Japanはインターネットに関する課題をさまざまな角度で考察するイベントを開いていて,今回は2025年度の第1回。インターネット・公共政策・デジタルリテラシーに関心のある方ならどなたでも無料で参加可能です。

セミナーは,KCGIサイバー京都研究所(CKL)の協力で開催されます。CKLは,安心・安全なインターネット環境の実現を掲げ,青少年のエンパワメントや社会貢献活動を積極的に行っています。さらに,KCGIは「.kyoto」という地理的トップレベルドメイン(gTLD)のレジストリ事業者として,地域に根差した安心安全なインターネット空間の構築にも取り組んでいます。

本セミナーは総務省と関連団体・企業が推進する官民連携プロジェクト「デジタル・ポジティブ・アクション」に賛同しています。このプロジェクトは,インターネットやSNS利用におけるリテラシー向上を目指すものであり,KCGIは日本初のIT専門職大学院としてそのビジョンに共鳴し,若い世代が安心・安全にSNSを利用できるよう,倫理的な視点から情報環境を整えることを目的に本セミナーを開催します。

今回は,米・ニューヨークからTikTok Global Head of Youth and Safety PolicyのEmma Leiken氏を講師に迎え,「メディア・リテラシーと青少年の安心・安全」と題し,青少年のテクノロジー利用や青少年を守るためのポリシー,社会的責任ある技術開発などについて,グローバルな視点から講演していただきます。

CKLは,京都府が運営する学術研究施設「けいはんなオープンイノベーションセンター」(精華町・木津川市)で活動してきましたが,2025年3月に京都市内のKCGI百万遍キャンパスに拠点を移し,新たにスタートしています。

開催概要

イベント名
2025年度第1回SIG Japanセミナー
講演
「メディア・リテラシーと青少年の安心・安全」
講師
Emma Leiken
言語
英語・日本語(逐次通訳)
逐次通訳:田中恵子(京都情報大学院大学/サイバー京都研究所)
日程
2025年5月29日(木)
受付:10時40分~
開演:11時10分
終了:12時40分
会場
KCGI京都駅前キャンパス・KCG京都駅前校6階大ホール
〒601-8407 京都市南区西九条寺ノ前町10-5
アクセス
参加費
無料(事前申込制)
対象
インターネット・公共政策・デジタルリテラシーに関心のある方ならどなたでもご参加いただけます。
申し込み方法
以下のフォームより必要事項をご記入のうえ,お申し込みください。
https://forms.office.com/r/F6RkJGLGDP
お問い合わせ
sig@kcg.edu
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講師プロフィール:
Emma Leiken
青少年のオンライン上の安全とメディア・リテラシーに取り組む,分野横断的なテクノロジー政策リーダー。現在,ニューヨークを拠点に,TikTokのTrust and Safety部門でGlobal Youth Safety and Wellbeing Policyチームを率いている。
以前は,Omidyar Networkで青少年の安全とテクノロジー政策に関する取り組みを主導。そこで,責任あるテクノロジーの設計,政策,アドボカシーに取り組む若者リーダーを支援するため,15の出資者による数百万ドル規模のプール型基金「Responsible Technology Youth Power Fund」を共同設立した。
オーバリン・カレッジで宗教学の学士号を取得後,ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でテクノロジーに焦点を当てた国際開発学の修士号を取得。
現在,Cyber Collectiveの理事,Center for Intimacy Justiceの諮問委員,またカリフォルニア大学バークレー校の2023–2024年度 非常駐テクノロジー政策フェローも務めている。