NAIS研究会でKCGI学生が発表

「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して講演する荒井修亮KCGI教授(2025年3月12日,KCGI京都本校百万遍キャンパス)
「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して講演する荒井修亮KCGI教授(2025年3月12日,KCGI京都本校百万遍キャンパス)

京都情報大学院大学(KCGI)に事務局がある日本応用情報学会(NAIS :Nippon Applied Informatics Society)の2024年度研究会が2025年3月12日,KCGI 京都本校百万遍キャンパス大講義室で開かれ,KCGIの学生らが研究成果を発表しました。

研究会では,まず荒井修亮KCGI教授が「ジュゴン・ウミガメ・オオナマズを追いかける〜見えないものを観るバイオロギング」と題して招待講演。エビトロール(底引き網)によるウミガメの混獲をいかに防ぐかというタイの水産局からの要請に基づくプロジェクトから始まり,タイにおいて20数年間にわたって取り組んできたジュゴン,ウミガメ,メコンオオナマズの研究成果を紹介しました。

続いて,KCGI学生の丁さんによる「YOLOに基づく静止画からの火炎および煙の検出システムの実装とその評価」,伊藤さんによる「転移学習を用いたVideo Vision Transformerによる単語レベル手話認識」,早間さんによる「物体認識と音源分離の組み合わせによる動画データからの立体音響の生成システムの試作と評価」の研究発表が行われました。

NAISは,コンピュータと情報技術の応用に関する学術及び関連技術の振興をはかり,学術セミナーや論文誌の刊行などの活動を通じて,会員相互の協力と資質の向上を促進しながら,関連分野における人材の育成,IoT関連ビジネス技術に関わる教育及び産業の発展に寄与することを目的として活動しています。研究会にはKCGIの学生らも参加し,研究の成果を発表し,他の研究者から示唆に富んだ意見をもらえる貴重な機会ともなっています。

NAIS研究会ではKCGIの学生らの研究発表も行われました(同)
NAIS研究会ではKCGIの学生らの研究発表も行われました(同)