かんさい観光情報学研究会を共同開催。KCGIの学生,教員らが研究発表を行いました

かんさい観光情報学研究会で地方における持続可能な観光の発展に関する研究を発表するKCGIの学生(2025年2月15日,京都情報大学院大学京都駅前サテライト)
かんさい観光情報学研究会で地方における持続可能な観光の発展に関する研究を発表するKCGIの学生(2025年2月15日,京都情報大学院大学京都駅前サテライト)

京都情報大学院大学(KCGI)との共同による観光情報学会のかんさい観光情報学研究会2024年度第1回研究会が2025年2月15日,KCGI京都駅前サテライトで開催され,KCGI観光IT専門分野の学生,教員らが研究発表しました。大阪,和歌山の学会メンバーのほか,京都コンピュータ学院(KCG)や観光IT専門分野以外のKCGIの学生たちも多数参加,活発な質疑応答や意見交換の機会があり,学生にとっても今後の研究・学習に役立つ学びの場となりました。

研究会では,京都外国語大学国際貢献学部グローバル観光学科の増田央准教授が「清酒広告動画を活用したロボットによる情報伝達とそのパーソナライゼーションの効果検証」と題して特別講演したほか,中国文化観光部駐日本東京/大阪観光代表処 元首席代表,中国観光協会サービス品質向上分会 副会長の王偉さんによる招待講演「中国旅行業: 低迷とその対応策」が行われました。観光について学ぶKCGIの学生や教員らによる発表では,大阪・関西万博開催を間近に控え,関西地方の持続可能な観光の発展を実現させていこうと多岐にわたるテーマが取り上げられました。

同研究会は,観光客の動態データの収集と解析,観光資源のデジタル化,スマートシティの実現に向けた取り組みなどを通じて,観光地の魅力向上と観光客の分散化を図り,産官学連携の枠組みを活用して実社会での実装と展開を目指すことを目的としています。KCGIは専門分野の一つとして,ICTを応用して新しい観光サービスや観光ビジネスモデルの創出を学ぶ「観光IT」を開設しています。今回の研究会は観光IT専門分野の教員が中心となって準備を進めてきました。

特別講演では京都外国語大学の増田央准教授がロボットと生成AIを活用したマーケティングにおける情報提供手段の差の顧客に与える影響の評価手法について話しました
特別講演では京都外国語大学の増田央准教授がロボットと生成AIを活用したマーケティングにおける情報提供手段の差の顧客に与える影響の評価手法について話しました