KCGIの入学定員を1,000名に。開学時の12倍超

京都情報大学院大学(KCGI)は,2025年度入学生の定員を従来の880名から1,000名に増員します。2024年11月,文部科学省に変更届を提出しました。日本最初の専門職大学院として2004年度に開学した当時の入学定員80名の12.5倍となります。国内外で高いスキルを持ったIT人材の育成が叫ばれている中,情報系と経営系2つを専門領域とし,修了すると日本におけるIT応用分野の最高学位である「情報技術修士(専門職)」を取得できる本学への入学希望者が急増しているため,増員に踏み切りました。2022年夏には京都本校百万遍キャンパスに新校舎が完成,京都本校のほか京都駅前,札幌,東京にサテライトがあり,受け入れ体制は万全です。本学は今後も国内外のIT業界をけん引するリーダー育成に向けて努力していきます。

入学定員の増員に伴い,収容定員は2025年度1,880名,2026年度以降は2,000名となります。

ビジネスに応用するためのITは進歩を続ける一方,経済産業,厚生労働,文部科学の3省による人材供給の試算によると,国内IT人材は2018年時点で約22万人が不足,セキュリティ対策,電気自動車の普及といったIT需要が今後ますます拡大するとし,2030年には不足数が45万人(中位シナリオ=市場の伸び率を2~5%と仮定した場合)にのぼるとはじき出しています。産業界はとりわけ,高度なIT人材の不足を叫んでいます。

このような中,本学は▽人工知能 ▽データサイエンス ▽ウェブシステム開発 ▽ネットワーク管理 ▽グローバル・アントレプレナーシップ ▽ERP(Enterprise Resource Planning)▽ITマンガ・アニメ ▽観光IT-の8つの専門分野を置き,IT応用分野のトップリーダーを育成,産業界が求める有能な人材を輩出してきました。実務経験が豊富な教授が多いのも特長です。

京都本校百万遍キャンパス新校舎は地上4階地下1階建てで,アクティブラーニングなど多様な学習形態に対応可能なハイフレックス仕様の教室,新しい発想の展開を促進させるイノベーションルーム,オンライン授業・ミーティングに対応する個人用ワークブース,IT関係を中心とした書籍を所蔵するライブラリー,多目的ホールとしての機能もある大講義室などを備えた先進的かつ画期的な校舎です。本学は英語による講義を多数開講していることから,近年はアジアや欧米のみならずアフリカや中南米諸国からの留学生が大勢学んでいます。