文科省委託事業 KCGと高専連携の京都すばる高校生が,夏期集中講義でプログラミングを学びました

京都コンピュータ学院(KCG)とIT人材育成の一貫教育で連携している京都府立京都すばる高等学校情報科学科の生徒が2024年8月5日から3日間,KCGで夏期集中講義を受講しました。両校は文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に2021年度以降採択されています。高等学校と専修学校が効率化された一貫カリキュラムを開発,実施することにより技術系分野の教育を加速させ,5年間でIT中核人材の育成を目指しています。一貫カリキュラムは京都すばる高等学校の2022年4月入学生から適用。夏期集中講義は今回3度目で,両校の取り組みが着実に進んでいます。

受講したのはIT,プログラミングを学んでいる1,2年生。京都すばる高等学校ではシステム開発の基本としてC言語とJava言語を学んでいますが,集中講義ではWeb開発の基本であるHTML,CSS,JavaScriptに挑戦しました。1日目はWeb上で絵や図形を描く方法を学び, 2日目からは保存や色の変更,レイヤー分けなど様々な機能を追加してWebアプリケーションとして完成させました。集中講義翌日にはKCG教員が引率して,神戸市のポートアイランドにある理化学研究所計算科学研究センターを訪れ,スーパーコンピュータ「富岳」を見学しました。

参加されたみなさんから次のような感想をいただきました。

  • とても楽しかったです!! 時々ついていけなくなることもあったけど自分で考えたり,教えてもらえたりしながら完成させていけるのがとても楽しかったです。 また高校に来てください!!!!!!!!!
  • 授業の間に考え方やプログラ厶を作るときの注意点について教えてくれたことがとても良かった。また,生徒が仕様について問いかけてその内容によって変わる授業が高校ではあまりやってこなかったのでとても新鮮だった。
  • 淡々と提示されたコードを入力し,解説されるより,自分たちで決断することで,実際にものを作っているという実感があった。ただプログラムのことだけを解説されるのでなく,VSコードやショートカットのことを学べプログラムを書く力がついた。とても楽しい3日間でした。

両校が進める「専門学校・高等学校連携による中核的IT専門職人材の加速型育成プログラムの開発・実証」「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」の詳細
https://www.it-edu.kyoto/