京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI),京都自動車専門学校(KCGM)などKCGグループは2024年6月14日,KCG京都駅前校・KCGI京都駅前サテライト大ホールで世界を舞台に活躍するヴァイオリニスト鷲見恵理子さんと国際的ピアニストの多川響子KCGI教授が共演する「鷲見恵理子&多川響子デュオコンサート」第1部,第2部を開催しました。会場にはKCGグループ学生のほか,本学訪問中の仏大学ESTIAM(École supérieure des technologies de l’information appliquées aux métiers)の教員・学生,本学の教育活動にご理解・ご協力いただいている皆様などの招待者も見え,ヴァイオリンとピアノ名奏者のデュオを堪能しました。
鷲見さんは,1998年に米・ジュリアード音楽院卒業,その後,カーネギー・ホールでニューヨーク・デビューリサイタルを開催しました。アメリカ,イタリア,オーストリア,北欧,ブルガリア等で多数のオーケストラと共演し,日本でもサントリーホール,東京国際フォーラム等での公演のほか,東京交響楽団,新日本フィルハーモニー等と多数共演しています。現在イタリア・ミラノ在住で,同国やオーストリアを中心に活動しています。この日のデュオでは,ヴァイオリンの名器ガルネリウスの音色を響かせました。
多川教授は,京都市立芸術大学音楽学部卒業で同大学院音楽研究科修了(修士:音楽),(ドイツ)ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持ち,国内外でソロリサイタルを数多く開催するほか,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で活躍中です。「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」(2009年~2011年)を成功させたことでも知られます。KCGIでは「音楽概論」を講義。この日は,ホール常設ピアノのスタンウェイを奏でました。
第1部,第2部を通じ演奏されたのは次の曲目です。
- クライスラー「コレルリの主題による変奏曲」
- グルック/クライスラー「オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』より“妖精の踊り”」
- クライスラー「ウィーン奇想曲」
- 「前奏曲とアレグロ(プニャーニの様式による)」
- 「ジプシーの女」
- シューマン/クライスラー「ロマンス」
- パガニーニ(シューマンによる伴奏付き)「24のカプリス No.21」
- クライスラー「テンポ ディ メヌエット」
- フランク「ヴァイオリンソナタ イ長調」
- 第1楽章 Allegretto ben moderato
- 第2楽章 Allegro
- 第3楽章 Recitativo-Fantasia:Ben moderato-molto lento
- 第4楽章 Allegretto poco mosso
KCGグループでは,専門知識と技術を修得するだけでなく,学生の知性・感性涵養のため一般教養科目をカリキュラムに取り入れ,クラシックなどのコンサート,各種文化講演会,伝統芸能鑑賞会等を実施しています。こうしたイベントは一般の方々にも鑑賞していただいています。