京都コンピュータ学院(KCG)の姉妹校である米国ロチェスター工科大学(RIT)から学生14名と教員らが来日し,2024年5月24日~26日,KCGのグループ校京都情報大学院大学(KCGI)百万遍キャンパスでKCGのデジタルゲーム学系の学生とRITの学生による「ゲームジャム」を開催しました。「ゲームジャム」は,クリエイターが集まり短期間でテーマに沿ってゲームを開発するイベントで昨年に続いて対面により実施。KCG・RIT混合の5チームで,3日間にわたり,約18時間でゲーム制作にチャレンジし,それぞれが身につけてきた技術と知識を駆使し合いました。
学生たちは,来日前からSNSを通じて交流を開始。5月20日には,KCG京都駅前校でKCGとRITの学生たちの顔合わせをするウェルカムパーティーを開催しました。「ゲーム開発」という共通の目標があることから,初対面ながらすぐに意気投合。翌日には両校の多数の学生が参加し,ボウリングを楽しみました。「ゲームジャム」本番では,翻訳ツールを駆使したり, KCGIの学生も通訳としてサポートしたりして,言葉の壁をものともせずに,楽しんで共同開発に取り組んでいました。
最終日には,それぞれのチームが作品を発表。両校の教員からコメントをもらいました。
KCGの学生は,「自分にはないアイデア,世界のアイデアを吸収できました」「国籍を越えて開発するのは初めてだったので,本当に貴重な体験になりました」「コミュニケーションに時間がかかることもあったけれど,文化の違いから発見もあり,すごく新鮮で楽しかったです」「言語の違いで難しい面もありましたが,みんなゲームが好きで,自分でゲームを作りたいという思いが同じだからこそ,いっしょに楽しみながらゲーム開発ができたと思います」と話していました。
RITの学生たちは,日本に約2週間滞在して,ゲームジャム参加の前後に,京都で日本文化を体験したほか,大阪,広島,東京を旅行し,充実した日々を過ごしたようでした。
RITは1829年,米国ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に創立された工学系の名門大学です。世界でいち早く1991年にIT学科を設置したことで知られ,特にCG・ゲーム・IT分野の教育,実績は全米トップクラスの評価を得ています。KCGは1996年に同校と姉妹校提携を結び,学部編入が可能な留学プログラムを展開しているほか,情報処理科に4年制大学卒業者を対象にしたRIT大学院修士課程留学コースを設けるなど,長年,活発な交流を続けています。