パプアニューギニア工科大学でKCGからの寄贈パソコンの引き渡し式が行われました

学術交流協定に調印したPNGUoTオラ・レナギ学長とKCGI寺下副学長
学術交流協定に調印したPNGUoTオラ・レナギ学長とKCGI寺下副学長

京都コンピュータ学院(KCG),京都情報大学院大学(KCGI)などのKCGグループが海外コンピュータ教育支援活動(IDCE)として2023年,本学で使用した295台のコンピュータを,日本から南へ約4600キロ離れた南太平洋にあるパプアニューギニア独立国のパプアニューギニア工科大学(PNGUoT)に寄贈したことを受け,2024年2月7日にPNGUoT で寄贈PCの引き渡し式がありました。式にはKCG京都駅前校校長・KCGI副学長の寺下陽一教授とKCGグループで国際渉外を担当する西村祐二郎先生が出席しました。

パプアニューギニアでは2月から新年度が始まります。贈呈式はオリエンテーションのため新入生が集まった講堂で行われ,寺下副学長は「オセアニア地域で最初の学術交流協定をパプアニューギニア工科大学と結ぶことができてうれしく思います」とスピーチ。PNGUoTのオラ・レナギ学長は「KCGから寄贈していただいた295台のコンピュータは中古のコンピュータですが,全てインテル Core i7の高スペックのもので感謝しております。今後もKCGグループとのICT教育,日本語教育などの交流を期待しています」と謝辞を述べました。

贈呈式の前日の2月6日には,KCGグループとPNGUoTの間で学術交流協定の調印式を行い,PNGUoTからKCGグループへの留学生の受け入れや,ICT関連のカリキュラムアドバイスなどの交流を進めていくことになりました。

IDCE(International Development of Computer Education)は,KCGグループが発展途上国や東欧圏に教育で使用したパソコンを寄贈するとともに,指導に当たる現地教員を養成する国際的なコンピュータ教育の支援活動で,1990年にタイ王国へ寄贈したのを皮切りに,ガーナ,ポーランド,スリランカ,モザンビーク,パプアニューギニア,ニジェール,ガボン,シエラレオネなど,これまでに支援したのは合計26カ国となります。KCGグループはIDCEを通して,コンピュータ文化の創造と普及を世界的な規模で進めています。

セットアップされた寄贈パソコンとKCGへの感謝のメッセージ
セットアップされた寄贈パソコンとKCGへの感謝のメッセージ
新入生を前にスピーチする寺下副学長
新入生を前にスピーチする寺下副学長
講堂前に掲げられたKCG歓迎のバナー前での記念撮影
講堂前に掲げられたKCG歓迎のバナー前での記念撮影
KCGからの寄贈PCについて説明するPNGUoTのICTディレクター 原田氏
KCGからの寄贈PCについて説明するPNGUoTのICTディレクター 原田氏