京都コンピュータ学院(KCG)は,学校法人滋賀学園 滋賀学園高等学校(滋賀県東近江市建部北町520-1,近藤 芳治校長)と2023年2月14日,学校連携事業に関する協定を結びました。これを受けKCGは4月から同高校への出張講義を始めるほか,KCGに生徒を招いての施設見学,講義開講などを計画,専修学校における高度なITの教育に触れる機会を提供し,双方でさらに連携のあり方を模索しながら,生徒たちの能力伸長と適性に合った進路選択促進に向け尽力していきます。
この日KCG京都駅前校新館で調印式があり,滋賀学園高等学校の近藤校長とKCG京都駅前校の寺下陽一校長が調印書にサインし握手を交わしました。近藤校長は「KCG創立60周年という節目の年に提携できたことをうれしく思います。教育の幅を広げていくことが重要であり,4月からはメディアコミュニケーションを学ぶ授業が本格化するので,今後とも協力をお願いしたい」,寺下校長は「緑豊かな環境と立派な施設において斬新な教育を行っている滋賀学園高校の,グローバルな見地からの人間性を重視する教育方針は,KCGとも共通するもの。お互いに多くのことを学べると思います」とあいさつしました。
当面は週に1日,KCGの教員が同高校を訪れ,2年生を対象に授業「JavaScriptの2Dブラウザゲーム作成」の指導を担当することにしています。コロナウイルスの感染状況によってはオンライン授業も準備します。KCGは2021年6月から講師の派遣,2022年にはプログラミングの授業の一部を担当するなどして関係を深めてきました。
滋賀学園は和裁の専門学校として1933年に創設され,1999年に男女共学の高等学校となりました。2003年には中学校が併設され中高一貫教育を展開。「グローバル特進」「未来開進」「アスリート躍進」の3つのコースを置き,生徒の個性を伸ばしながら社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。部活動も盛んで,硬式野球や陸上競技などは全国レベルにあります。
KCGは日本最初のコンピュータ教育機関として設立し,2023年には創立60周年を迎えました。5万人以上の卒業生はIT業界などの第一線で活躍中です。長きにわたって培ったIT教育のノウハウを還元しようと,高校との連携事業などの取り組みを進め,京都府や滋賀県などの高校に対し,教科「情報」の授業担当や,出張講義などを実施しています。これまでに京都聖カタリナ高等学校,クラーク記念国際高等学校京都キャンパス,洛陽総合高等学校,つくば開成高等学校京都校,彦根総合高等学校と学校連携事業協定を締結。京都府立京都すばる高等学校とは2021年10月,連携して一貫教育することによりIT人材を育成するプログラムを構築し,文部科学省の「専修学校による地域産業中核的人材養成事業」に採択され継続しています。