京都コンピュータ学院(KCG),京都日本語研修センター(KJLTC)と京都情報大学院大学(KCGI)の2022年度秋学期入学式が9月30日(金),サイバースペースで挙行されました。新型コロナウイルス感染予防のため,学内大ホールでの開催を見合わせ,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が,オンライン配信動画を通じ式辞を述べ,新入生を歓迎・激励しました。コロナ禍が長引き社会のデジタル化が一段と強く求められる中,IT(情報技術)の専門知識と高度技術の修得,将来の夢実現への決意を胸にした若者たちが,5万人以上の卒業生・修了生を擁するKCGファミリーの一員として新たな学業生活をスタートさせました。みなさん,ご入学おめでとうございます。
KCGグループは新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まった2020年春から,入学式,学位授与式・卒業式をサイバースペースで挙行しています。
日本最初のコンピュータ教育機関として創立されてから59年となるKCGグループの沿革を紹介するビデオを視聴した後,長谷川統括理事長が式辞を述べました。統括理事長は新型コロナウイルス感染症の拡大防止と新入生・ご家族はじめ関係者の健康・安全を考慮して入学式をサイバースペースで挙行することを説明。そして「インターネットの普及に伴い,人類社会ではサイバースペースが発展してきました。みなさんにはぜひ,ITを存分に学ぶことによって,リアルスペースとサイバースペースを自由に往来できる能力を持った,時代の最先端をいく学生になっていただきたい」と求めました。また,KCGの教育理念,パイオニア精神やチャレンジ精神で貫かれた歴史と実績を紹介し,「KCGグループは,旧来からの学校の既成概念にとらわれることなく,常に時代の最先端を意識しながら,新しい試みに取り組んでまいりました。みなさんは,本学で学ぶことを選択し決意されたことに誇りを持って,将来を見据えながら学生生活を有意義に過ごしていただきたい。在学中に,生涯の宝となるような友達をできるだけたくさん作ってください。励まし合いながら十分に研鑽を積み,輝かしい未来を切り拓いていかれることを願っています」と期待を述べました。
茨木学長は式辞で,「DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉に代表されるように,社会全体のデジタル化が強力に進められています。しかし,そのために必要な人材は,数十万人規模で不足していると言われています。デジタル化に必要な人材とは,プログラムができるといった狭い意味だけではなく,ICT(情報通信技術)とはどのようなものかを理解したうえで,新しい応用分野に適用することができるような人材です」と指摘。そのうえで「本学に入学されたみなさんはICTの基本的な知識を系統的に学びますが,それに加えて,ご自分が選択した領域については,基礎から先端まで詳細な知識を獲得することができます。さらに意欲があれば,選択した分野に限定されずに,関連する広い分野についての知識を得ることも容易です。ぜひ積極的かつどん欲に,本学で学習するという貴重な機会を活かして下さい」と激励しました。
続いて,新入生を代表してKCGIに入学した大石さんが,「ICTの発達に伴い高度情報社会となった現代において,誰もが必要な情報を有効に活用できる,豊かで安全・快適な社会をつくり出すことが,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。理想の情報化社会の実現に貢献するため,ニーズに応え,時代を担える技術者となることを目指して,日々成長できるよう,努力します」と力を込め宣誓しました。
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KCGグループは,学生および教職員の生命・健康を守ることを第一に考え,授業や学校行事をサイバースペースで実施するなど, 新型コロナウイルス感染拡大防止のため最大限の取り組みを続けています。
新型コロナウイルス感染予防のためのKCGグループの対応
https://www.kcg.ac.jp/news/2021/04/47642/