ドイツSAP社のSAP認定コンサルタント試験に合格した京都情報大学院大学(KCGI)の学生が累計200人を超えました。2005年に1人目が出た合格者は,その後順調に増え続け,2017年6月には100人,2019年6月に150人,そしてこのほど200人を突破と,実績を重ねています。これを記念して2020年11月13日,KCGI京都本校百万遍キャンパスの教室で,ERPプログラムに所属する学生5人と,ERP教育担当の教員4人が出席してセレモニーが行われました。セレモニーは,感染症予防のため,参加人数の制限とともに校舎や機材の消毒,常時換気,教職員および参加者の検温など,最大限の対策を講じて開催されました。
セレモニーでは,指導した藤原正樹教授から合格した学生たちに記念品が贈られました。古澤昌宏教授からは祝意とともに,「学生諸君の努力と教授陣の奮闘の賜物と拝察します。SAP社公式サイトによると,認定者は『スキルを最新の状態に保ち最高水準の専門知識を確保』し続ける必要があります。経験を積み社会変革に貢献してください」と激励のメッセージが届きました。
富士通株式会社EBAS事業本部・戦略企画統括部の中江功統括部長からは,200人突破は「 大変な功績だと考えています。これまでの貴学の努力に敬意を表します」とお祝いのメッセージをいただきました。中江統括部長はまた,昨今の国内外の状況を踏まえ,「日本はDX後進国になりかねない状況です。それを日本の企業が回避するために日々努力を重ねているのですが,企業にとってのDX基盤となりうる有力なプラットフォームの一つがSAP ERPだと考えています」と強調。その点で,KCGIは「日本のDX基盤構築に携わる人材育成の一翼を担っているとも言えます。恐らく貴学にとっての200名突破は通過点とお考えと思いますが,これからもSAP認定資格試験合格者を増やすことにご尽力されることを期待しています」と祝福されました。
SAPジャパンの阿部理央SAP University Alliances マネージャーからは,「合格者の皆さんは,ちょうど道路で運転するための免許証を取得したようなものです。S/4 HANAというクルマを乗りこなすスキルを磨き,経験を積んでいってもらえたらと思います」というお祝いの動画メッセージと,学生向けの記念品として同社監修の書籍をいただきました。コロナ禍の中,企業はこれまで以上に変革を迫られているとし,「スマートフォン同様,アプリケーションを使用し,必要な情報にアクセスするという意味で現在,『ERP導入は経営の最低条件だ』と考える企業も増えてきています」と指摘。「環境の変化が大きく,変化のスピードが速い現代,企業のかじ取りにおいてS/4 HANAを自在に操ることがこれまで以上に必要になってきており,人材が求められています。貴学におかれましては,これまで以上に人材育成にご注力いただければ幸いです」と祝意を述べられました。
最後に,藤原教授が「SAPの認定試験はグローバルスタンダードの資格です。皆さんは資格を取り,ERPコンサルタントとして世界で活躍する土台を作られました。これを機に卒業後,大きく羽ばたいていってください」と激励しました。
ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)は,企業経営の基本的要素である「ヒト・モノ・カネ」の配分を最適化することで経営効率を高める計画手法です。SAP社のERPソフトウェアは多くの世界的企業に次々と採用され,同社のERPコンサルタント資格を持つ人材へのニーズは日増しに高まっています。
KCGIのERP教育は,経験豊富な教員が集まった強力布陣。入学当初のセメスターから計画的な講義・実習を実施して,SAP社認定試験合格を目指します。日本でもSAP ERPを導入する企業が増え続け,このERPコンサルタントの資格は就職への強力な武器になっています。これまでの合格者は軒並み就職を実現させ,一部上場企業に採用された人も30人を超えるなど,国内外の企業でIT分野をけん引するリーダーとして活躍しています。体系的にSAP ERP教育を行っている大学は日本ではKCGIのみです。次は300人目の合格者を目指しSAP ERP教育に力を入れていきます。
SAP認定試験合格者インタビューはこちら
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