モンゴルから来賓を迎えシンポジウムが開かれました

モンゴル・エトゥゲン大学について説明するムンクスク氏
モンゴル・エトゥゲン大学について説明するムンクスク氏

モンゴル・教育文化科学スポーツ省(MECSS)の高官2名と私立エトゥゲン大学の留学生業務責任者ら2名の来賓を迎え,2019年10月30日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校・京都情報大学院大学(KCGI)京都駅前サテライトで,「KCGI-MECSSシンポジウム」が開かれました。KCGI側から長谷川亘KCGグループ統括理事長や教職員らが出席しました。

シンポジウムの冒頭,歓迎のあいさつで長谷川統括理事長は,KCGグループの歴史や教育理念を紹介し,「10年以上前にモンゴル政府とICT教育について意見をやりとりする機会があったが,その後,無沙汰となってしまったので,本学と同国政府との関係を再構築したい」と話しました。KCGIの高橋豊教授は「ICTによる社会のスマート化」と題し,ICTの活用によって社会の各方面で進展しているエネルギーの効率化やリスク軽減について発表しました。

引き続き,互いの組織の説明があり,エトゥゲン大学のテムーレン・ムンクスク氏が約6千人の学生が学ぶ同大について,日本への留学・就職を希望する人もいることなどを紹介しました。MECSSのバヤリンツェン・オトゥゴントゥグ財務部長は,モンゴルで学生数が増加しているのに反し,大学数が減少している現状を受け,同部の広報を強化し,学生に世界ランキング上位の大学へ入ることよりも,自分に合った将来性のある専攻を選ぶことを奨励するよう政策変更したことなどを解説しました。

質疑応答では,モンゴルの大学やKCGグループが欧米流の単位互換制度を導入していることや,同制度と日本の一般的な大学が定める学位制度との違いなどに話が及び,同財務部長は「これからモンゴルの大学では,ICTやAIに関する専攻を強化・奨励していきたい」と発言。将来のKCGグループとの連携に意欲的な姿勢を見せていました。