京都府警のサイバー特別捜査官の育成にあたっていた京都情報大学院大学(KCGI)の内藤昭三教授が,その貢献を評価されて府警より感謝状が贈呈されました。府警はサイバー捜査能力の向上やサイバー特別捜査官制度の確立などを目指して,大学・研究機関・情報通信業者など22団体,31名のメンバーから成る「京都サイバー犯罪対策研究会」を2014年に設立し,内藤教授はその「育成研究部会」の委員として,サイバー特別捜査官研修生(一期生15人,二期生8人)に,ITやネットワークの基礎理論・コンピュータシステム・情報セキュリティなどについての講義や能力評価などを行ってきました。この研究会は2017年2月28日に最後の総会を府警別館の大会議室で開き,3年間の活動を終了しましたが,長期にわたる委員の熱心な活動への感謝を込めて,坂井孝行府警本部長から委員全員に感謝状が贈られました。
KCGIと京都コンピュータ学院(KCG)は2016年5月に,京都府警と「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」を結んでおり,今後も内藤教授を中心に,KCGグループ全体でサイバー特別捜査官の育成やサイバー犯罪の捜査に関して,府警との協力を推進していきます。