京都情報大学院大学(KCGI)教授でシンガーソングライターのニッツァ・メラスさんがディレクターとボーカリストを務めたMUΣA(ムーサ) ショーが2016年8月6日,京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階大ホールで開かれ,KCGグループの学生や一般の来場者が華麗な舞台芸術を楽しみました。MUΣA ショーはKCG創立50周年(2013年)を記念してニッツァ・メラス教授が制作したアルバム「MUΣA」の曲を,パフォーマンスや映像などともコラボレーションさせて披露する総合的な舞台芸術です。MUΣAはギリシャ語で「女神」を意味します。今年は1月に続いて2度目のショー開催になり,MUΣAのアルバムから8曲が演奏されました。
今回のショーでは,ニッツァ・メラス教授とアメリカで活躍する多彩なアーティストたちとのコラボレーションが実現し,これまでにない独創的なステージになりました。ロサンゼルスを中心に活動を続け,ヘア・アーティストとしてアメリカで高い評価を受けているリサ・ヤマサキ氏が参加して,MUΣAの曲にインスパイアされて創作した,独創的なヘア・アートやコスチュームを披露してくれました。ステージ後方のスクリーンには,KCGIのキリル・コシック准教授が曲のイメージに合わせて制作した,CGによる幻想的な映像が投影されました。また,ダンスの振り付けは,福岡県出身で幼少時からダンスを習い始め,現在はロサンゼルスを拠点にダンス講師として活躍するカナ・ミヤモト氏が担当し,メイクアップは,ニューヨークやロサンゼルスを中心に活躍するマスターメイクアップアーティストのROSHAR氏が手がけました。
ステージ上では,ニッツァ・メラス教授の歌を中心にして,アメリカで活躍するダンサーとモデルたちが,華麗で躍動的なダンスとパフォーマンスを繰り広げました。普通であれば楽屋裏で行う衣装の着付けを,パフォーマンスの一部としてステージ上で演出することで,なかなか目にすることのない一流アーティストの着付けのテクニックを,間近に見る機会となりました。コスチュームのデザインは,日本での公演を意識して,仏陀やドラゴンなど,アジアのイメージを強く意識したものも取り入れられていました。「Moon Goddess」 の楽曲では,花魁と羽織袴をイメージしたファッションに身を包んだ男女ペアのダンサーが、ステージ全体を使ったダイナミックな踊りを披露。続く「Sana」の楽曲では,ステージ後方で和服のファッションの着付けをしながら,その前方では、赤い和傘を小道具に活用したダンスが舞われ,西洋と東洋の文化を融合させたユニークな表現を見せてくれました。
ショーの最後には,ヘア・アートやコスチュームを間近に見る機会が設けられました。学生たちはステージに上がって,モデルが身に付けているヘア・ピースやコスチューム、ネイルアートなどを目の当たりにし,プロ・アーティストの技術の高さと表現力に驚いていました。KCGグループでは今後もMUΣAショーを継続して,ニッツァ・メラス教授を中心に,ITを駆使したオリジナルな舞台芸術を創造していきます。
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