京都情報大学院大学(KCGI)でかつて教授として教壇に立っていた李弘燮(Hong-sub Lee)氏がこのほど,韓国政府より大統領府直属個人情報保護委員会委員長(大臣級)に任命されました。任期は2016年5月30日から2019年5月までです。韓国も日本と同様,情報セキュリティの強化が急がれています。知識とご経験が豊富な李元教授の手腕に,韓国政府・国民の期待が集まります。
李弘燮 元教授は韓国・情報保護最高責任者協議会(CISO)会長に就任するため,KCGIから離れられました。同時に韓国大統領府直属個人情報保護委員会委員(コミッショナー),建国大学教授としても活躍。2013年6月1日に国立京都国際会館で開かれたKCGグループ創立50周年記念式典には来賓としてお越しになり,祝辞を述べていただきました。
李弘燮 元教授は韓国・漢陽大学校大学院修士課程修了(電子工学専攻)、大田大学校コンピュータ工学博士で,アジア/韓国PKIフォーラム議長,韓国情報保護振興院(KISA)院長,韓国保護学会会長などを歴任されています。KCGIでは「情報セキュリティ/PKI」を担当,▽サイバー犯罪対応のための政策 ▽ハッキング,ウイルスなどに対する技術的対応 ▽安全な情報システム運営に必要なISO国際情報セキュリティ管理基準などに対する分析 ▽インターネット上での身分確認と取引情報の無欠性維持のためのPKI基準認証技術― などについて学生に教授していました。
※ PKI(Public Key Infrastructure,公開鍵暗号方式を利用したセキュリティインフラ)