京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)が「サイバー空間の脅威への対処を担う優秀な人材の育成に関する協定」を京都府警と結びました。調印式は5月31日,KCG京都駅前校で行われ,KCGグループからは,長谷川亘KCGI理事長と長谷川晶KCG理事長,京都府警からは,石丸洋 京都市警察部長が出席し,協定書にサインしました。府警では,通信技術を悪用したサイバー犯罪に的確に対処するために,サイバー特別捜査官を育成する制度を2年前に設け,この春からは2期生の研修が始まりましたが,この協定に基づいて,KCG・KCGIのIT(ICT)に関する基礎的なクラスでの学習が,その研修カリキュラムに組まれることになります。府警では,研修生がIT(ICT)の基礎知識と技能を早い時期から学ぶことで,サイバー空間の脅威に対処する人材の育成が効果的に行われると話しています。
また,相互交流として,KCG・KCGIの学生が警察業務の見学・体験をすることや,第一線の現場で働く警察官が講師として,KCG・KCGIで授業を持つことも計画されていて,今後,KCGグループと京都府警との人的交流がさらに活発になることが期待されます。今回の調印式には,NHK・KBS・京都新聞が取材に訪れ,サイバー空間の安全の問題に対する一般の関心の高さもうかがわせていました。