2015年6月25日,京都コンピュータ学院(KCG)情報処理科 IT声優コースの2年生の授業「キャリア形成」に,プロダクション株式会社キャラ(本社・大阪市北区)に所属する声優 KINAKOさんとマネジャーの岩元トータさんが訪れ,学生たちに,声優になるための勉強方法やレッスンに向き合う姿勢などについて指導してくださいました。お二人のユーモアたっぷりのお話に,笑顔と元気な声が弾けっぱなしの90分でした。KCGではIT声優コースに限らず,プロとして活躍中の方から直接アドバイスをいただける機会を,今後も設けていきます。
京都市出身のKINAKOさんは,FM滋賀のパーソナリティーにレギュラー出演しているほか,TV番組,CM,アニメなどで声優,ナレーターとして活躍,トークショーやイベントMCなど多数の出演歴があります。
授業では自己紹介を済ませた後,「声優になるためには基礎が大事。まず,ナレーションがしっかりできなければ活躍の場がない」というKINAKOさんの考えのもと,学生たちは「この番組は京都コンピュータ学院の提供でお送りします」と,言い回しが難しい「きゃりーぱみゅぱみゅの ぱみゅぱみゅまつり」のセリフで練習しました。学生がひとりひとり発声するとKINAKOさんは「声を出すとき唇はそんなに動かさなくてよい,口の中を動かすように」「口は横ではなく,縦に開くよう意識して」「さ行,は行,ら行は十分に練習を」などのアドバイスを送り,学生たちは緊張しながらも,発声が次第に上達するのを感じ取っている様子でした。また岩元トータさんは学生たちの進路選びについて触れ「声優事務所やプロダクションは,レッスンの量が十分か,若手育成に力を入れているかを見極めて選んでください」と助言してくださいました。
IT声優コースはコンピュータ技術を駆使する声優の人材育成に向けて2014年4月に開設,学生たちは発生の基本訓練のほか,自分の声をデジタル化してコンピュータで加工する技術などIT関連の勉強にも励んでいます。