職業に必要な実践的かつ専門的な能力を育成するため技術および技能について組織的な教育を展開しているとして,京都コンピュータ学院(KCG)の5学科が,文部科学大臣より「職業実践専門課程」として認定されました。日本最初のコンピュータ教育機関であるKCGは,これまで4万人以上の卒業生をIT業界などに送り出すなど伝統と実績を誇っていますが,今回の認定により,KCGが社会の要請に応える教育機関として,あらためてその存在が認められたことになります。
認定を受けたのは▽アート・デザイン(A)学系の「芸術情報学科」▽ビジネス(B)学系の「経営情報学科」▽コンピュータサイエンス(C)学系の「情報科学科」▽デジタルゲーム(D)学系の「ゲーム学科」▽エンジニアリング(E)学系の「情報工学科」。いずれも,卒業すると,学士と同等の「高度専門士」の称号が得られる4年制課程です。文部科学大臣による認定制度は今年から始まり,KCGはいち早く認定を受けたことになります。
「職業実践専門課程」として認められるには,業界の第一線で活躍する企業や現役のプロフェッショナルと連携し,実践的な専門教育を受けられることが要件になっています。KCGは今回認定を受けた5学科に限らず,他の2~3年制の学科でも,1963年の創立以来,一貫してIT関連の最先端を走る人材を育成するための教育に取り組んでいます。他の学科も今後順次,認定を受けるための準備を進めていく計画です。
参考:「職業実践専門課程」概要(平成25年8月30日公布,施行文部科学省生涯学習政策局からの通知より)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/siryou/__icsFiles/afieldfile/2013/09/30/1339979_4.pdf