「人生を壊す薬物には絶対手を出さないで!」。8月2日(金),京都コンピュータ学院(KCG)の1年生を対象にした「特別講義」に京都府警の担当者を招いて,薬物乱用防止講座を開催しました。担当者はビデオを見せながら,薬物の危険は常に身近に存在していると警鐘を鳴らし,「安易な気持ちで覚せい剤や大麻といった薬物を始めてしまうと,やめられなくなり身を滅ぼします。決して甘く考えないでほしい」と訴えました。
講座を担当したのは京都府警本部組織犯罪対策第3課 警部補の辻 健さん。仕事がうまくいかない中「気分が爽快になる」と書かれたインターネットの掲示板を見て大麻を購入,その後覚せい剤にも手を出して依存症になり,健康を害するだけでなく会社をクビになったり友達を失ったりする様子を描いたビデオ「Lost ~大切なものをなくさないで」を使い,薬物の恐ろしさを解説しました。学生たちは,薬物を使用すると精神や身体にどのような影響を与えるのか,使用や所持・販売・手伝いなどでどのように罰せられるのかといったことや,薬物が自分だけではなく周囲までも不幸にしてしまうことなどを,あらためて知る機会になったようでした。
この後,辻さんは,薬物や,たばこ用巻紙などの吸引補助器,あたかも大麻のイメージを上げるかのようなタオルやお香,灰皿といったグッズを展示し,学生一人ひとりの質問に,丁寧に答えられていました。