2輪自走式ロボットがサーキットを激走――組込みソフトウェア分野における技術教育をテーマとするETロボコン2012関西地区大会(社団法人 組込みシステム技術協会主催)が9月16日(日),京都コンピュータ学院(KCG)京都駅前校6階ホールで開かれ,京都情報大学院大学(KCGI)の学生チーム「ドット京都」が初めて8位に入賞しました。全国大会出場はならなかったものの,学生チームとしては最高の成績を収め,来年に期待をつなぎました。
ETロボコンは,規定にそった同一の2輪自走式ロボット(レゴマインドストームNXTを使った倒立振子)に,障害コースを走らせることを目的に,タイムと障害のクリア,さらに組み込むソフトウェアの考え方を示すモデル図の水準を競います。関西地区大会は,KCGとKCGIが「特別協力・開催協力」の形で会場を提供しています。
競技には関西一円から26チームが参加。本学の「ドット京都」チームは1回目のトライ(OUTコース)で障害のないベーシックステージをクリア。2回目のトライ(INコース)でもベーシックステージをクリアしましたが,次の障害のルックアップ・ゲート(ロボットを仰向けに傾けて通過するハードル)をなぎ倒して止まりました。この健闘により,走行部門で6位となり,総合でも8位に入賞しました。
同チームはKCGI1回生の浦上宗樹さん,山内大介さん,廣戸隆成さん,山﨑佳祐さんの四人。また,卒業生で現在大阪大学特任研究員の河地裕介さんも手伝いました。リーダーの浦上さんは「今年は時間をかけて取り組んだおかげで,ベーシックステージをクリアするという目標が達成できてよかったです。今回の経験を来年以降の参考として伝えていきたいです」と笑顔で話していました。
前列左より,廣戸さん,浦上さん,山﨑さん。
後列左より,山内さん,河地さん