6月14日(木)・15日(金)にインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催された組込み総合技術展『Embedded Technology West 2012』(以降ETwest)に,KCGエンジニアリング学系が出展いたしました。
ETwestとは,毎年11月に横浜で開催される組込みシステム技術に特化した世界最大級のイベントの西日本版で,今回が7回目の開催となります。主要メーカーによる最先端の組込みテクノロジーの最新情報や最先端の製品が集う展示会です。また,今回は節電などで我々の生活と密接に関わるため注目度の高いスマートエネルギーに関する技術展『Smart Energy Japan 2012 in Osaka』も同時開催されました。過去最高の5551名が訪れ,2日間ともに会場内は盛況でした。
国内外の主要メーカーが最先端の組込みテクノロジーや商品を紹介する中,KCGは数少ない教育機関として,今回が5年連続の出展となりました。毎回の見学を楽しみに訪れる方以外にも,過去に来場された方から事前に見学を勧められてお越しいただいた方など,年々ご来場いただく方々の注目が増していることを実感します。
KCGは毎回,学生作品を中心に展示していますが,今回は500個以上のLEDがキュービック状に整列し鮮やかに発光する『LED Cube』や,東日本大震災の際にも問題となった災害時の通信障害対策に真剣に立ち向かい開発したというマルチホップ通信方式の『音声無線通信端末』(学生作品発表会-KCG AWARDS 2012-優秀賞)などを展示しました。また,ラジオコントロールカーにカメラとライト類を装備し,ゲーム機用のステアリング型のコントローラーとペダルで実車と同様の操作で操縦する『ステアリングコントローラーを使用したラジコンカー』(KCG AWARDS 2012優秀賞)が特に注目を集めました。
ブースでの説明を担当するエンジニアリング学系の在学生は,第一線で活躍される技術者から,展示作品をより素晴らしくするための具体的なアドバイスを受けられたことや,真剣にメモを取りながら質問される姿勢などに,強い刺激を受け,さらに卒業生が在籍する企業の方からいただいた「ハード・ソフトの両方を学んでいるKCGの学生さんは即戦力になるのですごく頼もしい」という嬉しいお言葉に自信を深めたそうです。
なお,ETWest2012に出展した学生作品は,KCGオープンキャンパスと8月18日(土)開催の電子工作ワークショップでご覧いただけます。