KCGグループの秋のクラシックコンサート「クラリネットとピアノの午後」は10月29日(土),KCG京都駅前校コンサートホールで開かれ、東京交響楽団首席クラリネット奏者のエマヌエル・ヌヴーさんと,日本を代表するピアニストの杉谷昭子さんが演奏,澄み切ったクラリネットの調べとピアノの競演で,訪れた大勢の一般の方々や学生たちに素敵な時間をプレゼントしてくれました。
演奏されたのはポール・ジャン=ジャンの「晴れた朝」や,ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」などアンコールを含め7曲。そのうちクラリネットを順に分解し,最後はマウスピースだけで曲を仕上げるアドルフ・シュライナーの「インマー・クライナー」ではエマヌエル・ヌヴーさんが熱演,演奏の合間には2人のトークもあり会場の笑いを誘うなど,訪れた人たちは大満足の様子でした。
エマヌエル・ヌヴーさんはフランス出身で,パリ国立高等音楽院を卒業され,現在は東京交響楽団首席クラリネット奏者として活躍されています。杉谷昭子さんは東京芸術大学卒業後ドイツに留学され,ヨーロッパでデビュー。一流オーケストラとの数々の共演やアルバム発表,国際ピアノコンクールの審査員を務められるなど日本を代表するピアニストとして活躍されています。KCGの初代学院長との交友のご縁もあり,以前からKCGの文化教養の授業で演奏され,またKCGでリサイタルを開かれています。
KCGグループでは,学生の知性・感性を養うため,1980年より各種文化講演会,クラシック音楽コンサート等を開催,一般の方々にも鑑賞する機会を設けています。