KCGは5月17日(火),世界7カ国からのJICA(独立行政法人国際協力機構)研修員の研修を京都駅前校で受け入れました。
この日KCGを訪れたのは,現在JICAの沖縄国際センターで「電子政府推進のためのプロジェクト管理」の研修を受けている,ベトナム,タイ,フィリピン,タンザニア,パレスチナ,グアテマラ,エジプトの政府職員合計11人です。日本の学校におけるIT化の先進事例であるKCGを見学するとともに,企業でのIT化推進における研修を受けるために来校しました。研修員たちはKCGの充実した設備や,かつて教育用に使用してきたコンピュータを保管している「KCG資料館」を見学し,感嘆した様子でした。また研修内容には「業務に役立つ実用的な研修だった」と満足していました。
KCGは1989年以来,途上国への使用済みパソコンの寄贈やコンピュータ技術者の研修実施など,海外コンピュータ教育支援活動(IDCE:International Development of Computer Education)の実績があり,対象国はこれまでに23カ国になりました。本学院ではJICAの研修を1994年から受け入れておりJICA沖縄国際センターからの見学受け入れも昨年に引き続き2回目で,日本のコンピュータ教育の中心として,KCGの名は国際的に知られています。今回の見学は,こうした実績に伴うものでした。
京都駅前校を訪れたJICA研修員の皆さん