京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)の2011年度入学式が4月9日(土),KCG京都駅前校で挙行され,意欲あふれる多くの学生たちが仲間入りしました。東日本大震災の影響で出席できない新入生もいましたが,新入生代表からは「被災地では多くの方々が頑張っている。技術と知識を身につけ,日本復活のため社会貢献できるよう努力していきたい」との力強い宣誓もありました。被災地からの新入生のためには改めて入学式を開催することにしています。
入学式会場の6階ホールは新入生や保護者,関係者らで埋め尽くされました。はじめに長谷川亘KCG・KCGI統括理事長が式辞。まず東日本大震災の犠牲者に対し哀悼の意を表した後,新入生はこの日から「KCGファミリー」の一員になったと強調。「日本で最も歴史のあるKCGが持つ校友(卒業生)のネットワークは大きい。皆さんはKCG入学を機に,これらタテのつながりを大切にするとともに,良き友人を多くつくりながらヨコのつながりも広げ,今までの自分から脱皮して新しく,大きく生まれ変わってほしい」と激励。「将来について考えを巡らせ,切磋琢磨しながらコンピュータの勉学に励み自分の道を切り拓いてください」と話しました。
続いて,茨木俊秀KCGI学長は「学生時代に目標を懸命に探し求め,実現に向けてまい進してほしい」と呼び掛けた後,「今回の震災で,通信網がまだまだ脆弱であることが露呈した」と指摘。「KCG,KCGIはプロフェッショナル養成の場。学生の皆さんはこの場で培った知識と技術で,プロとして日本の復興に貢献することを願ってやみません」と式辞を述べました。
これを受け,新入生代表の吉本悠真さん(情報工学科)が,日本の復興・社会貢献のために努力する決意を述べ「仲間たちと手を取り合いながら,社会を支える情報技術者となれるよう,粘り強い努力を続けていきます」と宣誓しました。
この後,オリエンテーションや保護者懇談会などがあり,学生たちはKCGファミリーの一員として新たな一歩を踏み出しました。