京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI)の2010年度入学式が4月10日(土),KCG京都駅前校で挙行され,将来の情報化社会を担う意欲あふれる多くの学生たちが仲間入りしました。新入生代表からは「一人ひとりが高い目標に向かって切磋琢磨していきたい」との力強い宣誓もありました。
本年度は入学者数が前年度より約2割増えたこともあり,入学式会場の6階ホールは新入生や保護者,関係者らで埋め尽くされました。はじめに長谷川亘KCG・KCGI統括理事長が式辞。ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英先生の『“考える”ということは,記憶を発展させて加工することである』という言葉を紹介し「知識・技術を材料として,自ら加工して創造する,このイノベーション的思考力,創造的思考力こそ重要であり,実社会で最も評価される」と強調。「音楽鑑賞や,多くの,特に異なる世界の人々と対話することによって芸術的創造性を担う右脳を活性化させながら,論理的思考中枢としての左脳の能力を高めることによってソリューションの創造性は高まります」と話しました。さらに,約3万9千人に及ぶ卒業生(校友)がIT業界から高く評価されていることを紹介し「KCG,KCGIの学生として誇りを持ち,IT関連科目の知識・技術の修得と実力養成に励まれるよう願ってやみません」と,はなむけと激励の言葉を贈りました。
続いて,茨木俊秀KCGI学長は式辞で「みなさんは,これから本学で学ぶ知識を表面的に記憶されるだけでなく,その中にある基礎的なもの,本質的なものを見つけ出し,獲得してほしい」と呼び掛け「これから本学で過ごす数年間は,みなさんの人生にとって最も輝く時間になる。ぜひこの大切な時期を楽しみ,友人をつくり,知識を吸収し,実りあるものとしてください」と述べました。
これを受け,新入生代表の川下真樹さん(関西大学卒・KCGI入学)が「情報化なくして社会の発展はないというこの時代,高度な情報技術者が求められています。理想の情報化社会実現への使命を担い,名誉あるKCG,KCGIの伝統を受け継ぎながら,学校の発展に向け努力していきます」と宣誓しました。
この後,オリエンテーションや保護者懇談会などがあり,学生たちはkcg.eduグループの一員として新たな一歩を踏み出しました。