京都コンピュータ学院 長谷川靖子学院長が去る10月に財団法人日本ITU協会から「国際協力特別賞」を受賞したことを記念したピアノリサイタルを11月21日夜,本学院京都駅前校6階ホールで開催しました。国際的ピアニストのパウル・グルダ氏がモーツァルトの名曲などを演奏し,訪れた人を魅了しました。また,本学院が中心となって展開している海外コンピュータ教育支援活動の拡大に向け,多くの善意(寄付金)が寄せられました。
パウル・グルダ氏は20世紀を代表する名ピアニスト,故フリードリヒ・グルダ氏の子息で,ピアノ演奏のほか作曲家などとしても世界的に活躍し,さまざまなジャンルにまたがる調べをCD約20枚に残しています。この日はモーツァルトのピアノソナタや,父が作曲した「プレイ・ピアノ・プレイ」,「”Light My Fire(Jim Morrison)”による変奏曲」など7曲を演奏し,観客のスタンディング・オベーションにも2曲のアンコールで応えました。
本学院には本年度,ボスニア・ ヘルツェゴビナ,エリトリア,キルギス,ウガンダの4ヵ国にコンピュータ200台を寄贈するという海外コンピュータ教育支援活動をさらに拡大する計画があり,会場で支援資金を募集し,多くの方々から理解をいただきました。
今回,長谷川靖子学院長が受賞したのは,本学院が1989年から始めた途上国に対する海外コンピュータ教育支援活動(コンピュータの大量寄贈と,現地教員養成を一体化した教育支援)の積極展開が認められたのが理由です。現在までに,寄贈コンピュータ(学院使用済み)3,000台,支援対象国は16ヵ国に達し,各対象国においてコンピュータ教育分野で画期的な教育革命を促しました。
※海外コンピュータ教育支援活動の詳細は,こちらをご覧ください。
※財団法人日本ITU協会は,ITU(国際電気通信連合)の日本での活動を担っています。受賞の様子は,こちらをご覧ください。