グループ校の京都情報大学院大学がチェコ・オストラバ工科大学と学術提携

グループ校の京都情報大学院大学とチェコ共和国のオストラバ工科大学は4月13日,学術交流提携を交わしました。昨年9月に結んだ友好提携から一歩前進した形となります。京都コンピュータ学院京都駅前校で調印式が執り行われ,両大学が連携しながら研究教育活動の充実を図っていくことを確認しました。今後,専門分野と具体的テーマを設定しながら,教員の相互訪問や大学院生の交換方式など交流活動を具体化,実践していきます。

調印式には京都情報大学院大学側から長谷川靖子理事長や萩原宏学長,オストラバ工科大学側からヨセフ・フィアラ経済学部長,カレル・スコカン同副学部長らが出席。カレル・ジェブラコフスキー・チェコ在日特命全権大使の立ち会いのもと,長谷川理事長とフィアラ学部長が交流提携書にサインしました。

調印を受け,フィアラ学部長は「提携により双方の友好関係を強化しながら発展につなげていきたい」とあいさつ。長谷川理事長は天文学者のケプラーや作曲家のドボルザークなどチェコがこれまでに輩出した人材を紹介したうえで,「チェコ人の人間性や頭脳と,日本人の感性が一致できる機会を得た。提携により新しい文化の創造を祈念したい」と期待を示しました。ジェブラコフスキー大使は「両大学,両国の人材や知識の行き来が活発になるなど,有益な協力関係が続くことを願う」と祝辞を述べられました。

オストラバ工科大学は1849年に鉱山学校として創立,1945年に総合大学となり現在,学生19,000人,教職員1,700人と同国では4番目の規模を誇ります。この日の学術提携に先立ち,2005年9月にはチェコ側で,同大学と京都情報大学院大学の母体となる学校法人・京都情報学園が学術友好提携を結んでいます。

京都情報大学院大学は2004年4月の開学以来,海外機関との学術・事業交流を積極的に展開していますが,ヨーロッパの大学との提携は今回が初めてとなります。

なお,このニュースは,4月14日の京都新聞朝刊にも掲載されました。