技術力と就職力を同時にUP！ ゼミナール形式のプロジェクト演習。
各科目で学んだ技術・知識を互いに関連付け，応用し，活用できる総合力をつけるために，各年次で「プロジェクト演習」を行います。
プロジェクト演習では，与えられた課題をこなすのではなく，グループで目標設定から企画，設計，作品制作，プレゼンテーションまでを行い，大規模で質の高い作品を作り上げていきます。就職活動の際には，プロジェクト演習で制作した高度な作品を示すことで，技術力を強くアピールできます。
実社会で活躍するためには技術力だけでなく，チームワーク，リーダーシップ，コミュニケーション能力，スケジュール管理能力，プレゼンテーション能力なども必要です。プロジェクト演習では，グループワークを繰り返し経験することで，これらの能力が自然に身につきます。また，履修年次に応じて，初歩的なものから高度なものまで段階的にテーマを設定して取り組むため，卒業年次には総合的な実践力が身についたことが実感できます。卒業年次のプロジェクト演習では，それまでの学習の集大成として，卒業研究を行います。
プロジェクト演習で制作した優秀な作品は，毎年2月に開催される「KCG AWARDS—学生作品発表会—」で発表し,表彰されます。
KCG AWARDS 2024 学生作品発表会
KCGでは毎年，学業の集大成である卒業年次をはじめとする各年次のプロジェクト演習などの成果を発表する「KCG AWARDS 学生作品発表会」を開催しています。学生作品の中から優秀作品を選出し，公開プレゼンテーションを行って最優秀賞を決定するイベントです。すぐに製品化できるレベルに達している作品も多く，産業界・学界関係者から高い評価を得ています。
卒業生が最先端─。KCG AWARDSは，まさにこの言葉を証明する催しです。
最優秀賞
Cycle Safety Computer
エンジニアリング学系:岩堀さん，髙橋さん，生駒さん，田邊さん
自転車に装備するデバイスです。ハンドル部分にCSCのマイコンとディスプレイ，車体後部に超音波センサを装着しました。スピードメータや天気などの情報を表示するだけでなく，後方からの車両の追い越しをLEDや音を用いて警告し，運転手に気付かせることができます。
優秀賞
勇者mini
デジタルゲーム学系 :山中さん，村山さん，市川さん
エンジニアリング学系 :タンさん
直感的な操作で楽しめるアクションゲームです。敵に攻撃を続けることでコンボを獲得し，勇者を強化できます。さらに，倒した敵を吹っ飛ばし，追撃することでバフを獲得することも可能です。コンボとバフを大量に稼ぎ，強くなった勇者でどんな敵も一瞬で倒す，無双する気持ち良さを体験できます。
優秀賞
マイクロマウス（Blue Light）開発
エンジニアリング学系:林さん
マイクロマウスという競技向けのロボットを製作しました。このロボットにゴール座標を与えることで，自律的に迷路を解きながらゴールに向かいます。これまでに修得した知識や技術を応用・実践するための題材として製作に取り組みました。
優秀賞
Blackbird（ブラックバード）
コンピュータサイエンス学系:磯部さん，山田さん，杉山さん，土居さん，小原さん
理想のSNSを目指して作成したソーシャルネットワークサービス。SNSの特性上，厳重なセキュリティ対策と安定性の高い設計がされています。サーバエンドにはPython用フレームワークであるDjango REST Frameworkを用い，フロントエンドであるクライアントアプリはJavaScriptとReactを使用して開発しました。
優秀賞
Dirty Planet
デジタルゲーム学系:薄井さん，松田さん，服部さん，森さん，藤田さん
自由な発想力で繰り広げる攻防のせめぎ合い体験を味わえることをコンセプトとした，最大4人でプレイできる3Dシューティングアドベンチャーゲームです。プレイヤーは，星の病気を治す医者となって病気の原因である汚染を除去し，最終的にステージ最深部の核を浄化してクリアを目指します。
優秀賞
Boozer
コンピュータサイエンス学系:菊嵜さん，岩崎さん，小川さん，岡本さん
簡単にカクテルを作れるようにサポートするWebアプリケーションです。材料，色，アルコール度数，味の複数の条件からレシピを逆引き可能で，好みのカクテルをすぐに見つけることができます。また，ARでリアルタイムにグラスの上に分量を示す線を引くことで，材料の分量を量らなくてもカクテルづくりができるようにしています。
