アメリカの一流大学に留学する。
KCGは,IT分野で世界屈指のレベルを誇るアメリカのロチェスター工科大学(RIT)と姉妹校であり,学生はRITへの留学が可能です。夏期短期留学制度のほか,RITの学部課程や修士課程への留学を目指すコースも設置しています。また中国の諸大学とも姉妹校提携をしており,希望する学生は留学も可能です。
KCGは,これまでの実績に基づいた理論面での確かな教育に加え,多くの海外の教育機関とカリキュラムを共同開発し,最新のトピックを授業内容に取り入れ,時代のニーズに応じた教育を進めています。グローバルな教育を展開し,世界が認めるKCGだから,このような留学制度が可能なのです。
KCGで取得した単位をアメリカの一流工科大学が単位認定
RITと姉妹校であることから,KCGで開講される多くの科目が,RITとの単位互換科目となっています。KCGで取得した単位がRITでも単位として認められるということは,KCGがアメリカの一流工科大学・大学院に匹敵する教育を行っていることの証明です。
KCGの学生のためだけのRIT夏期短期留学制度(サマーワークショップ)
夏期には,RITサマーワークショップが行われます。CG分野で全米No.1のRITの最新設備が特別開放され,RITの教授陣によるKCGの学生のためだけの特別なカリキュラムで,約2週間にわたり最先端のマルチメディア技術を学べます。
最短の留学期間でRIT修士号を取得するRIT大学院修士課程留学コース(情報処理科)
RIT大学院IT専攻(修士課程)などへの編入を目指すコースです。語学力養成などの留学準備を行いながら,修士課程の履修単位の約半分をKCGで日本語で履修し,RITに留学後,残りの単位を取得します。本コースは,日本の専修学校が初めて大学院教育に着手した例として注目を集めました。
RIT学部編入
KCGからRITへの留学の道は,大学院だけではなく,学部課程にも通じています。KCGの全日制2年以上のどの学科からでも,RITのComputer Science(CS)学科,Information Technology(IT)学科の学部3年次相当に編入できるプログラムが設けられています。CS学科では,コンピュータにかかわる理論やアルゴリズム,アーキテクチャなど,新しい技術を生み出すための理論・技術を学びます。IT学科では,さまざまな情報技術を用い,ユーザの要求に応えるソリューション(解決法)を導き出す技術・方法論を学びます。
RITは「CO-OP」というインターンシップを含めた独自のカリキュラムを組んでおり,企業での研修期間と合わせて通常5年間で学部を卒業することになります。研修はアメリカ,日本のいずれの企業でも可能です。卒業後は世界のコンピュータ業界で活躍することが期待されます。
- KCGにはRIT出身の教員が多数います。RIT留学に関して,留学後まで気軽に相談できる環境が整っています。
- 姉妹校であることから,SATなどの全米共通学力テストの受験は不要です。日常会話など留学に必要な英語力は,KCGで重点的に身につけることができます。また,TOEFL対策も行います。
- KCGで履修したコンピュータの専門科目・一般教育科目の多くは,留学の際,RITの卒業に必要な単位として認定されます。専門科目・一般教育科目を日本語で履修できるので,大変有利です。
※規定の科目を履修することが必要です。
KCGとRITの絆
KCGは,アメリカの工学系名門大学・ロチェスター工科大学と,長年にわたる教育交流に基づき,1996年に姉妹校提携を結びました。以来,それぞれの利点を活かしながら,IT・コンピュータ関連分野における最強の教育ネットワークを構築しています。
ロチェスター工科大学(RIT)は,1829年に創立され,“Alive, Dynamic, and Vibrant”,すなわち「生きた学問を勉強し,ダイナミックに社会で活用し,世界に広げていく」ことを教育の理念とした最もアメリカ的な名門大学です。KCGはコンピュータ教育における理論面,実践面をともに重視しており,両校の教育思想には多くの共通性があります。
RITのキャンパスは,ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に位置し,付近に世界三大瀑布の一つ,ナイアガラの滝があるなど,豊かな自然に囲まれています。約1300エーカーの広大なキャンパスに八つの学部と約1万7千人の学生を有する工学系総合大学です。
特にCG分野を扱うCollege of Imaging Arts and Sciences(イメージングアート&サイエンス学部)と,IT・コンピュータ分野を扱うB. Thomas Golisano College of Computing and Information Sciences(B.トーマスガリサノ・コンピュータ情報科学部)は,全米でもトップの実績を誇っています。また1991年に,全米でいち早くIT分野の専攻学科を設置したことでも有名です。
RITでは毎年,ヨーロッパ各国および日本の有名企業の社員を留学生として迎えています。富士フイルム,コニカミノルタ,大日本印刷,キヤノン,三菱製紙,ソニーなどの大手企業のサポートによる研究所が学内にあり,アメリカ伝統のプラグマティズムに基づく産学協同プロジェクトが展開されています。
メッセージ
スタンレー D.マッケンジー博士
元ロチェスター工科大学 筆頭副学長
Stanley D. McKenzie, Ph.D. Provost Emeritus
Rochester Institute of Technology
KCGとRITはそれぞれの国で,コンピュータ科学,情報技術,グラフィックデザイン,マルチメディア,そしてコンピュータアートなどの教育において先駆者的役割を果たしてきました。また,我々が協力して開発してきた教育制度は,お互いの学校をより充実したものにしています。我々は,今後も,より魅力的な計画を実現させる予定です。それらの計画が実行されると,学生たちの受講するクラスをより積極的で楽しく,そして彼らのニーズに合ったものにすることができ,また卒業生をすばらしいキャリアへと導くでしょう。
KCG and RIT have both been pioneers in our respective countries in the education of students in Computer Science, Information Technology, Graphic Design, Multimedia, and the Computer Arts. The innovations we have developed together have strengthened both of our schools. Even more fascinating opportunities lie before us, all of which will lead to excellent careers for our graduates, while making their degree work as students even more challenging, exciting, demanding, and fun!
スタンレー D.マッケンジー博士は2016年11月8日に永眠されました。KCGグループ一同,心よりご冥福をお祈りいたします。